◎静岡県◎
静岡県三島市にある言成地蔵には少女小菊の悲しい逸話が由来になっています。
むかし三島に尾張屋源内という猟師が住んでおり、源内には6歳になる小菊ちゃんという娘がいました。
ある日、小菊ちゃんが道を歩いていると道の反対側にお母さんがいるのを見つけ、駆け寄ろうとしたときに、明石のお殿様の大名行列が来てしまいました。
お母さんはその場を動かないように小菊ちゃんに言ったのですが、小菊ちゃんは大名行列を横切ってしまったのです。
短気なお殿様は小菊ちゃんを本陣へ連れて行ってしまいました。町の人々や偉いお坊さんが小菊ちゃんを助けてやってほしいとお殿様に頼みに行きましが、小菊ちゃんのお父さんが尾張の国の出身だと知ると、尾張国と仲が悪い明石のお殿様は「打ち首にしてしまえ」と言いました。
小菊ちゃんは「何でもお殿様の言いなりになりますから、助けてください」と何度も手を合わせて頼みましたが、とうとう手打ちになってしまいました。
小菊ちゃんのお父さんは敵討ちをしようと鉄砲で狙ったが失敗して自殺してしまいました。
町の人はお地蔵さんを建て、「言成地蔵」と呼びいつまでも供養を忘れることはありませんでした。
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静岡県三島市にある言成地蔵には少女小菊の悲しい逸話が由来になっています。
むかし三島に尾張屋源内という猟師が住んでおり、源内には6歳になる小菊ちゃんという娘がいました。
ある日、小菊ちゃんが道を歩いていると道の反対側にお母さんがいるのを見つけ、駆け寄ろうとしたときに、明石のお殿様の大名行列が来てしまいました。
お母さんはその場を動かないように小菊ちゃんに言ったのですが、小菊ちゃんは大名行列を横切ってしまったのです。
短気なお殿様は小菊ちゃんを本陣へ連れて行ってしまいました。町の人々や偉いお坊さんが小菊ちゃんを助けてやってほしいとお殿様に頼みに行きましが、小菊ちゃんのお父さんが尾張の国の出身だと知ると、尾張国と仲が悪い明石のお殿様は「打ち首にしてしまえ」と言いました。
小菊ちゃんは「何でもお殿様の言いなりになりますから、助けてください」と何度も手を合わせて頼みましたが、とうとう手打ちになってしまいました。
小菊ちゃんのお父さんは敵討ちをしようと鉄砲で狙ったが失敗して自殺してしまいました。
町の人はお地蔵さんを建て、「言成地蔵」と呼びいつまでも供養を忘れることはありませんでした。
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◎静岡県◎
沼津警察署のちょうど裏に平作地蔵があります。この地蔵は実際にあった仇討ち事件「鍵屋の辻の決闘」に関係があります。渡辺数馬と助太刀の荒木又右衛門が河合又五郎を討つ有名な仇討ちで、日本三大仇討ちの一つになっています。(他の二つは忠臣蔵と曾我兄弟の仇討ち)
この仇討ちは「伊賀越道中双六」として浄瑠璃や歌舞伎、お芝居などでも上演されており沼津の場面は特に人気のある場面になっています。
歌舞伎「伊賀越道中双六」では仇の河合又五郎(歌舞伎では股五郎)の居所を知る十兵衛が平作の家に泊まるが、実はお米が妹でしかも渡辺数馬(歌舞伎では志津馬)の妻、平作が実の父親であると知って逃げ出します。
千本浜で十兵衛に追いついた平作は自らの腹を切って「死にゆく仏の供養として聞かせてくれ」と十兵衛から河合又五郎の居所を聞き出します。
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この仇討ちは「伊賀越道中双六」として浄瑠璃や歌舞伎、お芝居などでも上演されており沼津の場面は特に人気のある場面になっています。
歌舞伎「伊賀越道中双六」では仇の河合又五郎(歌舞伎では股五郎)の居所を知る十兵衛が平作の家に泊まるが、実はお米が妹でしかも渡辺数馬(歌舞伎では志津馬)の妻、平作が実の父親であると知って逃げ出します。
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