1/43カーモデル製作 ガレージt-98

模型が趣味で、特に1/43カーモデルを中心に製作しております。
~ 楽しく模型をつくりましょう ~

JOKER24 FIAT ABARTH 500 ZAGATO No.13

2016年07月28日 | 1/24 car
お天気も良く、気温湿度も高すぎず、クリアーコートに丁度良い日です。

最後のクリアーを吹きました。
ストレーナーを使って、クリアー塗料に混じっているであろう埃などの不純物を濾しておきます。
この一手間で、きめの細かいクリアーで塗装ができます。
最後の修正はあまり行いたくありませんからね。

余談で、今までよく失敗をしてきた例を書きます。
中研ぎの上に希釈の高いクリアーを塗装します。
そして厚みは薄く薄く。
中研ぎのペーパー傷が消え艶が戻れば終わり。
この塗り方をすると、私のフィニッシュの仕方では間違いなく失敗をします。

クリアーは中研ぎより前に1層あります。
中研ぎ以後に2層目があります。
最後はコンパウンドで簡易磨きを行いますが、2層目のクリアーがあまりにも薄いので、追い込みすぎると1層目との間に境目が出てきます。
層間剥離のような感じで、班が出てきます。
もっと分かりやすく言うと、下地が顔を出すのと同じです。
透明クリアー同士なので、分からないだけで、理屈は同じ。
こうなると、班は消えません・・・
カラーを磨きすぎて、サフの下地が顔を出したとき、時間とともに、カラーに戻ることはありません。
もう一回クリアー吹き直しとなります。


それを防ぐ為に、2層目のクリアーを幾分厚い目に塗装します。
希釈率などは同じ。
コンパウンドで磨く時にどれくらいの厚さがあれば大丈夫か?その厚みを保たせます。
この厚さも、最近はだいたいわかってきました。
嘘でも継続すれば、そのあたり身につくのでしょう。

もう一点、難しいところは、研ぎ出しをしないので、表面張力で浮き上がった塗料はコンパウンドだけでは平坦になりません。
それを防ぐ為に、ウエットオンウエットではなく、半艶を保ちながら吹き付け量をウエットにならないように何層も重ねていきます。
こうすると、表面張力は起きにくいです。

でもでも、私は研ぎ出しをしません。
ある程度艶が欲しいわけです。
できたら吹き終わりは、表面張力ゼロ(まず無理)で艶ありツルツル状態にしたい。
この塗装はできません、私には・・・
艶がでると塗料が寄りだし、パネルラインが膨らみます。
半艶で重ねていくと、磨くのが大変・・・

技術的に無理なので、最初は半艶でクリアー層を十分稼ぎ、最後の一発をウエットにしております。
表面張力でクリアーは浮き上がりますが、最小に抑えられると思います。

今後も、いろんな方法で鍛錬しようと思います。


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