Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

日本造園学会関東支部学生デザインワークショップ・サマースタジオ2013

2013-08-16 | Presentations
平成25年8月16日から18日にかけて、今年で2年目となる福島県石川町でのサマースタジオ2013(SS2013)に事務局として参加させていただきました。石川町は安定した地層・地盤を有し、先の大地震でもほとんど被害を受けることがなかっただけでなく、県下において奇跡的なクールスポット(福島第一原発事故による放射能汚染の)としても知られ、復興支援の拠点としての役割も期待されています。昨年、石川町でSS2013を開催することになった折、同町に3箇所の千年村(藤田郷、長田郷、石川郷)があることを指摘させていただき、その後、これら各郷が今日でも生産や生活においてまとまりのある地区として存続していることを知り、本ワークショップの対象地区として選定された経緯があります。今年のワークショップは2年目ということで、より具体的な提案が期待されています。

私は事務局として参加させていただきましたが、初日の学生向けショートレクチャーで千年村研究のその後について喋ってくれととつぜん霜田さんに言われ(笑)、「なぜ千年村か?」と題して急遽お話しさせていただくことになりました。

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SS2013の行程は以下のとおりです。

8月16日(金)
町内地域資産見学(当方はC班:中田地区・御在所街道)に参加し、地元の方々や主催者の方々にお話をうかがいました。
・石川町体育館(昼食・歓迎セレモニー)
・いわき市久之浜地区との交流農場
・古内の桜(写真1)
レクチャー/ミーティング
・田瀬理夫氏(プランタゴ代表)「遠野暮らし」
・平岡義浩氏(宮城大学教授)「津波被災地から考える山の意味」
・木下剛(千葉大学大学院准教授)「なぜ千年村か?」

8月17日(土)
いわき市久之浜地区との交流会
・久之浜漁港とその周辺の津波被災地(写真2)
・浜風商店街(仮設商店街)
・大久保公民館(昼食)
グループ毎のワークショップ{石川町体育館)
町民と学生の交流会(井筒屋旅館)

8月18日(日) 中谷自治センター
町民との対話フォーラム「石川町の地域資産」
・田瀬理夫氏(プランタゴ代表)「遠野暮らし」
・阿部伸太氏(東京農業大学准教授)「ヨーロッパから見た石川町の田園風景」
・平岡義浩氏(宮城大学教授)「津波被災地から考える山の意味」
交流型学生プレゼンテーション(写真3)