前回のベルトの交換が2022/6/24の34206kmなので、凡そ2年半でベルトがダメになった感じ。ただ、距離は前回の交換から8千キロも走っていないので、寿命が短いのかもしれない。
症状としてはエンジンの回転数に対して速度が出なくなるという感じ。普通であれば、回転数(rpm)/1000が速度(km/h)になるのだが、これが1割減になる。 あとは走行中に軽く振動が出るようになっていた。 もう、こうなったらベルトが危ないというのは前回学習しているので、取り合えずケースをあけてみる。
結構熱が入っていたのか、ベルトのゴム部分がボロボロになっていて、裏面のベース部分が剥離してしまって、既にカーカスが見えるまで摩耗したベルトが出てきた。
前に使っていた中華ベルトなら既に崩壊していてもおかしくない。
新車で買った時に付いていたベルトが2万キロ以上使えたので、スクーターのベルトの寿命ってそれぐらいかと思っていたのだが、どうやら1万キロ弱ぐらいのようだ。 もしかすると、ウェイトローラーを9gと軽量化しているからなのかもしれないが…
あとやはり熱が入ってしまったのが短寿命の原因とおもわれるので、ケース部分へのエアー導入路が経年劣化で割れているのが悪さをしているのかもしれない。或いは、フィルターを新品に交換しておいた方が良いかな…それほど高い部品ではないし。
今回のベルト交換のついでにウェイトローラーとスライドピースも新品に交換しておく。 発進加速に振っていたウェイトローラーも10gに変更する事にした。流石に純正の12gはダルすぎるので、10gにしたのだが、それでも9gに比べると体感できるぐらいに加速が鈍くなる。良く言えばスムーズに加速していって、いつのまにかそこそこの速度になっている感じ。
クラッチもメンテナンスしたかったのだが、日も落ちて寒くなってきたので、今回はパス。
今回使用したベルトは何かのついでに購入しておいたRK製のベルト(RK-3338SV)。ほぼ純正同等品なので別に寿命が延びる訳ではないから、今回と同じように速度が出なくなってきたら交換という感じになるのかな…ちなみにRKのベルトは今はゲイツ製。前は三ツ星ベルトだったんじゃなかったかな。 どちらにしても純正ベルトを作っているメーカーなので、品質は期待できそうだ。
メンテナンス中にエアークリーナーボックスを車体にとめているネジを緩めようとしたら、途中で折れてしまった。
特に強度が必要な部分でもないし、この1本が無くても大丈夫そうなので、温かくなるまでは見なかった事にする。
ODO 42100km