こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

看護師ブログのランキングです。ポチッってしてもらえると励みになります。(^^)/

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

日曜の楽しみ

2011-05-22 15:47:33 | 日々のあれこれ
今週は、緊急当番ではないフリーの日曜日です。

緊急当番ではないというだけでも、とても解放感にひたれます。

今日は瀬谷区のイベントのため、興魂太鼓の本番があるということで、瀬谷まるハウスまで行ってきました。
中学生・高校生グループの娘たちも新曲披露となり、しかも上級別格のお兄さんグループもオリジナルを演奏するとのことで楽しみに行ってきました。


ビデオを撮ってほしいというので、カメラに内蔵されたムービー機能で撮影をしてみましたが、う~ん。
あとで確認したら、音はわれているし、どうもきれいじゃない感じ・・。
これはあとで、娘のブーイングに合いそうです。

それにしても、お兄さんたちの演奏は相変わらずド迫力で、どういうわけか前のほうに陣取ったおばあさんたちが「きゃー!かっこいい!!すんごいねぇ。プロみたいだよねぇ。あー、涙出ちゃう~!!」って、ハンカチ握り締めて黄色い声で騒いでいたのにびっくり。

オリジナルの2曲もすごくかっこいいし、どこかで興魂太鼓の参加があったら、ぜひ見てくださいね。

お兄さんたちのど迫力の演奏と、躍動する筋肉も見どころだと思います。

娘たちの新曲は、まだまだ練習不足というか・・・、これからに期待したいものです。


ところで、日曜日の最大の楽しみといえば、今のところ夜に放送されるドラマです。

「仁」と「マルモのおきて」
同じ時間の放送なので、「マルモ」はビデオで「仁」はもう正座してみちゃいますね。

「仁」の人気はすごいらしくて、「お新」を上回り今年80か国で放送されるそうです。

実は私は第一部を見ていないのです。
今となっては、「見損なった~。しまった~!!」としか言いようがありませんが、第2部は最初から固唾をのんで見ています。

そして、先週の「仁」、まさにターミナルケアの基本、真髄でした。
見た方も多いと思いますが、すごい迫力でした。

             

当代きっての人気役者で遊び人だった大和屋吉十郎が、手足がマヒして寝たきり状態になっていました。
南方 仁は、末梢の循環障害や壊死も起こしかけ、神経障害も発症している吉十郎を診て「鉛中毒」と診断します。
吉十郎には、10歳くらいの子供がいて一度は捨てたものの、今は一座の下働きをしています。
二人の関係はぎこちなく、お互い憎しみ合っているかのようでもありました。

吉十郎を仁友堂に入院させ、食事療法で治療する傍ら、キレート剤にかわる生薬を探す仁たちの治療で、一時驚くほどの回復を見せ、立って見得を切るまでになりました。
その姿に、自分がいてもいなくても運命の通り人は死に、自分はただほんの少し延命をするだけでしかないのではと考え込んでしまいます。
今度こそは、自分はその運命に負けない、歴史の修正力に勝ちたい。必ず完治させたいと躍起になってしまいす。

もう一度舞台に立ちたい。という吉十郎の本意は、死ぬまでに息子に自分の晴れ姿を見せたい。という理由からでした。
一度は一座に帰った吉十郎は、練習中に倒れてしまいます。
診察をした仁は、「もうこれ以上は無理です。舞台に立つまでに死んでしまいます」そういいます。
それを聞いた役者仲間が舞台に立ちたい訳を語り、仁に言います。
「兄さんにとって、手足を切ってまで生きながらえるのは、たいして値打ちがないのさ。先生、命の値打ちっていうのは長さだけなのかい?」と。
仁はその言葉に愕然とします。
「自分の気持ちに振り回されて、患者をちゃんと診れていなかったんです。長生きさせることばかりを考えていた・・。」そう反省した仁は最善をつくし、舞台当日を迎えます。
けれど、土壇場になって吉十郎は舞台に上がるのを断念します。
自分ひとりの芝居じゃない。と。

舞台裏、仁は自分たちで作ったサポーターを付けさせます。
やっと立ち上がった吉十郎は、逃げようとする息子をの前で決め台詞を言い、大見得を切りますが、その場で倒れこんでしまいます。
悔しさにうちのめされる父を見つめていた息子に、咲は父の思いを伝えます。
息子は、もがく父に向かって「いよっ!大和や!」と声をかけ、父はその声に耳を疑います。
「いよっ!日本一!!」泣きながら声をかける息子と、泣きながらうなずく父。
そのまま、吉十郎は亡くなってしまいますが、その顔はとても穏やかな満ち足りた顔をしていました。
息子は、父の亡骸の前で役者になることを誓うのです。

こんな感じのあらすじでしたが、端々に命の意味であったり、運命であったりを考えさせるキーワードがちりばめられています。
現代から江戸時代にタイムスリップしながら、歴史の流れに翻弄されていく仁が、そこで生かされている意味を模索しつつ立ち向かう姿が本当に魅力的です。

うーん、大沢たかお 素敵です~。

着物姿がとても似合います。

今夜はいよいよ竜馬にもとへ向かいますね。
はらはらどきどき、どうなるのでしょうね。

それではまた。