こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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人材確保というけれど・・・

2010-07-12 22:33:28 | 訪問看護、緩和ケア
先日、職業斡旋の会社から電話がありました。

「そちらで働きたい看護師さんがいますが、ご紹介しましょうか?」

「うちのステーションを希望なのですか?」

「そういうわけではありませんが、要望に該当するいくつかの中からご紹介します。」

「それで、紹介料はおいくらですか?」

「その方が、本採用になった時にその方のもらえるであろう年収の10%を成功報酬として頂きます。」

「・・・今のところ結構です。」

うーん。
確かに看護師さんはほしいけど、これってどうなんだろうか??

成功報酬は年収の10%って、例えば年収400万円想定ならば、40万円ってことですよね。

40万円出して、半年後に辞められちゃったら、痛いですよね~

だいたい訪問看護ステーションなんて、どこもそんなにお金ないですしね。

それでも、そういう事業が成り立っているっていうことは、利用する事業所があるってことなんですよね・・


いや~。
正直、同じ看護師さんなら、うちで「是非働きたい!」っていう人じゃないと上手くいかないと思うんです。

訪問看護は、病棟で働くより、コミュニケーション力が必要とされますし、いろんな部分でキャパが広くないと
苦しくなってしまいます。

どこでもいいから、とりあえず登録しておいて、よさそうなら転職しちゃおう。っていう方には向いていないと
思います。

でも、そういう会社いっぱいありますよね。
病院とかだったら、お金出すんでしょうね。

そんな回りくどことしなくても、電話をかけてくれればいつでも扉は開いているのに・・・

なかなか難しいですよね。

もっともっと、訪問看護の良さを広めないといけませんね。

扉を開けてお待ちしている私です。

災害時の看護師どうする?!

2010-07-11 17:26:53 | 日々のあれこれ
先日の西部・瀬谷訪問看護ステーション連絡会で、区役所の方のインフォメーションがありました。

「災害時救護班の看護師を募集しているのですが、潜在看護師を募集したいので、ご協力お願いします。」
というものでした。

今働いている人は、業務のほうで手いっぱいだと思うので、働いていない潜在看護師のボランティアを募集したいとのこと・・・

だけど、今働かないってことは、緊急時なんてもっと出てこないと思うんですが・・・

今働いていない理由で大きいのは、子育て中であったり介護中であったり、お金持ちの奥さまに収まっていたり・・
でも、看護が大好きならば、これらの理由はあまり大きなハードルではないとおもいます。

あとは、看護職があまり好きじゃないから??
もうひとつ、夫がや家族が働くことを許可していない場合。

それを考えれば、潜在看護師からっていうのは、すごく難しいと思います。

けっきょく、みんなからはそんな人がいたら、うちに来てほしい!!」という雄たけびがあがり、区役所の担当者はすごく小さくなってしまいました。

実は私も一応登録だけはしているのですが、災害時いつどこに駆けつければいいのか、どこに何の備品があるのかも聞かされていず、年に2回ほど来る看護協会主催の「災害時看護師の研修」に出ているだけという状況です。

募集もいいけど、なんの訓練も顔合わせも、備品の周知もしていないで、実際災害が起きた時に統制とれないと思うのですが・・
形だけ作ればいいという、お役所らしいプロジェクトに、いささか腹が立ちました。

なんでも、区は忙しくてそっちに時間をかける暇がないそうです。
ですから、担当者だけではどうにもならないんです。と言うお返事・・
瀬谷区は、災害時とんでもないことになりますね。

そんなことだから、近隣の自治会が「独自で応急処置ができるようにしたいので、相談に乗ってください。」ってうちのステーションにやってくるんですよ。
地域の人たちでさえ、何も知らされていないってことですよね。
ちょっと、あきれてしまいました。
意見としては、区で救急蘇生法などの研修をきちっとやって、医療者が少なくても、地域住民との連携で乗り越えられるようにするべきというものがありました。
緊急時ですから、医者じゃなければだめとか、看護じゃなければだめとか言ってられないと思います。

私も、阪神大震災を経験していますので、関東でも必ず起こると思っています。

決して後回しにしてよい案件ではないと思います

ちなみに、隣の泉区では、訪問看護ステーションと区とで何度も話し合いや備品の管理がされていて、災害時の担当地区まで決まっているそうです。
瀬谷区もきちんと向き合わないと、すごくはずかしいし、区民が一番困るでしょうに。

それにしても、看護師はどこにいるんでしょうか??
看護大学も看護学校も、けっこう倍率が高くて、入試も難関だったりするくらいなのに、巣立ったはずの看護師さんはいったいどこに消えちゃったんでしょうね。
病院も、訪問看護ステーションもいまだに看護師不足で大変なんですが・・。

ちなみに、うちも看護師さん募集中です。

出来れば秋までに来てくれる人いないかな~

訪問看護初心者でも大丈夫、今どうしようか悩んでいるあなた、ご連絡くださいね。

今日もお出掛け。

2010-07-10 23:01:06 | 日々のあれこれ
今日もムシムシの一日でしたね。
梅雨は梅雨らしく雨が降らないといけないと思うんですが・・・
お出掛けの時は、勘弁してほしいですねー

朝、ゴーヤを見に行ったら3本大きなゴーやがぶら下がっていました。

かなり大きくて、食べ応えがありそうです。

我が家では、おじいちゃんと私しか食べないので、ちょっとあればいいのですが・・
でも、収穫はうれしいものです。

今日は、キムシノバンドのバースデイライブなのですが、私は鶴見区メディカルセンター訪問看護ステーションの15周年記念パーティーに出席するので、ライブは子供たちだけで行かせました。

鶴見区のパーティーは、横浜みなとみらいにある、ランドマークタワー・ロイヤルパークホテルで行われました。

みんなきれいなドレスや着物がとても素敵でした。

鶴見区訪問看護ステーションの統括管理者Kさんは、とびきりの笑顔の持ち主で、あの笑顔はどんな場面でも話を丸く収められるんじゃないかと思うほど・・・武器ですね。

同じテーブルには、メディカル系列の管理者たちがいて、食事をしながらいろんな情報交換ができました。
鶴見のスタッフの、手作り感あふれる、とても楽しいパーティーでした。

帰りも、ちゃっかり瀬谷区の医師会長のタクシーで送っていただき、早く帰ってこれました。

娘たちも、無事ライブから帰宅して、まだ余韻さめやらない感じで、「すごく楽しかった!塩沢さん(キムシノバンドのメンバー)すごく気にかけてくれたよ!やっぱ、キムシノ先生はすごい!!」と、大喜びでした。
そして、二人でお金を出し合って「Wonder~ful Days」のCDも買ってきました。
キムシノ先生サイン入りです!

すごくいい歌なんだけど、ヒットするといいのにな~。

ちなみに<Wonder-ful Days>が
BS朝日 日曜日の19時から一時間番組
<結婚までの1週間>のエンディングテーマとしてオンエアーされています!よろしくね。


西部訪問看護ステーション連絡会

2010-07-08 23:12:26 | 訪問看護、緩和ケア
毎日、あちこちと出ているので、一向に書類の整理ができません。
未整理の書類の山にうんざりです。

そして、今日も訪問の合間にちょっとずつ書類を書きながら、体力と時間のなさに情けなくなりました。

そうこうする間に、4時からの聖マリアンナ西部病院ホームケアと瀬谷区訪問看護ステーションの連絡会が始まってしまいました。
今日は、区役所からも3人出席し、ケアマネっとからはいつものお二人、そして8つのステーションのうち7人が出席しました。
今年度のセミナーは、ケアまねさんが「全然わからないし、全部丸投げするしかない。」という「IVH」をテーマに持ってくることとなりました。

発表は「らふぁ訪問看護ステーション」の番です。
これから、みんなで実際の問題点やヒヤリハットを持ち寄って、肉付けしていく予定です。

区のほうからもインフォメーションがあり、いろいろと有意義な連絡会となりました。
明日は、皮膚科の往診です。
学生カンファに間に合うように帰ってこれるかの瀬戸際です。

は~時間に縛られるのは、結構しんどいものですよ~。

「癒しのエンゼルケア」セミナー

2010-07-07 23:13:22 | 訪問看護、緩和ケア
今日は朝から訪問看護振興財団主催の「癒しのエンゼルケア」セミナーに行ってきました。
普段電車通勤していないので、朝から満員電車はキッツいです。(電車通勤の皆様、いつも通勤ごくろうさまです。)

でもおかげで「もやしもん9巻」をじっくり読むことができました。
いやー、深いですよ。いろいろと・・・
(余談ですが、、もずく酢を冷蔵庫に入れっぱなしで、期限切れをなめてみたら、舌がびりびりしました。
元々醸されているお酢につけて密封してあるのに、さらに醸されたのでしょうか…深いです。)

話は戻りますが、
場所は虎ノ門の日本振興財団です。

道路を隔てると特許庁が・・

中に入ると、受付をして会場に入るのに、セキュリティーが厳重なのに驚きました。
ゲートに警備員が監視していて、カードをつけてないとゲートをくぐれません。

さて、今日の講師は「ナーシングリソース」の馬場先 淳子先生です。

ナチュラルな感じで、白いシャツがお似合いの素敵な先生でした。
午前中は、事例などを織り込んでの、終末期のかかわりや、看護師は大前提で人として患者さんとどう向き合うのかというようなお話でした。

午後からはエンゼルメークの実際でした。

準備として、いろんな化粧道具をもらって集めておくのもよいとのことでしたが、同じ化粧道具を何人ものご遺体で使っていくのに若干抵抗感がありました。

まずは、お顔をきれいに拭いて、しっとり系のクリームを塗り、そのうえから蒸しタオルでむします。
数分後に、クリームをふき取るようにタオルを外し、乳液、ベース、ファンデーションとつけていきます。
ファンデーションとしては、花王ソフィーナの半練りタイプが、とても伸びがよく自然に肌にフィットするとのこと。
もし、皮膚にシミや小さな凸凹があるのなら、コンシーラーで補正します。
眉は、ペンシルではなく筆で書いたほうが自然。
マスカラは、あまりけばけばしないものをつけると、斜め上からのぞくととても美しく見えるそうです。
この際、アイライナーは細くつけたほうがよいそうです。
そして、湯上りのような自然な柔らかさを出すために、良質のはけで、目元~目じりに向けてうっすらとピンクのチークを入れるときれいになります。
口紅は、一度唇の色をファンデーションで消してから、まず輪郭を紅筆で書き、そのあと口紅を塗ります。
このとき、輪郭を本来の唇よりややふっくらと書き、口角が下がっていれば補正して書きます。

これで、とてもきれいなお顔となります。

産毛は出来れば逆剃りしないように、そっと剃ったほうがよいのですが、なるべく摩擦が少ないように注意が必要です。
剃刀での傷跡は変色して残ってしまい、とても目立ってしまうからです。

男性のシェービングは、横にがーが―すらないで、ポイントで縦に押しつけるように剃っていくのが良いそうです。

また、目がどうしても閉じないときは、私はご家族に目を閉じたほうがよいかを確認して、ティッシュ1枚だけ小さくちぎって瞼の下にいれます。
摩擦抵抗によりきれいに目は閉じますが、抵抗のある方は、アイプチ用の接着剤を使用したりするようです。
以前、チンキャップのコストが高いことを業者に詰め寄ったら、奥歯に接着剤を使用する方法を研究中だと話していました。

これは基本なので、あとはお元気だったころの写真を見せてもらったり、ご家族の話を聞いたりしながら、いつものお化粧に近い形にしていきます。

どちらにしても、ご遺族にとって、愛するご家族の身体を変にいじられたくないのは当たり前です。
ちゃんとしたご説明の上、席を外して頂いても良い事をお伝えすることも必要です。

また、消化管出血などの様な場合でない限り、詰物はしなくても大丈夫な事も多く、何もしない選択もあることも説明する必要がありますね。(ただし、絶対出ないかというと、断言できませんが・・)


ともかく、私たちの願いは、「穏やかで眠るように美しいお顔で、最後のお別れができれるように・・・。」ということです。

もし、お顔に傷などがあって、どうしても隠しきれないときは、髪の毛をウェーブさせて隠したり、お花で隠したりちょっとした小物を使って工夫するとよいようです。

また、エンゼルケアの時に、ラベンダーのアロマオイルを噴霧したり、質の良いお香を焚いたりすることで、家族の気持ちも鎮めることができるそうです。

ただ、どちらにしてもコストがかかりますので、訪問看護ステーションでは持ち出しになってしまいますね。

そこまで効果がなくても、私的には清拭用のお湯にバブなどの沐浴剤を入れてもよいと思います。
特に、排濃や排せつ処理後などの消臭にも効果があると思います。

また、
ヒュー・メックス社の方もみえていて、高分子ポリマーのエンゼルケアセットの展示や説明もありました。
これは、まだ訪問看護ステーションではあまり普及していず、馬場先先生も使ったことはないそうです。

いろんな質問もあり、全体の感想としては、うちのステーションでも実践されていることが多かったなと感じました。
高分子ポリマーも1年以上前から使っていますし、ご家族のご要望によっては、エンゼルケア用の化粧セットも使っています。
このファンデーションは、油分が多くご遺体の肌になじみやすく、チークと口紅も付いています。
刷毛やブラシは、同じものを使っていくことの抵抗感があり、ご利用者さんの受け止めなどを聞いていく必要を感じました。

死後の処置を医師の死亡確認前にしておくよう指示があったが、やってもよいのかという質問がありましたが、先生は「医師の指示があればいいのでは・・。」と答えていました。
でも、これは実は×なんですよね。
ただし、死亡時刻(死亡確認)が死後の処置の前なら問題はないので、そこのところで医師とよく話し合っておくことや、あとから普段関わりもしないのに、そういうときだけワーワー騒ぐ御親戚もいるので、ご家族と書面なりでの確認をしておくことが大切だと思います、
ちなみに、医師法で死亡時に立ち会えなくても、普段から診療している患者さんであれば、前後の状況からあとで死亡時刻を決めることが許されてますので、うちステーションでは、そこで医師、看護師、家族間での十分な関係性が築けていることを前提に、説明、文書の交換をしています。
この説明のタイミングも、看護師の判断が重要になってきますので、これも訓練ですね。

我慢

2010-07-06 23:47:25 | 訪問看護、緩和ケア
数日前に退院してきた○○さん。
高齢の奥さまと二人暮らしです。
娘さんは、結婚していて隣町に住んでいますが、お仕事が2交代でかなり多忙です。

慢性呼吸器疾患や心疾患もあり、そこに悪性腫瘍が重なっており、病状は不安定ですが、退院時まではADLもよく元気だったそうです。
とにかく、家に帰れるのがうれしくて、うれしくて。

やっと家に帰ってきて、翌日の初回訪問。
ちょっと顔色もすぐれず、おなかが張っているとのこと。

でも「苦しい所は?」「痛い所は?」と聞いても首を振ります。
でも、なんだかた調子悪そうです。

何度聞いても大丈夫とのことで、トイレ歩行の足取りもしっかりしていたので、その日はそこで終了しました。

そして昨日、「熱が出て、冷やせばいいのか温めればいいのかもわからない!」と妻からのコール。

退院時に出された抗生物質を内服させていましたが、それ以外のレスキューはありません。
SPO2も90~92%と低く苦しそうですが、パニックになりやすい老夫妻に酸素は無理だろうとの病院側の判断で、90%切るまでは酸素も入れない方針だったとか・・

病院に連絡しましたが、抗生剤で明日まで様子をみるようにとのこと。
そして、なにかあれば病院に連れて来るようにとのことでした。
幸い熱は少しずつさがり、SPO2も94%まで回復したので、その日は様子をみて、今朝再度状況を見に行きました。
ケアマネさんは信頼できるAさん。一緒に合わせてきてくれました。

そして、わかったこと。

○○さんは、やっぱりずっと苦しかったんです。お腹も痛かったし、調子も悪かった。

妻も「こんなに苦しそうなのに、苦しくないって言うんですよ。」と不安げ。

そうか、言えないんだ。

「○○さん、病院行きたくないものねぇ。苦しいって言ったら、また病院連れてかれちゃうとおもって、我慢してるのかな?」

そういったら、急に顔をくちゃくちゃにして、泣きだしてしまいました。

「おうちが好きなのね?」「おうちにいたいのね?」
うんうんとうなずきながら、泣き顔のまま固まっています。

そおか・・やっぱり。

病院としては、高齢でパニックになりやすい妻には見れないだろうと判断しての、通院の選択だったようです。
その時は、妻もそれでお願いします。と言う事になったのですが・・

その後、ご家族とケアマネとよく話し合い、環境を整えて医療的なサポートを十分で出来る体制を作れば、家にもっといられることもできると御話ししました。

ご家族も、「こんなに泣いて嫌がるものを、病院にはやれないよね。」と言うことで急きょ在宅の体制をとることにしました。

病院の連携室に連絡して、在宅に変更してもらい、紹介状もお願いしました。
そして、こんな時にはいつも何とか時間を作ってくれるめぐみ在宅クリニックへ連絡。

午後からI先生が往診してくれる事になりました。

ケアマネと私が再度たちあい、I先生の「大丈夫、病院には入れないから、ここにいようね。」の言葉に初めて笑顔がこぼれました。
そして、レスキューとHOTも導入となり、奥さんも一安心です。

○○さん、もう、我慢しなくていいからね。

脱水・鬱熱のシーズンです。

2010-07-05 23:04:23 | 訪問看護、緩和ケア
今年は、やけに蒸し暑いですね。

この季節になると、ご利用者さんの体調が崩れてきます。

「発熱や食欲の低下」「活気が無くなりぐったりしている。」

などという連絡で訪問すると、まずはムッとする高温多湿のお部屋。
さらに、お布団までかかっていて、背中に手を入れる汗でびっしょり、身体はあつーくなっている。
もっとすすむと、汗もかかず反応も鈍くなってきます。

体温は微熱か、もっと高い熱を出す方もいます。
そして、尿は濃い赤茶色となり、口腔内は乾いていて、皮膚はハンカチをくちゃくちゃにしたみたいに・・
皮膚をつまむと、縮緬みたいな皮膚が、つまんだままの形を保ち、弾力性はなくなっています。

『エアコン入れましょうよ。』
『エアコンは、身体に悪い。風邪をひいたら大変。』そんな会話から始まります。

高齢者は、水分を蓄えておく筋肉も少なく、代謝も悪いため脱水になりやすい状態です。
そして、喉の渇きも感じにくくなっています。
もちろん、体温調節もできない・・。

でも、世間のお年寄りの多くが、なぜかエアコンや扇風機を嫌がります。
身体に悪いと思っているんです。
また、からだに風が当たるのを極端に嫌う傾向にあります。

昔は、木陰も多く林から吹き抜ける風があったり、アスファルトの照り返しもなかったので、気温も湿度もこんなじゃなかったんだと思います。
昔とは違う・・・
けれど、お年寄りは昔の言い伝えを守り、体を冷やさないように、クーラーなんかで身体を冷やすと、病気になってしまう。
なんて本気で言ったりするんです。
中には、電気代がもったいないと言う方も・・・。
また、エアコンも扇風機もないお宅も、まだまだあるんです。

まずは、室温を下げ、じかに身体に風があたらないように工夫します。
かけものも調節し涼しくします。

水分は、出来れば水だけよりも、麦茶やポカリスウェットを薄めたものなどをちょこちょこと飲んでもらいます。
また、ちょっと高いですが、大塚の「OSワン」は、ポカリより医療用に作られているので、飲める状態であればおススメです。

これは、ナトリウムが多いので、しょっぱく感じます。

でも、本当に脱水だったり発熱していたりすると、すごくおいしく感じるのだそうです。
元気な人が飲むと、「まずっ・・」ということに。

ただ、腎不全や心不全のある方は、水分量や電解質(カリウムやナトリウムなど)に制限がある場合があるので、まず主治医に補液の方法をご相談します。

人間は、生きてるだけで水分が蒸発しています。
吐く息の中や全身の皮膚から、実は体重1キロに対して20mlも水分が蒸発してしまうので、体重50キロの人だったら、1000mlも気がつかないうちに水分が出ていってしまうんです。
これを、「不感蒸泄」といいます。
ですから、それを見越してプラス1000ml前後の水分が必要と言われています。
お料理中の水分のほかに、1000ml近くの水分を取る必要があるんです。

飲めない場合は、点滴になります。

点滴は在宅でもできます。

主治医からの指示があれば、訪問看護師が行えます。

在宅の場合、針を刺すのは看護師ですが、抜くのはご家族にやってもらう事が多いです。

留置針をいれて、ヘパリンを注入して、血管を確保しておく置く方法もありますが、高齢の方にはストレスになったり、わからなくなって抜いてしまうリスクもあるので、抜き、刺しするほうがいいみたいです。
(ただし血管見えなくて困る人は別です。)
場合によっては、大量皮下注射もあり得ます。

そんなわけで、突然の指示書が舞い込んできたり、いつものご利用者さんの御家族からの急なヘルプが、ぐんと増える季節なわけです。

いくら啓蒙しても、なかなか聞き入れてくれない患者さんとそのご家族も、なって見て初めて「よーくわかりました。」と言う事も多いんですよ。

朝のカンファでほぼ毎日、鬱熱傾向や脱水傾向の患者さんの報告があり、これから先、どうしたら理解してもらえるかを、かんがえて行こうと思ってます。

湯河原 社員旅行2日目

2010-07-04 17:53:05 | 旅行・グルメ
温泉は、やっぱり朝からお風呂でしょう!

と言うことで、それぞれ勝手にご入浴。
朝6時に、昨日のかしきり風呂に、一人で鍵かけて入ったヘルパーサ責Aは、今日も磨きをかけていました。

そして楽しい旅館の朝ごはん。


焼き魚は、アジの開き、鮭、カマスの干物、アコウダイのカスずけから、各自セレクト。
やっぱり海沿い温泉旅館の朝ごはんはアジでせう!
脂のってて、美味でした~。

卵料理も、茶碗蒸しか厚焼き卵かなんかとチョイスします。
私は、厚焼き卵にしました。

旅館だと朝からお変わり出来ちゃうのが不思議ですね。

全量摂取で、ご馳走様でした。
めっちゃ、凝っていて美味しかったです~。

9時半には、ジャンボタクシーがお迎えに来たので、湯河原の老舗のお店「小梅同」によってもらいました。

笛の教室に、湯河原からきている奥さまからのお勧めです。
お店渋い!!

名物は「きびもち」と「かるかんまんじゅう」

美味しかったです。素朴でヘルシーな一品でございました。

そのあとは十国峠を越えて、さらに箱根を超えて御殿場の「時之栖(ときのすみか)」に到着。
ここで、お土産を買ったりぷらぷらして、昼はバイキングを頂きました。

ここのバイキング、すごくおいしかったですよ。
ビールも地ビール3種類か4種類から飲み放題。
ソフトドリンクもすごく種類があります。

もちろんお料理も、バイキングにしてはいいほうなのじゃないかと思います。

ここでも、おなかパンパンで「グルジ~」の声があちこちで上がり、それでもなおかつ最期の白玉小豆を押し込んでのお食事となりました。

総じて、極限まで食べる、飲む、風呂入る、寝る。という旅となりました。

上げ膳据え膳は、天国ですわ。

また、明日からは戦争となります。
頑張んなくっちゃね。

湯河原温泉 社員旅行1日目

2010-07-03 23:37:01 | 旅行・グルメ
金曜の午後から、社員旅行に行ってきました。

今年は、湯河原で温泉三昧と言うことで、参加者8人でのこじんまりとした旅行でした。

お留守番のスタッフに後を任せ、3時前に出発。

踊り子号でビールを飲みつつ、5時ごろには到着しました。

湯河原の駅前は、驚くほど閑散としていて、温泉街を想像していたのでちょっと茫然・・・

実は駅から2~3㎞行かないと、本当の温泉街にはなりませんが、そこも大きな店はほとんどなく、
小さなお店がポチポチとあるぐらい・・・。

その分、山の中の温泉旅館は、どこも落ち着いた隠れ宿的な感じでした。

結局、観光をする暇もなく、タクシーで山の中をどんどん進み旅館に到着。

白雲荘です。

沢を流れる水の音と、鳥のさえずり、そして濃い緑に囲まれた純和風の建物。

玄関までの道も素敵です。
貸切風呂の入り口。
中をのぞいてびっくり。 

素敵でしょう?
バリ風??お風呂はジェットバスと超音波がついています。
リラクゼーション音楽のCDも選べます。

夜遅く入りましたが、窓から外をのぞくと沢と緑がライトアップされていて、とってもロマンティック。
女ばかりの旅ですので、全く色気もなくワーワー言いながら入りましたが・・
ちなみに、お湯がものすごく熱くて、入るのも気合が必要で、とてもリラックスして入るような温度じゃなかったのが残念。
一緒に入ったふたりは、なかなか体を沈められずにじたばたしていました。
この旅館は、ほかの温泉もかなり熱めのお湯で、露天風呂も相当熱かったです。
でも、雰囲気は抜群でしたよ~

裏の沢はこんな感じ。 

宿に入ると、まずロビーで冷たいお抹茶を頂き、お部屋に通されると冷たく冷えた甘夏ゼリーと暖かいこぶ茶が・・・

二間続気のお部屋 外の緑が見事でした。




お風呂に入ってみんな気持ち良くなったところで夕食となりました。

      
お料理は、揚げものや蒸し物の食材を、3種類から選べるので、それぞれ好きなものをお願いしました。
イセエビと、季節の野菜の蒸しものは、とても美味しかったです。

ほかに、湯河原そばもあり、おなかはパンパンで、超満足なお食事となりました。

良い旅館は、細かい心使いがあちこちにされていて、お料理も本当に凝っていますね。
それに、選べるのもすごくいいです。

ビールを飲むとお腹が膨れるし、どっちも捨てられないのが辛いです。

そうして、夜は更けていき、再び入浴をしたりだべったり・・
私は年長者3人部屋で、12時前には寝てしまいましたが、若者組は夜中までしゃべっていたとかで、翌日眠そうでした。

でも、やっぱ温泉は良いですね~。

今日は笛のお稽古デ―

2010-07-01 23:26:38 | 日々のあれこれ
今日は、篠笛のお稽古です。
あいかわらず、教室でしか吹かない私は、後から入ってきた人達にどんどん追い越され、未だに息継ぎもうまくいきません。

みんな、どんどん難しい楽曲に進んでいます。

古典、民謡に至っては、節回しや音がうまくとれず、がっくし・・です。

毎回、一人1曲ずつ吹かなくてはならないのですが、これは練習を一切しない私には、地獄の時間です。
今日は、『月の砂漠』を6本調子の笛で吹きました。
本当は3本調子の笛を使いますが、太くて長い3本調子は、指が全部うまくふさげなくて、いつも座節してしまいます。

篠笛・・・

竹の笛ですが、上手な人が吹くと、なんとも美しく哀愁に満ちた音色にうっとりしてしまいます。

日本人のDNAが揺さぶられる音色ですね。

いつか、患者さんに聴かせられるくらい上達したらいいなと思ってはいますが、後何年かかるかわかりません。

帰りに、横浜ポルタにある英国式フットケアをうけ、とろけるような至福の時間を過ごし、瀬谷にもどりました。

瀬谷駅は、本日新しいショッピングストリートがオープンして、すごい人が出ていました。

どさくさにまぎれて、駅前で選挙演説まであって、瀬谷とは思えない賑わいでした。

サーティーワンアイスクリームの前は、長蛇の列でびっくりでした。

夜になって娘と買いに行き、何と30分ほど待ってやっとアイスをゲットできましたが、参りました。

アイスは、めっちゃおいしかったです。

そんなわけで、今日は午前中1件新患さんまわっただけで、午後からは職場放棄でした。

明日は、午後から年に一度の慰安旅行です。

今年は湯河原温泉。

残念ながら子供の小さい人や、子供のイベントに当たった人が多く、今年は8人しか行けないのでちょっとさみしいのですが、
それでもおいしいものを食べて、ワイワイ遊んできたいと思います。

そんなわけで、明日は更新できません。