しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

ケムちゃんって知ってる?

2016-09-13 00:10:20 | 
写真も無いのに猫記事を書きますね^^



お得意さんへ配達に行った

スチール製の物置の横に猫が居るのを発見してしまうのは猫キチの性質だろうか?

材木を何処に置くか迷っていると奥さんが出て来てあれこれ考えてくれ

物置のシャッターを開けて中に入れた。

「ねぇ、そこに猫が居るの知ってた?」

「はぃ、何処に行ってもすぐに猫を見つけてしまう特技があるので(笑)」

(才能あるビジネスマンなら大げさに驚いてみせるのでしょうけど)

スマホに撮りためてある猫の写真を見せられる。

「まんま、ノルウェージャンフォレストキャットですよね?」

「そうでしょ?初めは近所の飼い猫が遊びに来てると思ったのよ」

毎日通って来るのでごはんをあげるのを楽しみにしているそうです。

「うちの旦那が玄関に毛虫色の猫が入ってるぞ!と叫んだから名前もケムちゃんにした」

私は何も言えずに苦笑いしか出来なかった。もう少し可愛い名前を付けるべきだよね?



この、うちでは一番古いお得意さんは数年前に火事になって自宅を建て替えたばかり。

家族は無事だったが室内犬5~6頭が煙を吸って窒息死して

奥さんはしばらくの間ショック状態になってしまいました。

あの時は犬仲間が協力して火事場から遺体をすべて連れ出して綺麗に洗ってくれた。

犬達は口と鼻の周りが煤けているだけできれいな状態だったそう。

私の父が眠るお寺の納骨堂に安置されているみたい。(ペットの火葬もするお寺です)

もうニ度とペットを飼う事が出来ないだろうと旦那から聞いていたので

このケムちゃんの存在が以前の奥さんの心を取り戻してくれた。


「猫って病院へ連れて行くのも大変そうだよね?」

「犬派の方からはそう見えるのでしょうけど、私は猫しか知らないので…」

「耳カットしてあるから手術済みだよね?」

「顔の大きさと言い、オスだと思う」

「そう言えばお尻に、何かくっ付いているけど1個しか無いんだよ」

「いやいや人間のとは違い、毛に覆われているから1個に見えるだけでしょうか」

「警戒心が強いけど時々家の中に入って来るから元飼い猫だよね?」

「ペットショップで買った猫を簡単に捨ててしまう嫌な時代ですねぇ…」

「他の野良猫にごはんを奪われちゃうし、ケンカでも負けてしまうから心配なのよ」

「去勢したオスはケンカが弱くなるので出来れば家の中で飼って欲しいです」

「ケムちゃん、うちの子になってくれるかなぁ?」

「焦らず時間を掛けて家猫にしてあげて下さいね~」


犬好きの方は猫の身勝手な性格が苦手なはずなのに

この奥さんは以前のツッケンドンな物言いと笑顔が戻っていて

ケムちゃんにメロメロなのが伝わってくる(笑)

ケムちゃん、偉いぞっ!

コメント (4)
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