11月17日ちょこTripの「大矢田紅葉谷と横蔵寺の紅葉」の日帰りツアーに行って来た。6時40分長野駅東口ユメリア駐車場を出発、11時半大矢田神社駐車場に着いた。
大矢田神社一帯の楓谷は、約3000本のヤマモミジの原生林があり、樹齢1000年以上の古木もあるという。1930年(昭和5年)、指定名称楓谷のヤマモミジ樹林として国の天然記念物に指定されている。また2004年(平成16年)飛騨・美濃紅葉三十三選の一つに指定されている。普通紅葉は山頂から徐々に麓に降りてくるが、此処の紅葉は麓が先に色ずき、だんだんに紅葉が山頂二登っていくという。神社の裏に回って見ると、山は未だ緑であった。添乗員の説明によると神社裏山は日当たりが良く、麓の神社界隈は日当たりが悪く気温が山より低いので先に紅葉するのだという。
大矢田神社はウィキペデアによれば本殿は江戸時代初期の1672年(寛文12年)、拝殿は1671年(寛文11年)再建であり、ともに重要文化財に指定されている。また、楼門は1723年(享保8年)再建であり、美濃市指定文化財である。
☆大矢田神社 *主祭神;県建速須佐之男命、天若日子命 *社格;豪奢 *本殿の様式;三間社流造り
楼 門 大矢田神社拝殿 大矢田神社本殿
☆大矢田の紅葉
☆横蔵寺紅葉
大矢田からバスで約1時間横蔵寺に到着する。
*横蔵寺(よこくらじ)
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲神原にある天台宗寺院。山号は両界山、本尊は薬師如来。西美濃三十三霊場第一番札所。
伝教大使(最澄)が自作の薬師如来を祀ったことでも知られており、延暦20年に創建された。如来像をはじめとし、22体の国の重要文化財が安置され、その他にも
多くの仏像や絵画、書籍を蔵しており、「美濃の正倉院」とも呼ばれているという。紅葉の名所でもあり秋のシーズンには特に多くの参拝客が訪れる。
横蔵寺本堂 観音堂 五重塔
← 瑠璃殿(宝物殿):国の重要文化財に指定されている仏像など22件のうち、秘仏とされ、60年に一回しか開帳されない
本尊の『木像薬師如来』と、他に21件が安置されている。中に入ると、金剛力士像、その隣から十二神将がズラリと
並び、大日如来など様々、部屋の中、三方に、重要文化財が並んでいた。横蔵寺最古の仏像の『木像大日如来像』は、
寿永2(1183)年の銘があり、三重塔の本尊として作られたことが明らかになっているそうです。
← 瑠璃殿(宝物殿)入口横にある案内版
以下横蔵寺発行の絵葉書より
御本尊薬師如来(重文) 大日如来(重文) 深沙大将(重文) 曼荼羅立像 金剛力士立像
← 舎利堂:「入定妙心法師の舎利仏(ミイラ」が安置されている。
妙心法師は天明元年(1781)横蔵生まれ。長野善光寺で妙心の号を得る。富士行者として富士山にこもり修行、
生食を断ち、蕎麦粉と清水を食す。富士山の北東にある御正体山に登り、断食三十一日にして入定を果たしたという。
入定年は文化十二年(1815)と文化十四年(1817)の両説がある。
妙心法師のミイラは、入定後御正体山の上人堂に安置されていたが、明治維新後の廃仏毀釈により、山から下ろされ
見世物になっていたが、その後山梨県庁、甲府病院が引き取っていまる。甲府病院の医学資料となっていた時、
明治天皇もご覧になったことがあるという。横蔵時の住職や遺族らの要望により、明治23年(1890年)に出身地
近くの「横蔵寺」に移されたということです。
生きたまま仏になるために地中に自ら入ることを〝入定〟と言うそうです。
*横蔵寺境内の紅葉と苔
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