病院では医師の仕事でも、在宅では訪問看護師がやらなければどうにもならないことがたくさんあります。
もちろん、基本的には医師法や看護師法にのっとって行いますが、緊急時そんなこと言ってられないことだってたくさんあるのです。
よく議論されるのは、男性のバルンカテーテルの挿入でしょうか。
女性は看護師が行ってよいのですが、男性は医師の仕事となっています。
女性に比べ、尿道も長いし前立腺というものがあって、そこが肥大していたりすると、カテーテルが入りずらくて、無理に入れようとすると出血したりします。
前立腺肥大の人で難しい人は、医師の中でも泌尿器科の医師でなければ入らないこともあるからで、出来れば私たちもやりたくはありません。
ただしネラトンカテーテルという、その時だけで留置しない導尿に関しては、カテが細いので挿入しやすいため、残尿測定なども含め看護師が医師の指示で行う事はよくあります。
でも、留置カテーテル(バルンカテーテル)は基本的に医師のお仕事となっています。
そうはいっても、訪問したら尿閉を起こしていて、お腹パンパンで苦しがっていることもあり、ほとんどの場合医師に連絡を入れると「バルン入れてください。」と言われてしまいます。
「法律でだめです。」っていっても、在宅の場合医師がすぐにこれる状況ではないので、医師の指示ということで、私たちがバルンカテーテルを留置することになります。
管を入れると出るわ出るわで、500から1000㎖くらいたまっていて、今まで苦しくて悶えていた患者さんの表情がす~ッと穏やかに変わっていきとっても感謝されるので、よかったなぁ・・と思う瞬間でもあります。
留置じゃなくてネラトンカテーテルでいいじゃないかと思われるでしょうが、そういう方はほとんどその後も自尿の出ないことが多く、神経因性膀胱とおもわれる経過がある場合は、あとでまた緊急訪問とならないように、留置していきます。
病院では自己導尿とか、家族による間欠導尿の指導とかになりますが、病状の進んだ方には介護負担が大きくなるので、留置にすることがほとんどです。
今回は、腎瘻の洗浄をどうするかという事で検討しました。
ストマと腎瘻のある患者さんがいます。
腎瘻は腰のあたりから管を入れて、直接腎臓の腎盂というところに留置して尿を出す処置です。
でも、とても細い管を入れるので、ちょっとしたことで詰まることがあります。
尿路感染を繰りかすと浮遊物があったり砂が混じったりして、詰まってしまう事があります。
詰まると腎盂に尿がたまってパンパンになり水腎症を引き起こすことになりますし、何より腰のあたりがhひどく張って痛みが出てきます。
これはとても辛い症状のようで、こうなると水も飲めなくなり患者さんはひどく苦しんだりします。
この解決策として、腎瘻の洗浄があるのですが、これは大原則医師のお仕事です。
ですが・・・
頻繁な閉塞に往診医がその都度対応するのは困難ですよね。
第一、患者さんの経済的な負担だってかなりのものです。
今回は、大学病院の泌尿器科の主治医が、もし看護師がやってくれるのなら、一緒に一回やってみますか?と言ってくれました。
手技やリスクや、連携について外来で話していただけることとなりました。
これは、うれしい申し出ですよね。
この先生は、サイボウズライブにも入ってくれていますし、大学病院の先生がわざわざ時間を取って直接指導というのは、めったにないことです。
で、昨日はめぐみ在宅クリニックのIナースと、出かけていきました。
久しぶりというか、私が働いていた頃とは比べものにならないくいら大きくきれいになっていて、そのぶんどこかよそよそしい、冷たい感じもしたりして・・。
待っている間に連携室にもより、今後の連携でお願いしたいことなどをお伝えし、それからまたウロ外来に戻りました。
患者さんも時間を合わせて到着しており、初めてウロのY先生にもお目にかかりました。
サイボウズのコメントの感じから勝手に想像していた感じとはとはだいぶ違ったけれど、森のくまさんみたいな優しい先生でした。
そこで、私がビデオを撮りIナースがメモを取り、いろんなことを想定した質問もでき、これなら安全にお引き受けできそうだと思い、安心しました。
もちろん指示書にも書いていただくとともに、万が一トラブルがあった時のために、同意書もつくりました。
リスクは回避しないといけませんから。
手技的には、洗浄液の量が少ないだけで、膀洗とあまり変わりはありません。
「何でも絶対だめです、できません。」では在宅は成り立ちませんが、法律の壁はあるしリスクも回避しないといけないし・・。
これからもこういうパターンは増えていくのかもしれませんね。
私たちも「何でもできます。します。」は危険だと思っています。
でも、医師を含めご家族の希望も含め、どこまでなら手伝えるか、どうすれば安全に行えるかをよく検討して勉強して対応していかないとダメですね。
ちなみに、よく問いあわせがあるけれど、絶対に看護師の処置をお断りしているのは輸血です。
在宅で、看護師だけでの輸血は絶対にしません。
免疫療法やCARTなどの血液製剤の一部は、医師の指示のもと行いますが、いわゆる輸血は危険が多く、急変時の対応も難しいので、原則一時入院で行ってもらいます。
ステーションのPCには、今まで行ったいろいろな処置のビデオがいつでも見れるようになっています。
スタッグは、それを見ながら手技確認をして、訪問に行ったりしています。
なるべく安全に、そしてリスクマネージメントも考慮して、法的な問題もクリアできるような対応を、これからも模索していくことが大切ですね。
もちろん、基本的には医師法や看護師法にのっとって行いますが、緊急時そんなこと言ってられないことだってたくさんあるのです。
よく議論されるのは、男性のバルンカテーテルの挿入でしょうか。
女性は看護師が行ってよいのですが、男性は医師の仕事となっています。
女性に比べ、尿道も長いし前立腺というものがあって、そこが肥大していたりすると、カテーテルが入りずらくて、無理に入れようとすると出血したりします。
前立腺肥大の人で難しい人は、医師の中でも泌尿器科の医師でなければ入らないこともあるからで、出来れば私たちもやりたくはありません。
ただしネラトンカテーテルという、その時だけで留置しない導尿に関しては、カテが細いので挿入しやすいため、残尿測定なども含め看護師が医師の指示で行う事はよくあります。
でも、留置カテーテル(バルンカテーテル)は基本的に医師のお仕事となっています。
そうはいっても、訪問したら尿閉を起こしていて、お腹パンパンで苦しがっていることもあり、ほとんどの場合医師に連絡を入れると「バルン入れてください。」と言われてしまいます。
「法律でだめです。」っていっても、在宅の場合医師がすぐにこれる状況ではないので、医師の指示ということで、私たちがバルンカテーテルを留置することになります。
管を入れると出るわ出るわで、500から1000㎖くらいたまっていて、今まで苦しくて悶えていた患者さんの表情がす~ッと穏やかに変わっていきとっても感謝されるので、よかったなぁ・・と思う瞬間でもあります。
留置じゃなくてネラトンカテーテルでいいじゃないかと思われるでしょうが、そういう方はほとんどその後も自尿の出ないことが多く、神経因性膀胱とおもわれる経過がある場合は、あとでまた緊急訪問とならないように、留置していきます。
病院では自己導尿とか、家族による間欠導尿の指導とかになりますが、病状の進んだ方には介護負担が大きくなるので、留置にすることがほとんどです。
今回は、腎瘻の洗浄をどうするかという事で検討しました。
ストマと腎瘻のある患者さんがいます。
腎瘻は腰のあたりから管を入れて、直接腎臓の腎盂というところに留置して尿を出す処置です。
でも、とても細い管を入れるので、ちょっとしたことで詰まることがあります。
尿路感染を繰りかすと浮遊物があったり砂が混じったりして、詰まってしまう事があります。
詰まると腎盂に尿がたまってパンパンになり水腎症を引き起こすことになりますし、何より腰のあたりがhひどく張って痛みが出てきます。
これはとても辛い症状のようで、こうなると水も飲めなくなり患者さんはひどく苦しんだりします。
この解決策として、腎瘻の洗浄があるのですが、これは大原則医師のお仕事です。
ですが・・・
頻繁な閉塞に往診医がその都度対応するのは困難ですよね。
第一、患者さんの経済的な負担だってかなりのものです。
今回は、大学病院の泌尿器科の主治医が、もし看護師がやってくれるのなら、一緒に一回やってみますか?と言ってくれました。
手技やリスクや、連携について外来で話していただけることとなりました。
これは、うれしい申し出ですよね。
この先生は、サイボウズライブにも入ってくれていますし、大学病院の先生がわざわざ時間を取って直接指導というのは、めったにないことです。
で、昨日はめぐみ在宅クリニックのIナースと、出かけていきました。
久しぶりというか、私が働いていた頃とは比べものにならないくいら大きくきれいになっていて、そのぶんどこかよそよそしい、冷たい感じもしたりして・・。
待っている間に連携室にもより、今後の連携でお願いしたいことなどをお伝えし、それからまたウロ外来に戻りました。
患者さんも時間を合わせて到着しており、初めてウロのY先生にもお目にかかりました。
サイボウズのコメントの感じから勝手に想像していた感じとはとはだいぶ違ったけれど、森のくまさんみたいな優しい先生でした。
そこで、私がビデオを撮りIナースがメモを取り、いろんなことを想定した質問もでき、これなら安全にお引き受けできそうだと思い、安心しました。
もちろん指示書にも書いていただくとともに、万が一トラブルがあった時のために、同意書もつくりました。
リスクは回避しないといけませんから。
手技的には、洗浄液の量が少ないだけで、膀洗とあまり変わりはありません。
「何でも絶対だめです、できません。」では在宅は成り立ちませんが、法律の壁はあるしリスクも回避しないといけないし・・。
これからもこういうパターンは増えていくのかもしれませんね。
私たちも「何でもできます。します。」は危険だと思っています。
でも、医師を含めご家族の希望も含め、どこまでなら手伝えるか、どうすれば安全に行えるかをよく検討して勉強して対応していかないとダメですね。
ちなみに、よく問いあわせがあるけれど、絶対に看護師の処置をお断りしているのは輸血です。
在宅で、看護師だけでの輸血は絶対にしません。
免疫療法やCARTなどの血液製剤の一部は、医師の指示のもと行いますが、いわゆる輸血は危険が多く、急変時の対応も難しいので、原則一時入院で行ってもらいます。
ステーションのPCには、今まで行ったいろいろな処置のビデオがいつでも見れるようになっています。
スタッグは、それを見ながら手技確認をして、訪問に行ったりしています。
なるべく安全に、そしてリスクマネージメントも考慮して、法的な問題もクリアできるような対応を、これからも模索していくことが大切ですね。