Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

休講通知

2007-10-23 | Japan
すでにお伝えしてありますが、
韓国出張(10/21~10/27)のため、
今週の担当授業(下記)をすべて休講にします。
地域環境管理論(月2限)
広域緑地計画論(水2限)
環境デザイン実習V(水3~5限)
緑地デザイン学(金3限)

よろしくお願いします。韓国にて

Wk 42

2007-10-21 | Japan
Monday, Oct 15, 2007
*学部(千葉大)の授業「地域環境管理論」の2回目。「アーバニズムとランドスケープ」について。時間切れで、予定メニューの半分くらいしか消化できなかった。最近、興に乗ってついつい話しすぎてしまい、時間切れとなるケースが多い。反省。いや、自分で言うのもなんだが内容が濃すぎるのだ。言い方を変えれば、詰め込みすぎ。これも反省。
*The 10th International Landscape Architectural Symposium in Korea, China and Japan (@Korea) Session 3 "Significance of landscape architecture as a life culture" のコメンテータの依頼を戴く。
*科研の準備。「住宅金融支援機構」のリクルート対応。日本造園学会関東支部大会の打合せ(研究発表会の座長、シンポジウムの話題提供について)、環境情報科学センター「環境研究発表会論文集」掲載論文の修正依頼通知書の作成等々。

Tuesday, Oct 16, 2007
*環境情報科学センター「環境研究発表会論文集」掲載論文の修正依頼通知書の提出。今回の担当は専門外の論文が多く苦労した。発表会での座長(の担当)が思いやられる。
*翌日の授業「広域緑地計画論」「環境デザイン実習V」の準備、文献リストの作成、関連事例のレビュー(東ロンドン・グリーングリッド East London Green Grid について)。学部生の卒論打合せ等々。

Wednesday, Oct 17, 2007
*午前中、大学院の授業「広域緑地計画論」の3回目。学生による類似事例(つくば市水と緑の回廊、松戸市水と緑の回廊、鎌倉市緑のネットワーク、清瀬市柳瀬川回廊構想、三島市源平川水辺環境再生事業、シュツットガルト市「風の道」及び「Stuttgart 21」)のレヴューとディスカッション等。
*午後、学部の授業「環境デザイン実習V」の3回目。類似事例(川崎市緑と水のネットワーク、各務原市水と緑の回廊計画、王寺町水と緑のネットワーク、城陽市緑の基本計画、東京都建設業協会水と緑の回廊)のレヴューと「East London Green Grid」の紹介。(財)都市緑化技術開発機構作成のガイドライン「緑の回廊構想」の批判的検証等々。
*学部生の卒論打合せほか。

Thursday, Oct 18, 2007
*科研の準備ほか、諸々の事務仕事。滅入る、いやメイル対応等。
*「松戸グリーンウェイ構想」のゼミ。松戸市域レベルのグリーンウェイの目的と戦略ルートの設定、地区別グリーンウェイの目的とルート設定の考え方について。
*博士課程学生の学会投稿論文打合せ。大学院博士課程授業「緑地デザイン学」の準備。

Friday, Oct 19, 2007
*午前中、博士課程学生の学会発表論文のチェック。出張手続き書類等の準備。
*午後、大学院博士課程の授業「緑地デザイン学」の第1回目。引き続いて、大学院修士課程の「プロジェクト実習」の秋期2回目の授業。
*翌日の日本造園学会関東支部大会・シンポジウム「造園遺産インベントリーをつくろう」の準備。僕は「造園遺産インベントリーの役割と可能性」について話題提供します。その他、池尻あき子さん(プレック研究所)、小野良平さん(東大院)、片受明さん(横浜市)が話題提供されます。シンポジウム終了後には、デザインワークショップ「サマースタジオ2007 時間の継承~新たな集住の風景~」も開催されます。詳しくはこちら → http://www.landscapearchitecture.or.jp/dd.aspx?itemid=1488&efromid=0#moduleid1029

Saturday, Oct 20, 2007
日本造園学会関東支部大会・シンポジウム「造園遺産インベントリーをつくろう」にパネラーとして出席し、話題提供を行いました。いや、小野先生(東大院)のプレゼンが圧巻でした。みごと。。。詳細はまた後日。

Sunday, Oct 21, 2007
本日より1週間、国際会議のため韓国に出張しますので、ブログの更新をお休みします。

秋の音楽

2007-10-19 | Media
カルロス・クライバー(指揮)+ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ブラームス「交響曲 第4番 ホ短調 作品98」
(DG,1980,ウィーン)
いい。秋だね。

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)+リッカルド・シャイー(指揮)+ベルリン放送交響楽団/キリル・コンドラシン(指揮)+バイエルン放送交響楽団
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30」,チャイコフスキー「ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23」
(PHILIPS, 1982@ベルリン,1980@ミュンヘン)
ラフマニノフがよい。チャイコンはスピーカで聴くといいんだけど、ヘッドフォンだとなんかスカスカだなぁ。いや、リヒテル/カラヤン盤のゴージャスな音に慣れちゃってるから、そう聞こえるんだろうな。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)+スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ベートーヴェン「チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69」「チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102の1」「チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 作品102の2」
(PHILIPS, 1961@ロンドン,1963, 1962@オーストリア)
じつに男臭い。たしかにイイんだけど、ちょっと引いちゃうな、僕は。

シャルル・ミュンシュ(指揮)+パリ管弦楽団
ブラームス「交響曲 第1番 ハ短調 作品68」
(EMI,1968@パリ)
熱い。でもドイツ人の熱さとはまたちょっと違う。

「西東京いこいの森公園」について

2007-10-16 | Japan
渦中の「西東京いこいの森公園」に、現役第一線でご活躍中のランドスケープ・アーキテクト諸氏と現場検証に行ってきた。当初、図面を見る限り、こと噴水に関してはそれほど住宅地に近接しておらず(図面上では40メートルほど離れているうえに、住宅と噴水との間には幅10メートル強の緑地帯が設けられている)、致命的といえるほどの配置計画上の問題があるとは思わなかったのだが、実際に現地を訪れてみて、そのような考え方は吹き飛んだ。詳しくは同行メンバーの一人だったツクイ氏がすでに氏のブログにて報告しており、僕も概ね氏の見解に賛成なのでそちらを参照いただくとして、ここでは今後の対応策の方向について思うところを述べてみたい。

噴水と住宅地は図面で見る以上に近接している。そう感じるのは、住宅に面する緩衝緑地帯の幅員が非常に狭く、高木も少ないため、住宅のファサードが公園に向けて露出してしまっているからである。つまり音源(噴水)と住宅の間のバリアーが皆無なのである。これはまずい。それより問題だと思うのは、噴水と住宅の間に「子ども広場」が設けられている点で、こちらは住宅までの距離が10メートルにも満たない。噴水よりむしろこちらが問題だ。設計以前に、計画レベルの問題である。

打開策として最も手っ取り早いのは、公園敷地境界部分への「防音壁」の設置であろう。植栽だけでは焼け石に水で、メンタルな効果すらも期待できないと思う。それほどに緑地帯の幅が狭い。防音壁は住宅の南面に位置することを考慮して、透過性の材質のものがよいと思われるが、住宅地側の温度上昇を避けるために防音壁の手前に植栽(なるべく密に)を施したほうがよいだろう。

しかし、より抜本的には、「子ども広場」(可能であれば噴水も)を他所に移動し(移動先はパークセンター西側の緑地帯がベター)、跡地に植栽を施したい。この植栽は、「自然観察池と流れ」をとりまく緑地帯を延長してくるイメージでよいと思う。加えて可能なら、「ボール広場」部分の緑地帯ももう少し厚くしたい。ただし、「ボール広場」は隣接する病院との関係(合意?)があるかもしれないので、この場合はその限りではない。

ところで、「自然観察池と流れ」はこれ自体がおそらくは住宅地との緩衝緑地帯として設けられたものであるはずだが、そうであれば「子ども広場」の部分も本来緑地帯にすべきであった。災害避難地としての位置づけのある公園でもあるのだから、住宅地に隣接する部分の植栽は延焼遮断帯として分厚くしておくのがセオリーである。こうした点からも「子ども広場/ボール広場」と住宅地の間の緑地帯の「薄さ」がじつに気になるところである。

今回の件は、騒音の意味や行政の対応のあり方、公園の公共性の問題等々、議論すべき事柄はほかにもたくさんあるのだが、専門的にはまずは公園の計画設計に落ち度がなかったか否かを考えてみた次第。果たして、設計というよりは計画レベルで大きな問題が認められた。これは、仮にも「公園サイド」にいる人間として、とても残念な結果であるというのが正直な気持ちである。しかし、これを機に、公園デザインの重要性、必要性にたいする社会的な認知度が高まることを期待したい。

最後に、裁判所の判断や多くのマスコミ報道で見られるように、今回の一件の原因が「噴水の設計にあった」とする見解は間違っているという点だけ指摘しておきたい。東京地裁八王子支部は「水に親しむ施設に公共性はあるが、それが今回の公園のような形である必然性はなく、工夫次第で子どもたちが過度に興奮して歓声を発することがない施設を設けることができたはずだ」と指摘している。しかしこれは間違っている。子どもが歓声をあげる噴水の設計に問題があったのではなく、噴水をあんな(住宅に近い)場所に配置したことが問題なのだ。噴水自体に全く責任はない。まして子どもに責任はこれっぽっちもない。噴水や遊具に臨んで、子どもを騒がないようにさせるとか、興奮させないようにするとか、そういう発想は間違っている。そんな施設なら置かないほうがよい。

以下、余談。
個人的にはこのフィールドワークはもっと別な点からじつに面白いものであった。これについてはまた後日。以下要点だけ。
・民間プロジェクトと比べた際の、公園デザインのレベルの低さについて。
・にも拘わらず、お金はけっこうかかっているので、自治体の財政難はデザインの低レベルの理由にはならないことについて。
・低コストでもっと利用者本位でローメンテで質の高いデザインはいかにあるべきかについて。

以上は、木下個人の見解であり、同行したメンバー全員の同意を確認しているものではない点を付記しておく。

追記:こちらも参照! 身辺メモ:「西東京いこいの森公園」に行ってきた
追追記:hidetox.com blog:西東京いこいの森公園の設計業者選定プロセス

Wk 41

2007-10-14 | Japan
Monday, Oct 8, 2007
クラインガルテンの申請のために笠間へ。帰路、阿見町の英国アンティークマーケット(WAREHOUSE)へ。日本最大級、だそうである。この日は、ブラームスとマーラーにお世話になったが、秋の田園にはブラームスがお似合いだったなぁ。

Tuesday, Oct 9 ,2007
所用で筑波の独立行政法人 建築研究所へ。この研究所、世に「ケンケン(建研)」と略称されるのだが、僕はこの呼び名がどうも昔からしっくりこない。ケンケン、と聞くたびに、ブラック魔王(チキチキマシン猛レース)を連想してしまうので。。。ところで、建研のユリノキ並木のアプローチはなかなかイイですね。だいぶ枯れているようだけど。打合せ後、お隣の、といっても1キロ以上離れている国土交通省 国土技術政策総合研究所(こちらは略してコクソウケン(国総研)と呼ぶ)に寄って、忘れ物を妻に届け、研究室のみなさまにご挨拶してから大学に引き返す。

Wednesday, Oct 10, 2007
*午前中、大学院修士課程の「広域緑地計画論」(今年度新規開講)。市川市の市民グループの活動とジョイントしながら、「市川市北西部地域の水と緑の回廊構想」を練っていくのがテーマ。本来は講義科目であるが、大学院ということもあり演習型の授業形態とした。こちらは15名ほどの受講者。一コマ90分で演習型は正直キツイが、何とかやるしかない。
*午後、同じテーマで、「環境デザイン実習V」(千葉大園芸学部)の二回目。今年は学部の3年生5名が受講してくれることになった。この日はアウトプットの具体的なイメージをつかんでもらうために内外の事例をスライドで紹介。
*夕方、恩師の田畑先生(日本自然保護協会理事長、千葉大学名誉教授)が研究室にみえる。伊那市立伊那図書館に創設される「田畑貞寿・森田芳夫記念「伊那谷自然環境文庫」に所蔵する図書についての打合せ。

Thursday, Oct 11, 2007
午前中、今週末土日に予定されている大学院の授業「環境造園学特別セミナーA」(鈴木講師/建築研究所)のアレンジ。午後、T先生のお見舞いに田端へ。大学に引き返し、子供たちを保育所に迎え、松戸駅で妻にバトンタッチして、再び東京へ。元気・まちネットの定例理事会@恵比寿。

Friday, Oct 12, 2007
午前中、環境情報科学センターの「環境研究発表会論文集」担当論文の最終判定結果を締め切りを大幅に過ぎて送る。ご迷惑をおかけしました。午後は滅入る、じゃなくてメイル対応で忙殺。

Saturday, Oct 13, 2007
ランドスケープデザインのイシカワさん、Aquiloのツクイさん、プレイスメディアのシモダくん、UR都市機構のタケダさんと、騒音問題で揺れる「西東京市いこいの森公園」を現場検証。いやはや勉強になりました。詳しくは別途

Sunday, Oct 14, 2007
保育所の父母会役員会。今週末の韓国出張の準備等々。今週は授業がビッシリだし、韓国行きの前日土曜日には「日本造園学会関東支部大会」もある。さらにマズイのは、韓国出張で丸々1週間日本を空ける関係上、月末締め切りの科研の準備をしているヒマがない。これは相当シビアだぞ、今週。

Wk 40

2007-10-09 | Japan
Monday, Oct 1, 2007
*後期の授業がスタート。今期は学部が「地域環境管理論」「環境デザイン実習V」「専攻研究」、大学院が「プロジェクト実習」「広域緑地計画論」「緑地デザイン学」「特別研究」など。この日は、「地域環境管理論」の初回で、イントロダクション:都市/ランドスケープ クロニクル。アーバニズムの側からランドスケープの意味を捉えるという、この授業の基本コンセプトについて解説。
*日本森林学会機関誌「森林科学」51号特集記事「JABEE認定後の変化と動き:千葉大学園芸学部緑地環境学プログラムの場合」のゲラ校正。今月発行予定。
*学部生の卒研打合せ。明日の「環境デザイン実習V」のガイダンスの準備など。

タム研林君から見沼田んぼのポータルサイト(さいたま市)を開設したとの連絡があったので、ここでもご紹介させていただきます。見沼田んぼで活動中の市民団体のリンク集や「散歩みちマップ」に注目。http://www.minumatanbo-saitama.jp/

Tuesday, Oct 2, 2007
学部(千葉大)の授業「環境デザイン実習V」の合同ガイダンス。今年は「市川市北西部地域におけるグリーンウェイの提案」がテーマ。受講希望者が3名と、今年はちょっと寂しいけれど、フィールドワーク中心の機動性に富んだ実習にしていきたいと思っている。市民グループとの協働も大事な課題。大学院の授業「広域緑地計画論」もレクチュアも交えた演習型の授業とし、このテーマを扱うことに。

Wednesday, Oct 3, 2007
日本造園学会関東支部認定造園遺産候補の推薦。日本造園学会関東支部では、関東地方の造園遺産のインベントリづくりと遺産認定に向けて準備を進めてきた。今月20日開催の関東支部大会(@東京農業大学)シンポジウム「造園遺産のインベントリを作ろう」(仮題)にて、インベントリと認定遺産の発表を行う予定である。僕もこのシンポジウムにパネリストとして参加して「造園遺産のインベントリーの対象となりうるもの」についてしゃべる予定。そのこともあって、遺産認定の基準や枠組みについてつっこんだ検討を行った上で候補の推薦をさせていただいた。

Thursday, Oct 4, 2007
午前中、卒論・修論のゼミ。午後は懐疑、いや会議漬け(学科・コース会議、領域会議)。改組後の新体制下での実習(環境造園実習I~IV)の大枠がようやく決定し、今後は授業内容の詳細をつめることと、講師陣の人選に入る。夕方、今週土曜より開講の大学院授業「環境造園特別セミナーA」のセッティング。このセミナー、国交省の町田誠氏、建研の鈴木弘孝氏、奈良女子大/プレイスメディアの宮城俊作氏をお招きして(←なんという異色の組み合わせ。まあそれがねらいなんだけれど)、それぞれのお立場から実務レベルのお話をいただく予定。乞う出席。

Friday, Oct 5, 2007
大学院の授業「プロジェクト実習」の秋期セメスターの開始。春期の調査をふまえ、秋期は個人ベースでプロジェクト提案までもっていく。そのためのテーマ発表と内容の検討。松戸市を対象として自ら課題を発見し、それを解決するための計画・デザイン提案を行う点が、敷地もテーマも与えられる学部のデザイン実習との大きな相違点。むろん正解というものはない。地域の人々に自分の提案の必要性や重要性をどれだけアピールできるかがすべて。

Saturday, Oct 6, 2007
二男が熱を出したため(長男は保育所の運動会)、この日予定されていた日本造園学会関東支部幹事会(@東農大)をドタキャン。

Sunday, Oct 7, 2007
学部の「環境デザイン実習V」及び大学院の「広域緑地計画論」の各授業の初回。学生さん13名を連れて「市川緑の市民フォーラム」「真間山の緑地を守る会」主催の市川北西部水と緑の回廊計画実地踏査(第1回:江戸川・国府台ルート)に参加し、江戸川・国府台界隈を歩く。市民グループと協働しながら「市川市北西部地域の水と緑の回廊構想」を練り上げ、最終的に市川市への提言までもっていく。この過程で、市民提案に協力しつつも、それとは別に独自のプランを考えてもらうのが今回の授業の内容。写真はこちら

立体公園アイデア募集

2007-10-05 | Fieldwork
(社)日本都市計画学会メールニュースをそのまま転載します。

No.220 配信日:2007年10月5日
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立体公園アイデア募集

■主旨
平成16年の景観緑三法に関連して都市公園法が改正され「立体都市公園制度」が施行さ
れました。これは、既存公園の利用の巾を広げるだけでなく、都心部に緑豊かなオープン
スペースを創出する手法としても大変有効です。本協会では様々な可能性を秘めたこの制
度に着目し、皆様から制度に関するアイデアを募集することにしました。そして、立体都
市公園制度のアイデア集を作成するとともに、皆様のアイデアを活かした様々なオープン
スペースのモデルプランを作成し、緑豊かなまちづくりに貢献していきたいと考えていま
す。皆様の様々なアイデアを期待しています。

■立体都市公園制度
都市公園の地下の有効利用や人工地盤・建築物の上部における都市公園の設置を可能とす
る制度です。詳しくは国土交通省のホームページで「立体都市公園」を検索してください。
http://www.mlit.go.jp

■応募資格
広くアイデアを募集するため、資格は問いません。

■募集内容
●「立体都市公園制度」を活用したオープンスペースのアイデアです。「制度自体の活用
アイデア」「デザインのアイデア」「利用のアイデア」等、何でも結構です。
●アイデアをA3(1枚)に自由に表現してください。アイデアを重視しますので、文
章、写真、図面等どのような表現でも結構です。
●応募用紙を記入の上、作品と一緒に郵送して下さい。応募用紙は支部のホームページを
ご覧下さい。

■審査員
(社)ランドスケープコンサルタンツ協会 九州支部幹事(5名)

■賞金 最優秀賞 20万円(一点)

■期日 11月30日消印有効

■アイデアのとりあつかい
●アイデアの著作権は主催者に帰属します。
●アイデアの一部はモデルプランに活用します。
●楽しい作品はホームページで公開します。

■送付先
(社)ランドスケープコンサルタンツ協会九州支部事務局
〒810-0073 福岡市中央区舞鶴3-7-13大禅ビル4F
(株)緑景 九州事務所内 担当 武林
TEL:092-752-3269 FAX:092-713-8759
E-mail:cla-kyu@smile.ocn.ne.jp
http://www.cla-kyusyu.jp

■質疑
質問は上記事務局までメールでお願いします。

金井一郎 展「植物のあかりと翳(かげ)り絵」

2007-10-03 | Fieldwork
修景社の辻野さんからいただいたイベント情報。

金 井 一 郎 展
植物のあかりと翳(かげ)り絵

2007年10月23日(火)~11月4日(日)会期中無休
10:30~18:30(最終日~18:00)

宮沢賢治が生まれて111年。35年前から金井一郎氏は「翳り絵」で『銀河鉄道の夜』をテーマに作品を創ってきました。当画廊では初の個展になりますが、幻想的な「翳り絵」、そして数々の植物のあかりの夢のような世界に、ぜひおいでくださいませ。(はがきより)

Gallery Kabutoya 兜屋画廊
東京都中央区銀座8-8-1出雲ビル8F
TEL 03(3571)6331 FAX 03(3289)4820
http://www.gallery-kabutoya.com

北の音楽

2007-10-02 | Media
Sibelius: Symphony No 2 & Pohjola's Daughter
Sir Colin Davis, London Symphony Orchestra
 (LSO Live, 2005, 2006, 輸入盤)

英人指揮者にはシベリウスを得意とするヒトが多いそうであるが、なんとなく理解できる。イギリス(特に北部地域)と北欧は文化的にも景観的にも相通ずるところが多いような気がする。だから、シベリウスの音楽に、例えば、スコットランドの風景をダブらせてみてもなんの違和感もない。同じ「北」でも、これが例えばロシア音楽なんかだとぜんぜんイギリスのイメージとは合わない。このCD、LSOの自主制作盤で、ジャケットのデザインがどこをどうとってもイギリス的。無機的なデイヴィス卿の演奏もイギリス的といえようか。

Wk 39

2007-10-01 | Japan
Tuesday, Sep 25, 2007
*連休明けの慌ただしい一日だった。未明より起き出して、第10回韓中日国際ランドスケープ専門家会議(来月、韓国で開催予定)に投稿した論文(妻との共著)の和文バージョンをチェック。会議での発表論文に採用されたため急遽和文も用意することに。
*いつものように子供たちを保育所に送り届けてから研究室に赴き、今度は博士課程の院生の学会投稿論文のチェック・修正作業をお昼まで。間髪を入れず、院生の修論に向けた調査打合せ。
*昼食をかき込んで、午後一番、クルマで「ふなばしアンデルセン公園」へ。第24回全国都市緑化ふなばしフェア「花と緑の屋外出展コンテスト」出展作品の工事完了予定日にあたり最終チェック。学部3年生で、初めての施工にしてはきれいにできていると思う。2,3の指示を与えてから、完成をみることなく、大学にとんぼ返り。行き帰りの車中、カーステでクライバーの「ブラ7」を大音量でヘビーローテーション。秋のブラはイイね。夕方、学生から作品無事完成のメイル。
*「市川緑の市民フォーラム」「真間山の緑地を守る会」の方々が見え、市民版「市川市北西部地域の水と緑の回廊構想」作成にあたっての協力依頼を受ける。市川では、緑の調査専門委員として緑の基本計画アクションプランの策定に関わらせてもらった経緯もあり、快諾。行政のシゴトではなく、市民から行政への政策提言をお手伝いさせていただくのは、「松戸市水と緑の回廊構想」に引き続いて2度目だが、そうそうあることではない。面白い仕事にしていきたい。
*閉園間際の保育所に駆け込み、子供らを迎え、さらに駅前でツマをピックアップし外食してから帰宅。風呂上がり、だんごをつまみながら、久しぶりに「月光ソナタ」を取り出して萌えてみる中秋の名月かな。

Wednesday, Sep 26, 2007
*午前中、週末に予定されている「見沼たんぼ市民講座」での講演準備。
*来月開催予定の日本造園学会関東支部大会シンポジウム「造園遺産のインベントリを作ろう」(仮題)でのパネリスト「造園遺産のインベントリーの対象となりうるもの」の出演依頼をいただく。
*午後、留学希望の外国人の訪問を受ける。その他、院生の学会投稿論文の打合せ、学部生の卒研打合せ等。

Thursday, Sep 27, 2007
*午前中いっぱい、院生の学会投稿論文の修正。
*午後は、「見沼たんぼ市民講座」にて配布用のレジュメの準備。完成原稿をメイルにて提出後、院生の修論調査の打合せ。
*千葉大学園芸学部のキャンパス整備構想および創立百周年記念事業百周年記念館(仮称)周辺のランドスケープデザインの検討方法について、在学生や卒業生を対象としたコンペ案のたたき台をミタニさんと検討。

Friday, Sep 28, 2007
午前中、院生の修論調査打合せ他事務仕事。午後は翌日の「見沼たんぼ市民講座」の補足資料およびスライドの準備。仕事が終わらず、結局自宅に持ち帰り、夕食後、少し仮眠してから、夜半頃仕事を始める。さらっと済ませたいのだが、やり始めると色々手直したり、スライドを付け加えたりで、エンドレス。早朝の3時過ぎ頃、二男が目を覚まして泣き始めたので、あやしていたらそのままこっちが気を失い、目覚めると朝。(←出た!お得意のパターン)

Saturday, Sep 29, 2007
朝、運動会が雨天のため中止になったと、保育所から電話。ああ、これを天の助けと呼ばずしてなんと呼ぶべきか。朝方眠ってしまったおかげで、講演の準備が完全に終わっていなかったのだ。講演会は午後から。運動会が中止になってまるまる空いた午前中を作業に充て、なんとか終わらせて与野の会場へ。講演の内容は、「英国におけるカントリーパーク/フットパスづくりと市民・行政協働による環境資産の創造」について検証する中で、見沼田んぼの保全・再生の方向について展望するというもの。会場は、地元生協の会議室でローカルな雰囲気濃厚。雨天にもかかわらず市民の方々が50名近くみえ、ご静聴いただいた。ありがとうございます。活発な意見交換も行われ、有意義な時間を過ごせました。毎度のことながら、市民からの質問というのは予想できないものが多くて、いつまでたっても慣れることがない。質問かと思いきや、「ご意見」だったりして。。。帰り道、アルゲリッチのピアコン(ラフマニノフ3番/チャイコフスキー1番)と、ロストロポーヴィチ/リヒテルによるベートーヴェンのチェロ・ソナタを買って帰宅。