t-catの徒然寄稿

興の赴くままの煩悩炸裂日記です。買い物(散財)やら、最近のハマリ物公開中。猫(ラグドール)と暮らして18年が過ぎました。

美しい物語は美しい本で

2020-03-09 20:56:59 | レコメン・スクェア
新聞記事で、とある作家さんが手がけた源氏物語が
このほど完結したそうで。
(作家さんの名前は書きませーん)
その記事の写真で目に飛び込んできたのが、
様々な訳本の源氏物語で、
特にひときわ分厚く、エゴンシーレの絵が美しい、
英訳を再度日本語に翻訳した、ウェイリー版の源氏物語でした。

洋書コーナーに行ったら、分厚い源氏物語の翻訳本は置いてありますので
ご存じの方も多いと思います。

源氏物語は、私の世代だと漫画(あさきゆめみし)で読破した人も
多数いると思います。
数多の作家が現代語訳を出されていますので、
(与謝野訳は何度も読んだ。いつか挑戦したいのが谷崎訳)
私たちは自分の感覚に合う訳で読めますし、
もちろん原文にもチャレンジできるわけです。

が、日本語を英訳した作品を再度日本語に再翻訳するという、
本来なら忌避したいところなんですけど……
英文訳に挑戦すりゃいいわけなんで……

でも、私の英語力では読破に何年かかるかわかんないし、
ほかに読みたい本もあるし(こらこら)、
また、翻訳者の感性によって新たに命を吹き込まれる作品もありますよね。
海外の人のフィルターを通した作品が
再度日本語に還ることで
何が生まれるのか興味湧きまして。

ちょっと高いなと思ったけど買ってしまいました。

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……本文、もっと1ページ当たりの文字数多くても
いいんじゃないでしょうか(大笑)とは思いましたが、
美しい物語には美しい装いが必要です。
並べて美しく、手に取って、読んでも美しい。

全4巻のウェイリー訳、
ゆったりと楽しみます。

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各章のネーミングも、いいですよね。
しかし末摘花……
英語訳でもかわいそうな名前になっちゃうのね、
サフランって……
いや、本質を捉えてますよね ^_^;


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