おでかけたいむす

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銭形平次の碑 (東京都千代田区) 台座にも注目を

2011-01-01 21:20:07 | 記念碑・歌碑
◎東京都◎

銭形平次の碑

江戸の総鎮守である神田明神の脇に銭形平次の碑があります。銭形平次の住まいは明神下という設定なので、住まいを見下ろす神田明神に銭形平次の碑が建てられたそうです。

銭形平次の碑の発起人

建立は昭和45年で出版社や映画・テレビ関係者らが発起人、平次役を務めた長谷川一夫、大川橋蔵も発起人になっています。

寛永通宝

銭形平次といえば投げ銭、ということで石碑の台座は寛永通宝になっています。

銭形平次の碑付近

石碑の場所は神田明神の社殿右側(男坂側)になります。

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伊奈忠順の像(静岡県小山町) 災害復興に命を懸けた伊奈忠順

2010-11-23 22:27:42 | 記念碑・歌碑
◎静岡県◎
伊奈半左衛門の像

伊奈半左衛門忠順(ただのぶ)は江戸時代に関東郡代を務めた人物で御厨(みくりや)の父とも呼ばれています。

宝永4年(1707年)の富士山噴火は非常に大規模なもので、風にのった火山灰は江戸まで飛びました。また、この噴火で富士山の中腹にできた火口が宝永山です。
御厨地方と呼ばれる御殿場、小山町、裾野市の一部では甚大な被害が出ました。当時この地方を支配していた小田原藩では処理できず被災地を幕府直轄領としました。

幕府は廃村の方針でしたが、住民らの嘆願によって治水・土木に優れた伊奈忠順を復興の責任者として任命しました。被災地に赴任した忠順は苦しむ住民のために駿府にある幕府の米蔵を独断で開放して被災民に分け与えたため罷免のうえ切腹させられたと伝えられています。

忠順は「御厨の父」と呼ばれ、伊奈神社に祀られるようになりました。

伊奈神社

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アラン・シャンド顕彰之碑 (神奈川県箱根町) 銀行近代化の功労者

2010-11-05 20:40:20 | 記念碑・歌碑
◎神奈川県◎
アラン・シャンド顕彰之碑

明治政府は1872年に国立銀行条例を制定し銀行券(紙幣)を発行し経済の近代化を始めました。
イギリス人のアラン・シャンド氏は明治政府に招かれ「銀行簿記精法」を刊行しました。これにより日本で初めての複式簿記が導入されたのです。

「銀行簿記精法」を完成させたアラン・シャンド氏は静養のため箱根に滞在しますが、滞在中に息子を亡くしてしまいます。箱根の萬福寺には顕彰碑とともに、息子の墓も建てられています。

万福寺

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長谷川伸誕生地の碑 (神奈川県横浜市中区) 股旅物の先駆者

2010-07-05 22:52:42 | 記念碑・歌碑
◎神奈川県◎
長谷川伸誕生地の碑

「瞼の母」、「沓掛時次郎」、「一本刀土俵入」などの股旅小説を書いた長谷川伸(はせがわしん)は横浜の日ノ出町で生まれました。京急・日ノ出町駅からほどちかい長者橋のたもとに、誕生の地の碑があります。

黄金橋遠景

実際に生家があったのは上流の黄金橋のたもとだそうです。生家は「駿河屋」という建設請負業で流れの職人から渡世の仁義を学んだとか。このあたりは横浜といっても下町で今ではきれいになっていますが、猥雑な下町の名残が感じられます。

長谷川伸は幼少の頃に実母と別れていますが「瞼の母」を書き終えた以降に再開を果たしています。「瞼の母」で母を探す忠太郎は長谷川伸自身だったのでしょう。

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江原素六先生の身代わり玉石 (静岡県沼津市) 戦争で取られた銅像

2010-06-19 20:03:03 | 記念碑・歌碑
◎静岡県◎
江原素六の銅像

江原素六は江戸末期から明治・大正にかけて政治、教育や産業の発展に寄与下人物で、特に沼津では江原素六が移り住んだ場所なので江原公園に銅像が建てられています。

身代わりの玉石

しかし、第二次大戦中に資源不足になるとの物資供出のために撤去させられ、国に差し出されてしまいました。像が撤去され台座だけになったのを嘆いた有志が銅像の代わりに玉石が置かれました。玉石が選ばれたのは江原素六の円満な性格を示すためだそうです。

やがて銅像が再建されると、この身代わり石は沼津市少年自然の家の入り口に置かれることになりました。



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江原素六先生伝―伝記・江原素六 (伝記叢書)
江原先生伝記編纂委員
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