数日前に退院してきた○○さん。
高齢の奥さまと二人暮らしです。
娘さんは、結婚していて隣町に住んでいますが、お仕事が2交代でかなり多忙です。
慢性呼吸器疾患や心疾患もあり、そこに悪性腫瘍が重なっており、病状は不安定ですが、退院時まではADLもよく元気だったそうです。
とにかく、家に帰れるのがうれしくて、うれしくて。
やっと家に帰ってきて、翌日の初回訪問。
ちょっと顔色もすぐれず、おなかが張っているとのこと。
でも「苦しい所は?」「痛い所は?」と聞いても首を振ります。
でも、なんだかた調子悪そうです。
何度聞いても大丈夫とのことで、トイレ歩行の足取りもしっかりしていたので、その日はそこで終了しました。
そして昨日、「熱が出て、冷やせばいいのか温めればいいのかもわからない!」と妻からのコール。
退院時に出された抗生物質を内服させていましたが、それ以外のレスキューはありません。
SPO2も90~92%と低く苦しそうですが、パニックになりやすい老夫妻に酸素は無理だろうとの病院側の判断で、90%切るまでは酸素も入れない方針だったとか・・
病院に連絡しましたが、抗生剤で明日まで様子をみるようにとのこと。
そして、なにかあれば病院に連れて来るようにとのことでした。
幸い熱は少しずつさがり、SPO2も94%まで回復したので、その日は様子をみて、今朝再度状況を見に行きました。
ケアマネさんは信頼できるAさん。一緒に合わせてきてくれました。
そして、わかったこと。
○○さんは、やっぱりずっと苦しかったんです。お腹も痛かったし、調子も悪かった。
妻も「こんなに苦しそうなのに、苦しくないって言うんですよ。」と不安げ。
そうか、言えないんだ。
「○○さん、病院行きたくないものねぇ。苦しいって言ったら、また病院連れてかれちゃうとおもって、我慢してるのかな?」
そういったら、急に顔をくちゃくちゃにして、泣きだしてしまいました。
「おうちが好きなのね?」「おうちにいたいのね?」
うんうんとうなずきながら、泣き顔のまま固まっています。
そおか・・やっぱり。
病院としては、高齢でパニックになりやすい妻には見れないだろうと判断しての、通院の選択だったようです。
その時は、妻もそれでお願いします。と言う事になったのですが・・
その後、ご家族とケアマネとよく話し合い、環境を整えて医療的なサポートを十分で出来る体制を作れば、家にもっといられることもできると御話ししました。
ご家族も、「こんなに泣いて嫌がるものを、病院にはやれないよね。」と言うことで急きょ在宅の体制をとることにしました。
病院の連携室に連絡して、在宅に変更してもらい、紹介状もお願いしました。
そして、こんな時にはいつも何とか時間を作ってくれるめぐみ在宅クリニックへ連絡。
午後からI先生が往診してくれる事になりました。
ケアマネと私が再度たちあい、I先生の「大丈夫、病院には入れないから、ここにいようね。」の言葉に初めて笑顔がこぼれました。
そして、レスキューとHOTも導入となり、奥さんも一安心です。
○○さん、もう、我慢しなくていいからね。
高齢の奥さまと二人暮らしです。
娘さんは、結婚していて隣町に住んでいますが、お仕事が2交代でかなり多忙です。
慢性呼吸器疾患や心疾患もあり、そこに悪性腫瘍が重なっており、病状は不安定ですが、退院時まではADLもよく元気だったそうです。
とにかく、家に帰れるのがうれしくて、うれしくて。
やっと家に帰ってきて、翌日の初回訪問。
ちょっと顔色もすぐれず、おなかが張っているとのこと。
でも「苦しい所は?」「痛い所は?」と聞いても首を振ります。
でも、なんだかた調子悪そうです。
何度聞いても大丈夫とのことで、トイレ歩行の足取りもしっかりしていたので、その日はそこで終了しました。
そして昨日、「熱が出て、冷やせばいいのか温めればいいのかもわからない!」と妻からのコール。
退院時に出された抗生物質を内服させていましたが、それ以外のレスキューはありません。
SPO2も90~92%と低く苦しそうですが、パニックになりやすい老夫妻に酸素は無理だろうとの病院側の判断で、90%切るまでは酸素も入れない方針だったとか・・
病院に連絡しましたが、抗生剤で明日まで様子をみるようにとのこと。
そして、なにかあれば病院に連れて来るようにとのことでした。
幸い熱は少しずつさがり、SPO2も94%まで回復したので、その日は様子をみて、今朝再度状況を見に行きました。
ケアマネさんは信頼できるAさん。一緒に合わせてきてくれました。
そして、わかったこと。
○○さんは、やっぱりずっと苦しかったんです。お腹も痛かったし、調子も悪かった。
妻も「こんなに苦しそうなのに、苦しくないって言うんですよ。」と不安げ。
そうか、言えないんだ。
「○○さん、病院行きたくないものねぇ。苦しいって言ったら、また病院連れてかれちゃうとおもって、我慢してるのかな?」
そういったら、急に顔をくちゃくちゃにして、泣きだしてしまいました。
「おうちが好きなのね?」「おうちにいたいのね?」
うんうんとうなずきながら、泣き顔のまま固まっています。
そおか・・やっぱり。
病院としては、高齢でパニックになりやすい妻には見れないだろうと判断しての、通院の選択だったようです。
その時は、妻もそれでお願いします。と言う事になったのですが・・
その後、ご家族とケアマネとよく話し合い、環境を整えて医療的なサポートを十分で出来る体制を作れば、家にもっといられることもできると御話ししました。
ご家族も、「こんなに泣いて嫌がるものを、病院にはやれないよね。」と言うことで急きょ在宅の体制をとることにしました。
病院の連携室に連絡して、在宅に変更してもらい、紹介状もお願いしました。
そして、こんな時にはいつも何とか時間を作ってくれるめぐみ在宅クリニックへ連絡。
午後からI先生が往診してくれる事になりました。
ケアマネと私が再度たちあい、I先生の「大丈夫、病院には入れないから、ここにいようね。」の言葉に初めて笑顔がこぼれました。
そして、レスキューとHOTも導入となり、奥さんも一安心です。
○○さん、もう、我慢しなくていいからね。