おでかけたいむす

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河村城跡 (神奈川県山北町)大規模な障子堀もある

2020-02-21 15:21:58 | 
河村城の縄張り

山北町にある河村城は丘陵に築かれた山城で蔵郭を挟んで東西に大きくエリアが分かれているのが特徴です。
城の規模も大きく、相模・甲斐・駿河の国境近くにあるため、重要な城だったと思われます。



南北朝時代に築かれた砦が起源で、戦国時代は北条の城として整備・拡張されたました。



北条の城といえば障子堀が特徴ですが、河村城でもかなり大規模な障子堀が作られています。



東側には展望台があり、ベンチもあるので一休みするのにも使えるのですが、近代的で似合わないのが残念。



東の端には駐車場とトイレがあるので、車の場合は東側のルートをお勧めします。



こちらは西側の馬出郭への登り口。洒水の滝からのハイキングルートになっているようですが、登り口手前に普通車なら1台止められそうなスペースはあります。



佐和山城 (滋賀県彦根市)城の麓まで散策

2020-01-01 21:21:39 | 
佐和山城のある山

近江鉄道

石田三成が居城とした佐和山城
彦根城より歴史が古く「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」とまで謳われた城を訪ねてみました。

彦根駅から佐和山へ向かうと見えてきた山が佐和山城があった山、近江鉄道のトンネルが城山に通っています。

石田三成宅跡

山裾を縫うように小道を進むと石田三成屋敷跡の石碑がぽつんと建っていました。周りは竹林で印がなければこんな所に屋敷があったとはわかりませんね。

佐和山城への案内

散策コースには案内板が建てられているので、それを頼りにお城へ向かっていきます。

佐和山城跡

散策コースの案内には無かったですが寄り道して東山公園に。ここから「佐和山城跡」の大きな看板が見えます。

佐和山城のモニュメント

そして石で造られた佐和山城天守のモニュメントがありました!

佐和山城の図

佐和山城の縄張り

散策路に戻って清凉寺、そして龍澤寺へ。ここの門前に佐和山城の説明図がありました。

佐和山城は関ヶ原合戦後に井伊家が彦根城に移る際に徹底的に破壊されてしまったが石垣や土塁の跡が僅かに残っているそうです。

野生の猿

龍澤寺から城跡に登る道があるのですが、かなりきついハイキングらしいです。しかも付近には野生の猿が出没するとの看板が! 猿ってまじ~ とあたりを見渡すと本当に居たよ!!

本丸へのアタックは十分な装備をして時間に余裕があるときに再挑戦したいと思います。





今市城跡 (奈良県奈良市) 外堀が遊歩道

2019-05-06 21:37:24 | 

今市城の図

今市城は室町時代の武士である今市氏の本拠地で平城としては奈良県でも最大級ということですが、現在ではその痕跡はあまり残っていないようです。

ガマ池

南側の外堀は池拡張されて現在はガマ池になっていて、民家の立ち並んでいるあたりが城内のようです。

今市城外堀跡

今市城外堀跡

北側の外堀は完全に埋められていいますが、その跡は遊歩道として残っています。遊歩道は民家と僅かな畑の間の狭い道で、城跡だと言われてもピンとこないですね。








福知山城跡 (京都府福知山市) 明智光秀が築いた城

2019-03-04 21:01:33 | 
福知山城天守

福知山城は丹波を平定した明智光秀がこの地にあった横山城を近代的な縄張りに改修し名前も福知山城と改め城下町を築いたのがはじまりとされており、現在は小天守、続櫓、大天守が再建され銅門番所が移築されています。

外観は板張りで趣のある天守ですが構造は鉄筋コンクリート造で中は資料館になっています。

福知山城の石垣

福知山城の特徴の一つとして石垣があげられると思います。よく石垣を見ると何か違和感を感じませんか?

石垣のアップ

アップで見てみると寺院などで見かける石塔のようなものがありますね。これらは転用石と呼ばれ、光秀に反抗的な寺院から石塔や灯篭等を集め石垣に転用したものといわれています。



葛山城址 (静岡県裾野市)駿東の有力武将の本拠地

2018-05-22 21:57:24 | 
もののふの里

葛山城遠景

葛山氏は鎌倉時代から戦国時代に駿東一円で実力を誇った葛山氏の本拠地で、駿東地域の城址としては曲輪や堀などの遺構が明確に残っているのが珍しいです。
田んぼの向こう側にみえるこんもりした山が葛山城、山の麓にある仙年寺が葛山氏の菩提寺になっています。

葛山氏墓所

仙年寺前の駐車場に車を停め、ここから境内へ入り脇に回ると葛山氏の墓所があり、さらに進むと城への登り口があります。
(大手側からも登れますが駐車スペースが少ないので注意)

葛山城の遺構

登りきった所が東曲輪と本丸の脇にある帯曲輪との間にある堀切

葛山城の二の丸

西に進むと虎口があり、その二の丸、本丸へと続きます。

葛山城の本丸

本丸には東屋と顔ハメ! 顔ハメには天守閣が描かれていますが当時のお城に天守閣なんかあるわけないからあくまでもイメージなんでしょうね。

葛山城縄張り図

中心に本丸と二の丸、東西の曲輪と大手曲輪、その他に小さな曲輪で構成された縄張りで規模もかなりのものです。