Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

26th week

2009-06-30 | Japan
09/06/22(月)
  • JABEE関連:自己点検書資料収集の依頼。授業点検シート関連その他の打合せ。
  • 千葉大学による柏の葉公園講習会の講師依頼を受ける。僕は「都市の再生と公園緑地」と題して喋る予定。本年4月より3年間、千葉大学は千葉県まちづくり公社(株)アイビックスとの連合体で千葉県立柏の葉公園の指定管理業務を請け負うことになったのを受けて実施されるもの。千葉県立柏の公園選定結果について(pdf)
  • 体調不良により環境情報科学センター研究発表会論文集委員会(第1回)を欠席。関係委員のみなさまご迷惑をおかけしました。
  • 千葉大学園芸学部100周年記念事業の一環として実施されるキャンパス修景について、全体修景計画の担当を仰せつかる。全体計画方針図の作成が喫緊の作業。

09/06/23(火)
  • JABEE関連:授業点検シートにおけるJABEE対応について。
  • 学部の授業「緑地環境学実習I」の3週目。「セキュリティ:選択と排除」について。植栽は「フレンドリー」であること。次回につながる学生のワークが出てきて、じつに小気味よい。
  • 2009年度第1回「緑の応用実学セミナー」にてロン・ヘンダーソン氏(L+A Landscape Architecture清華大学)のスライドレクチュアを聴講。計画、とりわけ広域的なアナリシスからプランニング、敷地レベルのデザインに落とし込むプロセスが―時間的な制約もあったのだろう―なんというかじつにあっさりとプレゼンされていて少々もったいない気がした。最後まで聴きたかったけれど時間切れで保育所へ。
  • S財団の研究助成申請に登録。

09/06/24(水)
  • 午前中、S財団研究助成申請書の準備。
  • 午後、特別演習ゼミ:東金八鶴湖景観再生プロジェクト。パークセンター及びイベントの企画案をつめる。
  • 夕方、久しぶりの早稲田。芸術学校都市デザイン科の授業「ランドスケープ・デザイン論」。「ランドスケープによる地域環境の再生(1):循環型社会の構築」について。

09/06/25(木)
  • 午前中、S財団研究助成申請書の準備(昨日の続き)。
  • 某公園再整備プロジェクトワークショップの専門アドバイザーの依頼をいただく。
  • JABEE対応:自己点検書引用・裏付資料の確認等。
  • 午後、FD講習会、教授会。教授会に学長来訪。移転問題に唐突に終止符が打たれる。

09/06/26(金)
  • 午前中、西千葉C。大学院の授業「エコデザイン論(1)」。「環境共生とランドスケープデザイン」について。
  • 松戸にもどり、S財団研究助成の申請書を仕上げる。
  • 前日の教授会での移転問題に関する結論が早くも朝日朝刊(千葉版)にすっぱ抜かれた。ということで、このブログに書いても差し支えあるまい。移転は白紙となった。バランスシートが―大幅に―バランスしなかったのだ。その教授会の席上、一連の新聞報道に情報をリークした内部教員の存在や、移転賛成派/反対派という対立の構図が見えかくれしたことについて、反対派に猛省を求めるかのごとき発言が聞かれたが、そのような発言こそさらなる対立を深めかねないということを指摘しておきたい。対立の構図がみられたことはたしかに残念なことだ。しかし、そうなったのには原因がある。バランスシート等の作成をめぐる一連のプロセスがいかにも不透明だったからだ。とりわけ、バランスシートをなんとかバランスさせようとする「抗しがたい力」のようなものが常々感じられたことは、「反対勢力」を生んで致し方ない状況を招いたといえる。抗いがたい力に対して、藁にもすがる思いで党派を組み、さらにはメディアに頼ったとしてもそれを責めることはできまい。幸いにも今回、バランスシートがバランスしなかったという決着をみたのは、あれほどの資金ショートであってみれば、収支をバランスさせようとする意志もさすがに失せようというもの。

25th week

2009-06-18 | Japan
09/06/15(月)
  • JABEE対応:ワーキング会議議事録作成、自己点検書の準備。
  • 環境情報科学センター環境研究発表会論文集委員会対応。

3つの学会の論文集委員会に出させていただいてるのだけれど、どの委員会も同じような顔ぶれが並ぶ。しかもほとんどは40代の委員。人材が不足しているのではない。限られたメンツとジェネレーションに仕事が集中しているのだ。これについてはいろいろと思うところがあるが、まあやめておこう。

09/06/16(火)
  • JABEE対応:自己点検書の準備。
  • 学部の授業「緑地環境学実習I」の2回目。「意味と明示」について。とにかく学生に「喋らせる機会」が豊富にセットされている実習。しかも自分の言葉で。曖昧な表現や誤った語法は許されない。たとえ意味が伝達できたとしても。仲間内で成り立つ感覚的なコミュニケーションは断固否定される。大げさにいえば、言語は常に他者に向けられている、ということを徹底的にたたき込まれる。従来の設計系実習では、言葉で正確かつ十分に説明できる事柄にもかかわらず、「手で考えろ!」という託宣のもと、端折られていたアプローチであり、石川さんの面目躍如といったところ。

09/06/17(水)
  • 学会対応:造園学会関東支部造園遺産見学会企画、都市計画学会学術委員会発表会論文1次審査など。
  • 学務対応:JABEE自己点検書の準備、普遍コア科目「ランドスケープへの計画と設計」成績評価、学部と大学院の専門科目「インターンシップ」など。
  • 授業関係:大学院修士課程「エコデザイン論(1)」の準備、早稲田大学芸術学校都市デザイン科「ランドスケープ・デザイン論」の準備など。
  • 専攻研究ゼミ:東金八鶴湖景観再生プロジェクト。今年度の提案の枠組みの検討とイベント企画について(先週の続き)。

ベートーヴェンじゃないバックハウス

2009-06-16 | Media
 

今回は巨匠にご登場いただこう。。。バックハウス。
バックハウスといえば、なにはともあれベートーヴェン。そして、ブラームス。
ところがどっこい、ハイドン、モーツァルトもすばらしい。

ハイドン・リサイタルは、冒頭のピアノソナタ52番出だしの音色のなんとふくよかなこと。こういう音、最近の演奏やCDじゃ聴けないなぁ。それから、この人のモーツァルト、まるでベートーヴェンみたい(笑) 風格ありすぎ! いわゆる十八番の作曲家、楽曲以外の演奏にこそ、その演奏家の特徴が色濃く顕れるということはよくある。

24th week

2009-06-14 | Japan
09/06/08(月)
  • 午前中、JABEEワーキング会議(3回目)。自己点検書の留意点と収集資料の確認と検討。
  • 午後、大学院進学希望者との面談。
  • 学務対応:翌日の実習の準備など。

09/06/09(火)
  • 学部の実習科目「緑地環境学実習I」の環境造園学領域担当部分の授業が始まった。今年から非常勤講師にランドスケープデザイン社石川初さんをお迎えした。学部の2年生相手に初回からフルスロットル。「転用」をテーマにスリリングな授業が展開されました。また、「言語化」にこだわる姿勢がとても印象的でした。74名の受講者!
  • 夕方、市川市役所へ。「市川みどりの市民フォーラム」、「真間山の緑地を守る会」とともに準備を進めてきた「生物多様性保全・生態回廊を実現する“市川市北西部水と緑の回廊構想”の市民提案」の提案書を市川市に提出した。遅い時間帯ながらも公園緑地関係各課をはじめとする職員の皆様(総勢10名)ご列席のもと(←ありがとうございました)、フォーラム代表の佐野さんから概要説明があり、意見交換ののち、提案書が受け渡された。今後、「市川市市民等への市政への参加の推進等に関する要綱」の規定にもとづき、「市民政策提案制度」を利用して個別具体の提案を行っていく予定。市川市では北東部地域ですでに同種の市民政策提案「大柏川流域の“水と緑の回廊(コリドー)”づくり」がなされています。

09/06/10(水)
  • 専攻研究ゼミ:東金八鶴湖景観再生プロジェクト。今年度の提案の枠組みの再確認とイベント企画。
  • 千葉市・大学等共同研究事業契約手続き書類の準備ほか。

09/06/11(木)
  • 臨時教授会:移転問題について。学長ほか担当理事が来学。バランスシートの再検討について。
  • 学務関係:インターンシップ対応。
  • 東金八鶴湖景観再生プロジェクトのリサーチ。
  • 夕方、造園学会関東支部幹事会のため渋谷へ。造園遺産見学会企画、今年度の支部大会企画など。終了後、東農大阿部先生の造園学会賞受賞祝賀会。

09/06/12(金)
  • 西千葉Cにて大学院の授業「エコデザイン論(1)」の木下担当パートの初回。ランドスケープデザインはエコロジカルデザインか? イーストスケールト防波堤(オランダ)と養老天命反転地(岐阜県)を事例として、アフォーダンスの概念とランドスケープデザインについて。
  • 西千葉で昼食をとってから松戸Cに戻る。メール対応、JABEE対応、学会対応、その他来週の授業の準備など。
  • 夜、家事を片付けてから笠間へ。

09/06/13(土)~ 09/06/14(日)
笠間にて。

23rd week

2009-06-08 | Japan
09/06/01(月)
  • 学務対応:インターンシップ、緑地環境学実習Iの準備。
  • JABEEワーキング会議。自己点検書の内容検討と準備体制、学科への協力事項などの検討。

09/06/02(火)
  • 次週からの授業「緑地環境学実習I」の事前課題のアナウンス及び資料配付のために、午後一で柏のフィールドセンターへ。
  • 松戸にとんぼ返りで、千葉県農林水産部の方と科学技術振興調整費/地域再生計画の件で仕切り直しの打合せ。
  • 学務関係:普遍コア科目「ランドスケープへの計画と設計」の試験問題の準備等。

09/06/03(水)
  • 午前中、文化庁の本中主任調査官が来学され、江戸川~段丘崖一帯に展開する風致景観、千葉大学園芸学部キャンパスを含む近代の造園遺産を一体のものとして保護、保全していくことの、地元行政、東葛地域にとっての戦略的重要性、必要性について講演された。松戸市(35名!)、柏市、千葉県の各自治体職員、学生、教員、メディア関係者らで会議室はほぼ満席となった。講演後、松戸市長もまじえて学部長を訪問された。文化的景観の説明に際し、「土地利用としての評価」の重要性を再三強調されていたのが印象的だった。
  • これを僕なりに解釈するなら、松戸キャンパスの文化遺産/風致景観は園芸学部が園芸教育・研究の場として活用することを通じて実践的に保護・保全される必要があるということだ。緑地だけ残れば所有者は誰でもよいということでは断じてない。モノの重要性もさることながら、モノを支えているシステムがより重要なのである。
  • 午後はゼミ。東金八鶴湖景観再生プロジェクトについて。
  • 夕方、総合計画審議会のため流山市役所へ。

09/06/04(木)
  • コース・学科会議:JABEE認定継続審査自己点検書の準備体制と役割分担について。
  • 学科会議終了後,千葉市役所に移動。パークマネージメントの推進に関する千葉市との共同研究の一環で、市役所職員に向けたレクチュア(田代教授による)に柳井氏とともに列席、終了後意見交換ほか、今年度の共同研究の打合せなど。
  • 学務関連:JABEE対応,インターシップ対応。

09/06/05(金)
  • 西千葉キャンパスで普遍コア科目の授業「ランドスケープへの計画と設計」の最終回。「サスティナブル・コミュニティとランドスケープ」についてのレクチュアと最終試験。
  • 引き続いてドクターコースの授業「エコデザイン論(2)」の僕の担当の最終回。「都市緑化と環境配慮」について。
  • 学務関連:インターシップ対応等。

09/06/06(土)
早稲田大学芸術学校の授業「ランドスケープ・デザイン論」の見学会。学生さんたち(といってもみなさん社会人)と港北ニュータウンのグリーンマトリックス(第一地区)を歩く。実に久しぶりの港北(センター北駅~大塚・歳勝土遺跡公園~山崎公園~牛久保公園~徳生公園~山田富士公園~北山田駅)。グリーンマトリックスもいよいよマチュアな様相を呈してきたのとコミュニティ臭くなってきたのが◎。学生さんたちは一様にスケール感に驚いていたよう。


歩行者専用道路が途切れるとすぐさま公開空地が続く。
公開空地を通り過ぎるとまた歩行者専用道路につながる。
これぞグリーンマトリックスの真骨頂。


歩行者専用道路に面した寺院の擁壁。
メンテナンスフリーの壁面緑化。おみごと。


山崎公園から「くさぶえのみち」にぬける立体交差部分。
言われなければ上部は車道とは気づかない。


それにしても、このせせらぎのエコな感じはどうだろう。
一朝一夕につくり出せるものではない。


ディテールはこんな具合。いい。


落書きチックを装ったこの橋名、バツグンのセンス。
こうなってこそ公園も一人前というものだ!

09/06/07(日)
先頃、読売新聞において「園芸学部移転にともなう柏Cの売却構想」が―ようやく―すっぱ抜かれた。松戸Cのみならず柏Cまでも売却し、その見返りに得るのが西千葉の東大生研千葉実験所跡地と原野同然の▽大誉田農場だ。あまつさえトータルで10ヘクタールの校地を千葉大は失う。常識的に考えてあり得ない土地取引だ。本部は学生の教育上のメリットを主張するが、当の学生は園芸の松戸残留を望んでいる(アンケート結果)。

松戸Cや柏Cを売ってもかまわないとする発想は、常磐線エリアとTXエリアの可能性を認めないかあるいは無視して、総武沿線に自閉するという考え方に裏付けられている。しかるに柏Cはハートランド(Heartland)である。その戦略的位置の重要性は誰の目にも明らかで、仮にも手放すとなれば、千葉大は経営感覚を疑われよう。それはおいておくとしても、柏Cの背後にあって△大が勢力範囲(Sphere of influence)を広げつつあるのは周知の事実であり、よって柏Cを売却するならその相手は△大をおいて他にあるまい。

こう考えてくると、今回の移転騒動の核心というか実態は、東大生研千葉実験所の移転でもなく、まして松戸Cの移転でもなく、△大による柏Cの獲得なのではないかと思えてくる。少なくとも、松戸C(の移転)は手段であり目的ではない。。。とにもかくにも、この問題は、難しいことはいわずに、非常に常識的なレベルで決着がつくような―あるいはつけるべき―問題のような気がしてならない。

22nd week

2009-06-02 | Japan
09/05/25(月)
(社)日本造園学会全国大会分科会。詳しくは 21st week 参照のこと。

09/05/26(火)
  • 午後、専攻研究ゼミ。パークマネージメントシステムについて。
  • (財)環境情報科学センターの環境研究発表会論文集委員会の委員委嘱をいただく。
  • JABEE対応:ワーキング会議日程調整など。

09/05/27(水)
  • 学務関連:受入先へのインターンシップの学生決定の通知など。
  • JABEE対応:自己点検書の構成、ワーキング会議の日程調整、シラバスデータの配布など。

09/05/28(木)
  • 午前中、D論予備審査会。
  • 学務対応:インターンシップ説明会、緑地環境学実習Iの準備、JABEE対応など。
  • 午後、第二教授会、第一教授会。学長来学。中期計画、移転問題について。

09/05/29(金)
  • 西千葉Cで大学院ドクターコースの授業「エコデザイン論(2)」。イングランド都市計画における生物多様性保全への対応状況。「UK Biodiversity Action Plan (UK BAP)」、「Planning Policy Statement 9: Biodiversity and Geological Conservation」、都市計画協会(TCPA)による「Biodiversity by Design」など。
  • 学務関連:インターンシップ対応、普遍科目「ランドスケープへの計画と設計」の課題準備など。

09/05/30(土)~ 09/05/31(日)
笠間。詳しくは借庭日記参照のこと。

20会&ガルテンの日

2009-06-01 | 借庭日記
09/05/30(土) 曇りのち雨
午後から笠間へ。
1週間の疲れが出、到着してすぐに午睡。
その間、ツマはニワの草取り。

夜は、平成20年度入村組(通称20会(にーまるかい))の懇親会。
送迎バスで宍戸の「半よし」さんへ。
楽しい宴でした。

09/05/31(日) 曇りのち雨
ラヂヲ体操を親子でサボる。
午前中は、「ガルテンの日」。
小雨がぱらつく中、みんなで草取り。
終了後、つきたてのお餅をいただいた。


クレマティスが元気に花を咲かせた。

午後は芝生のエッジング。
ツマは草取りと収穫。
ダイコン、ブロッコリ、サヤエンドウ、サニーレタス。


今年のダイコンは昨年よりもできがいい。


ようやく芝生のエッジングを完了。


エッジング後のすっきりしたニワ。
去年のほぼ今頃の芝生の状態は → こちら


春から秋まで次から次へ花が咲くニワ