Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

ピタゴラスイッチ

2007-07-31 | Media
研究室の学生諸氏から誕生日のプレゼントをいただいた:『ピタゴラ装置 DVDブック Vol.2』(NHKエデュケーショナル)。じつは息子と一緒に前から目をつけていた品だったので、うれしかった。早速、息子(長男6歳)と拝見。う~ん、まさに脱帽の慶応佐藤研。Many thanks >> 学生諸君!
http://www.nhk.or.jp/kids/program/pitagora.html

Wk 30

2007-07-30 | Japan
Monday, Jul 23, 2007
朝になっても体調は回復せず、授業やゼミも予定されていたのだけれど(ごめんなさい>>学生諸君)、やむを得ず休ませてもらうことにして医者へ。寝不足と風邪気味だったのに加えて、怪我をした左膝から雑菌が侵入し炎症を起こし発熱したのが直接の原因だったようだ。抗生物質をもらって自宅でおとなしくしていた。

Tuesday, Jul 24, 2007
*午前中、環境造園学プログラム(千葉大)の実習ワーキング。改組後の新プログラムの下での環境造園実習の内容について詰める。
*午後、千葉大OBのK君が突然研究室を訪ねてきたので、しばし歓談。プライベートで関わっている「特定非営利活動法人 向島学会」や、ボランティアで関わっているという「光タワープロジェクト」等の活動を紹介してくれた(しかし、僕は個人的には新東京タワーの着工には反対である旨を伝えた)。その他、国公立大学のPRメディアのダサさについて話題となり大いに盛り上がる。仕事柄、国公立大PRメディアについては大いに改善の余地ありと(潜在的ビジネスチャンスとして)認識しているようだ。しかし、カネないんだよなぁ、大学。

Wednesday, Jul 25, 2007
*午前中は、懐疑、じゃなくて会議。
*午後、前期最後の大学院(千葉大)「プロジェクト実習」の中間発表会:松戸駅前、矢切、東松戸・紙敷、常磐平団地、明地区の5チームによる、地区の課題と改善の方向性に関するプレゼン。松戸市役所のS様にご足労いただきご意見をいただいた>ありがとうございました。
*兵庫県立淡路景観園芸学校から、昨年度の共同研究の報告書が送られてきた。「日中韓におけるランドスケープの形成・保全・再生に関する比較研究報告書」。僕は、第4章「アーバンフリンジにおける環境資源保全・創出のためのパートナーシップの形成」(共著)を担当させていただいた。

Thursday, Jul 26, 2007
*午前中、学科必修科目の「緑地環境学実習1」の内容検討打合せ。
*森林科学誌特集原稿の修正版を編集部に提出。
*午後、教授会。終了後、大学院の「プロジェクト実習」の後期の進め方について打合せ。

Friday, Jul 27, 2007
*午前中、大学院の「エコデザイン論1」の最終回@西千葉。「〈ランドスケープ〉による持続可能な地域経営」について。暑い一日だった。バスと電車を乗り継いでの西千葉通いもようやく一段落だが、改組後の新プログラムとして、後期から新しく始まる「広域緑地計画論」の準備をそろそろ始めなくてはならない。
*学部生の卒論コンサルティング。
*「韓中日国際ランドスケープ専門家会議」公募論文の査読及び査読結果報告書の提出。今年は、10月に韓国水原市で開催予定(韓国造景学会、中国風景園林学会、日本造園学会の共催)で、今回でいよいよ10周年を迎える。

Saturday, Jul 28, 2007
今年もJABEE農学分野審査講習会に参加するべく、朝早くから東大農学部へ。朝から暑い日差しが照りつけ、弥生坂を登りきる頃には一汗もふた汗もかいてしまう。幸い会場の弥生講堂は冷房が効きすぎるほどに効いており、汗がさっとひく。朝の9時半から夕刻6時まで、昼食で外に出た他はまさにカンヅメ状態。さすがに疲れた。

Sunday, Jul 29, 2007
今週も笠間へ。今回は茨城県営「笠間芸術の森公園」に足を伸ばした。芝生がとても美しい、管理のゆきとどいた公園である。地形を上手く利用したアンフィシアター近辺のランドスケープはすこぶるパストラル。園内には「茨城県陶芸美術館」のほか、「笠間工芸の丘(クラフトヒルズKASAMA)」等の施設があり、陶芸体験ができる設備が完備されている。笠間というのは田舎には田舎だが、笠間焼きの伝統をもち、素朴な田園風景の中に芸術の香りのする、なかなかに魅力的な街で、飽きることがない。茨城県陶芸美術館で開催されている、東南アジアの陶器展、現代茨城の陶芸展などを観覧した後、「笠間クラインガルテン」で有機野菜を仕入れて帰路についた。

国際都市計画シンポジウム2007のご案内(続報)

2007-07-24 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。

No.178 配信日:2007年7月24日
====================================
国際都市計画シンポジウムのご案内

-------------------------------------------------------------
2007年8月16日(木) ~ 18日(土)  Main Theme:創造都市 Creative City
-------------------------------------------------------------

■開催地:横浜市
■メイン会場:メルパルクYOKOHAMA
      〒231-0023横浜市中区山下町16
      TEL:045(662)2221(代)/FAX:045(661)1133
      http://www.mielparque.jp/ykh/ykh01.html
■スケジュール:
・8月16日(木)
 プレシンポジウム( 13:00~)/ ウェルカムパーティ(18:00~)
・8月17日(金)
 国際都市計画シンポジウム(9:00~)/フェアウェルパーティ(18:30~)
・8月18日(土)
 テクニカルツアー(9:00~)
■参加団体:Korea Planners Association/ Taiwan Institute of Urban Planning/Hong-Kong Institute of Planners 他
■使用言語:英語
■公式ホームページ:http://wwwsoc.nii.ac.jp/cpij/com/iac/sympo/07/index.html
■参加お申込み方法:
下記URLよりレジストレーションシート(*.doc)をダウンロード頂き、必要事項を
明記の上、メール添付にてsympo07@cpij.or.jpまでご送付下さい。
      http://wwwsoc.nii.ac.jp/cpij/com/iac/sympo/07/registration.html
■申込み期限:2007年8月6日(月)
■お問い合わせ先:
 (社)日本都市計画学会事務局 国際都市計画シンポジウム係
 TEL:03-3261-5407/ FAX:03-3261-1874
 E-Mail:sympo07@cpij.or.jp

************************************************** [詳細情報]

★プレシンポジウム

東アジアにおける新たな都市・農村連携:持続可能な都市圏の形成を目指して
--------------------------------------------------------------
東アジアの諸都市はこれまで、グリーンベルトをはじめとした欧米の都市計画制度の積極的な導入を基礎に、都市と周辺農村を空間・機能の両面から分離するという欧米型の都市形成を目指してきた。しかし、環境負荷の軽減や地域生態系を活かした持続可能な都市と地域の形成が世界共通の課題となった今日、東アジアの諸都市は、その風土や歴史、文化に即し、都市と農村を一体的にマネージする発想にもとづいた、独自の都市圏形成を目指す必要があろう。
本シンポジウムでは、韓国、台湾、香港および日本における都市圏形成の現状と課題を共有しつつ、東アジアという地域文脈における持続可能な都市圏のあるべき姿と、それに向けた計画理念を議論する。
---------------------------------------------------------------
日 時:2007年8月16日(木) 13:00~17:00
場 所:メルパルクYOKOHAMA Fujiの間
参加費:無料
プログラム:
・開会の挨拶
 大西 隆(東京大学 教授、(社)日本都市計画学会 会長)
・基調講演 “Managing the Rural-Urban transformation in East Asia in
the 21st century”
 Terry G. McGee(ブリティシュ・コロンビア大学教授)
・各国報告  “都市圏形成の現状と課題“
 [韓国] Lee Jeasun(延世大学校准教授(韓国))
 [台湾] Cheng-Min Feng(国立交通大学教授,台湾都市計画学会会長)
 [香港] Stanley C. T. Yip(Arup China,香港都市計画家協会前会長*)
 [日本] 武内和彦(東京大学IR3S副機構長,(社)日本都市計画学会副会長)
・パネルディスカッション
 司会:横張 真(東京大学大学院教授)
 パネラー:Terry G. McGee/ Lee Jeasun/ Cheng-Min Feng/
     Stanley C. T. Yip/武内和彦

★ウェルカムパーティ

日 時:2007年8月16日(木) 18:00~20:00
場 所:メルパルクYOKOHAMA Kohakuの間
参加費:一般 ¥5,000.- / 学生 ¥3,000.-


★国際都市計画シンポジウム

日 時:2007年8月17日(金) 9:00~17:00
場 所:メルパルクYOKOHAMA Kohakuの間 他
参加費:一般 ¥6,000.- / 学生 ¥4,000.- (資料代、昼食代込み)
プログラム:
・オープニングセレモニー ・・・Kohaku
・論文発表会 ・・・Kohaku、Ruby1・2、Hisui、Hoei
・昼食(代表者会談) ・・・Fuji(Bara)
・論文発表会 ・・・Kohaku、Ruby1・2、Hisui、Hoei
・パネルディスカッション “東アジアにおける創造都市の取り組みと課題”
[趣旨]
昨今、経済や情報技術などグローバルに進展しつつある構造変化の中で、都市、とくに大都市が果たすべき役割は、ますます大きくかつ広範なものになっている。都市は、膨大な人口と人間諸活動を受け入れる物理的な「器」としてだけではなく、経済的・文化的価値を生成・発信する仕掛けとしても、その重要性を増しつつある。
こうした中で近年、都市政策の新たな戦略として「創造都市」の概念が打ち出され、さまざまな取り組みが行われつつある。
このシンポジウムでは、韓国、台湾、香港および日本の事例をふまえ、創造都市の今後と課題について議論する。
[基調講演]
 佐々木雅幸(大阪市立大学大学院創造都市研究科教授)
[事例報告]
 森 秀毅(横浜市)
 Myoung-Gu Kang(ソウル大学 助教授)
 Kuang-Hui Peng (國立台北科技大學設計學院教授兼院長)
 Jimmy Leung (元 香港規画師学会会長)
[ディスカッション]         司会:中村文彦(横浜国立大学教授)

★フェアウェルパーティ

日 時:2007年8月17日(金) 18:30~20:30
場 所:横浜ロイヤルパーク
    〒220-8173 横浜市西区みなとみらい2-2-1-3
    TEL. 045-221-1111(代)
    http://www.yrph.com/
参加費:一般 ¥5,000.- / 学生 ¥3,000.- 

★テクニカルツアー

日 時:2007年8月18日(土)
行 程:
 Plan A) *原則、海外からの参加者向け
    ・集合場所:メルパルクYOKOHAMA
    ・集合時間:9:00
    ・見学先:みなとみらい周辺
    ・参加費:無料
 Plan B) *原則、国内からの参加者向け
    ・集合場所:大桟橋
    ・集合時間:11:00
    ・見学先:横浜港一周(船)
    ・参加費:無料

Wk 29

2007-07-24 | Japan
Monday, Jul 16, 2007 海の日
久しぶりの千葉ニュータウン。千葉県立北総花の丘公園BRITISH ANTIQUES Old Friends(ジョイフル・ホンダ)、MEGAMAXなど。

Tuesday, Jul 17, 2007
*学部生と卒研打合せ。
*JABEE対応。一日がかりで認定プログラムの変更通知の準備。
*環境造園学プログラム(千葉大学園芸学部)の暑気払いを兼ねた懇親会。

Wednesday,Jul 18, 2007
ああ、会議とその準備に明け暮れた一日。

Thursday, Jul 19, 2007 四十にして迷いっぱなし
*専攻研究ゼミ:グリーンウェイとは何ぞや? グリーンウェイによって「何の」持続性が高まるのか、「何の」安定性が高まるのか、について。そろそろ、実際の提案に即した議論、実体を伴った議論に移行していく時期だろう。
日本森林学会機関誌「森林科学」特集号の依頼原稿の修正作業。

Friday, Jul 20, 2007
午前中、西千葉本部で大学院(千葉大)のエコデザイン論1の授業。米国における「ニューアーバニズム運動とランドスケープ」について。
関連サイト→http://www.newurbanism.org/index.html

Saturday, Jul 21, 2007
造園学会関東支部現場セッション@多摩平団地(都市再生機構)。関東支部幹事で機構職員の島さんのご案内と小木曽さんのレクチュアで多摩平団地を訪れる。関東支部主催サマースタジオ2007の見学会も兼ねていたので、学生諸君も多数参加して賑やかなセッションとなった。建替前後の住区の解説付き見学と建替前住戸の内覧ができたのは実にラッキーだった。印象的だったのは建替前住区のNPペア住棟による濃密な屋外ランドスケープ。よかった。建替事業は残念ながらこの濃密な時間の蓄積を継承できていない。というより、それを消去することに事業の眼目があるかのようだ。むろん、建替後の住区にはそれはそれで良さがあるのだけれど。成長した樹木・樹林と真新しい住棟群のコントラストというのはユニークな風景ではある。
関連サイト↓↓
http://danchi100k.com/file0017/index.html
http://www.ur-net.go.jp/rd/history/terrace.html

Sunday, Jul 22, 2007
昨日、多摩平からの帰宅後、どうも体調がすぐれなかったのだが、無理をおして茨城県は笠間クラインガルテンの視察に出かけた。昨日の曇天から一転、強い日差しと蒸し暑さが身体に応えた一日となった。用事を済ませて帰宅後、どうも調子が悪く早々に寝込んでしまった。

千葉県立北総花の丘公園

2007-07-17 | Japan
千葉県立北総花の丘公園(計画面積約50haのうち開園面積約15.1ha、指定管理者=(財)千葉県まちづくり公社)に行ってくる。自然地形・樹林地を残した緑豊かな気持ちのよい公園だが,夏場ということもあり、管理が追いつかず部分的に荒れて(藪化して)いて通行不能なところもあった。荒れて(=ローメンテで)もそれなりに利用できる、あるいは景色としてもそれなりに見られるデザインというのをこれからもっと考えていくべき。だいたい樹木や灌木を植えすぎである。インターロッキングは目地から草本類が生えてくるし、安っぽい。アスファルト舗装のほうがマシ。収まりに凝るのは日本的で良いが、といって金のかかりすぎるディティールというのもこれからは考えもの。金のかけられるところならいいけど。

都計道、歩専道、宅地、調節地等と接する面白い立地ながら、行政の縦割り構造を反映してそれぞれの要素に関係性が見られないのも残念。特に、都計道が公園を分断しているのが玉にキズ。四季の変化を楽しむゾーンと親水レクリエーションゾーンに挟まれた都計道はまさにパークウェイとしてのポテンシャルを持っているにもかかわらず、自動車から水面すらも見えないというのはいかがなものか。もうちょっとオープンで空間的な一体性を確保できなかっただろうか。また、新しい高層住区や戸建てのローレルヒルズと接する公園東側(親水レクリエーションゾーン)は管理が行き届いているのに、古い団地住区に接する公園北側(四季の変化を楽しむゾーン)部分は荒れ放題。空間の一体性も前者のほうが高い。相隣環境の質(新旧)の差が、公園の管理密度にも反映されているのではないかと勘ぐりたくなる。

His Master's Voice

2007-07-16 | Media
映画を見終わったあとふらりと立ち寄ったHMV*にて、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)とクラウディオ・アバド(指揮)+BPOの演奏によるラヴェル「ピアノ協奏曲 ト長調」他、「夜のガスパール」「ソナチネ」「高雅にして感傷的なワルツ」「水の戯れ」収録のCD(DG, 1967, 1974, 1960,当初別々に発表された2枚のLPのカップリング)をゲット。アルゲリッチ初期の録音で、キラキラするピアノの音色が印象的だが、録音レヴェルが低いのが玉にキズ。それにしても、フランスの音楽というのは明るくてよい。

* HMVとは、英グラモフォン社(現 英EMI)の有名なトレードマークで、ワンちゃんが蓄音機を通して聴いている、亡くなった主人の声(His Master's Voice)の略からきている。(←うんちく)

Wk 28

2007-07-15 | Japan
Monday, Jul 9, 2007
*授業、ゼミ、会議等が予定されていた、保育所に通う子供から風邪を移され体調を崩し仕事を休む。
*「森林科学」誌特集記事の査読結果が届く。若干の手直しで済みそうだ。よかった。

Tuesday, Jul 10, 2007
*午後、大学院入試受験希望の他大生の訪問を受ける。
*第3回矢切研究会の開催通知が届く。
*環境情報科学センターから環境研究発表会論文集委員会担当論文と査読者の決定通知および第2回委員会の開催通知が届く。

Wednesday, Jul 11, 2007
*OBの諸先輩方をお招きしてランドスケープの仕事について語っていただく「緑の応用実学セミナー」の学内打合せ。
*大学院(千葉大)の「プロジェクト実習」。中間発表会に向けた最後の方向調整。
*夕方、早稲田へ。プレイスメディアの吉田さんと「公園緑地計画」の授業の最終回。新しい公園像を提案する課題の発表会及び講評会。
*韓国にて10月開催予定の「韓中日ランドスケープ専門家会議」の投稿論文の査読(2本)がまわってきた。

Thursday, Jul 12, 2007
*ここのところ、毎朝5時には二男(1歳)に起こされる。で、朝一の会議とくりゃ、そりゃもう眠いのなんのって。
*午後、卒論・修論の合同ゼミ。
*授業情報配信システム説明会。各授業毎に受講生と教員、ティーチングアシスタントが共用するメーリングリストのサービスが今年度から始まる。その利用説明会。

Friday, Jul 13, 2007
*午前中、西千葉で「エコデザイン論1」の授業。「生物多様性とまちづくり」について。ランドスケープ・エコロジーとエコロジカル・ネットワークの理論と実際について。
*授業後、昼食を済ませてから松戸に戻る。たまったメイルの処理。特にJABEE関連の対応。

Saturday, Jul 14, 2007
台風が近づき荒天ではあったが、長男(6歳)を連れて「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の先行上映会(MOVIX柏の葉)へ。ついにヴォルデモートとダンブルドアが激突。ダンブルドア強し。そしてシリウス・ブラック死す。それにしてもこの映画、何から何までイギリス的で微笑ましい。映画が終わってから、連休に備え(←?)、ららぽーと柏の葉のHMVでCDを買う。さらにNEXTでシャツを新調。(本国サイトはこちら)。イギリス留学中、NEXTもよく利用したけど、むしろ好きだったのはMarks & Spencer。お手ごろ価格でデザインはまあまあなのはNEXTと一緒。こちらは日本にはまだ入ってない。

ベートーヴェン4題

2007-07-13 | Media
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮+BPO+D.オイストラフ(ヴァイオリン)+M.ロストロポーヴィチ(チェロ)+S.リヒテル(ピアノ)によるベートーヴェン ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのトリプル・コンチェルト ハ長調 作品56(EMI,1969)。ジョージ・セル指揮+クリーヴランド管弦楽団+D.オイストラフ(ヴァイオリン)+M.ロストロポーヴィチ(チェロ)によるブラームスのヴァイオリンとチェロのためのダブル・コンチェルト イ短調 作品102(EMI,1969)とのカップリング盤。何とも豪華な顔合わせだが、カラヤンの統率力と表現力が冴えわたる名演。

ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮+VPOによるベートーヴェン 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」(EMI,1952)。歌劇「フィデリオ」作品72 序曲をカップリング。かねてより欲しかったフルヴェンのエロちゃんをついにゲット。いい。すこぶるいい。何かこう身体の奥底から力が漲ってくるような、それでいて洗練された演奏である。モノラル録音だけど、音楽は音質ではないということを雄弁に物語ってくれる。この情熱。僕にとってのベートーヴェンのベスト・シンフォニーは、このエロイカとあとは合唱である。

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)+ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)によるベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24「春」(DG,1987)、同第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」(DG,1994)。これはものすごい演奏。まさに火花散る競演とはこの盤のためにある形容と言っても過言ではあるまい。クレーメルもすばらしいけど、アルゲリッチのピアノが断然いいんだよなぁ~。うっとりとするような「春」。ヴァイオリンとピアノのものすごいバトルから一時も眼(じゃなくて耳)が離せない「クロイツェル」。どちらもいいが、どちらかと言われれば僕はクロイツェルをとる。

ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮+バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団+E.シュワルツコップ(ソプラノ)+E.ヘンゲン(アルト)+H.ホップ(テノール)+O.エーデルマン(バス)によるベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」(EMI,1951のモノラル録音、いわゆる足音入り)。長らく聴いてきたレコードをCDに買い換え。ライナーノーツに「音の世界遺産」とある。確かに名演だと思うが、ちょっとテンポがトロい(ただし第4楽章はすばらしい)。個人的にはレニー+VPOのグラモフォン盤もしくはレニー+ニューヨーク・フィルのCBSソニー盤(廃盤?)の演奏が僕は好きである。第9は第1楽章から第2楽章にかけてが一番好きなところ。そこがトロいのでどうもいまひとつね。第9には疾走感が必要。カラヤンのは論外だけど。

Wk 27

2007-07-12 | Japan
Monday, Jul 2, 2007
*午前中、「公園計画論」(千葉大)の授業(10週目)。「環境問題と公園:ゴミ箱化の諸問題 その2」について。
*午後、「専攻研究ゼミ」。いまだグリーンウェイの「理解」に手こずる。公団OBで現在院生の大先輩大石さんから、ご著書の「写真集 多摩ニュータウン今昔(撮影・文=大石武郎、編集=財団法人多摩市文化振興財団(パルテノン多摩)、2005)を戴く。NT各所の建設前と後の貴重な時系列写真集。一級の資料です。

Tuesday, Jul 3, 2007
*午前中、今秋韓国で開催予定の韓中日国際造園家会議の発表論文ほか院生との共同研究の資料探しのため渋谷の造園学会事務局へ。
*用事を済ませてから、その足で京王永山駅へ。研究室の4年生・院生らと桜ヶ丘、和田地区、大栗川、野猿街道、百草台団地近辺をフィールドワーク。久々によく歩いた。

Wednesday, Jul 4, 2007
*午前中、4年生の卒制打合せ。前日のフィールドワークをふまえたフリーディスカッション。
*大学院(千葉大)の「プロジェクト実習」5回目。
*早稲田芸術学校で「公園緑地計画」の授業。「公園緑地の管理(2):地域環境のマネジメントと公園緑地の計画」。人口減少社会におけるランドスケープ計画論の在り方について。

Thursday, Jul 5, 2007
*連ちゃんで環境造園学プログラム会議、コース・学科会議。重要な会議がある日はそれに派生するようにして会議が集中し、さながら会議デーの様相を呈す。
*会議終了後、学部・大学院合同の論文ゼミ。

Friday, Jul 6, 2007
午前中、西千葉で大学院の「エコデザイン論1」の講義。「都市生態学と環境再生」について。

Sunday, Jul 8, 2007
以前関わらせていただいた見沼田圃環境資産の保全・活用・創造にかかわる講演依頼をいただく。お題は、イギリスでのフットパス整備の取り組み、フットパスとは何か、見沼たんぼの保全活用への応用の可能性など。

国際都市計画シンポジウム2007

2007-07-05 | Fieldwork

2007年8月16日(木)~18日(土)@横浜市/メルパルクYOKOHAMA
主催:(社)日本都市計画学会 国際委員会

メインテーマ:創造都市 Creative City
・東アジアにおける新たな都市・農村連携:持続可能な都市圏の形成を目指して(プレシンポジウム)
・創造都市(国際都市計画シンポジウム)、テクニカルツアーなど。

詳細はこちら → http://wwwsoc.nii.ac.jp/cpij/com/iac/sympo/07/index.html

Wk 26

2007-07-05 | Japan
Monday, Jun 25, 2007
*午前中、「公園計画論」(千葉大)の授業(8週目)。「パストラリズムにみる機能と形態の関係:ゴミ箱化の諸問題 その1」について。
*夜、園芸学部創立100周年記念事業企画委員会。

Tuesday, Jun 26, 2007
*卒業生のIFLA投稿論文のチェックに半日かかる。今年はマレーシア
*千葉大学緑地・環境学科旧環境デザイン学講座デザインジャーナル「moe」の緊急編集会議。

Wednesday, Jun 27, 2007
*午前中、園芸学部創立100周年記念館の建設位置・デザイン等にかかわる打合せ。
*午後、学部生、修士学生の論文打合せ。
*夕方、早稲田へ。「公園緑地計画」の授業。「公園緑地の設計(2):「パストラリズムの系譜とアジアの風景モデル」について。一昨年、中国山東農業大学で開催されたランドスケープと園芸に関する国際会議にて発表させてもらったもの(Pastoralism in Context)を授業用にアレンジしてレクチュア。

Thursday, Jun 28, 2007
*午後、教授会。終了後、改組後の環境造園実習の内容及び担当体制、進め方等について打合せ。
*環境情報科学センター環境研究発表会論文集の投稿論文に関する担当希望論文・査読者案等の回答。

Friday, Jun 29, 2007
*午前中、西千葉本部で「エコデザイン論(2)」(千葉大院)の授業。「循環型社会の構築と街づくり」について。イギリスの運河再生など。
*とある大事な緊急会議のために、予定されていた環境情報科学センター環境研究発表会論文集委員会をドタキャン。

Saturday, Jun 30, 2007
後援会(学生の父兄が大学にみえて教員といろいろ議論する)に出席のため大学へ。