千葉大学大学院園芸学研究科(博士前期課程)
広域緑地計画論 Theory of Regional Green Space Planning and Design
担当:木下 剛 Takeshi Kinoshita
授業概要
広域的な空間スケール(ランドスケープスケール)を対象としたグリーンスペース計画の理論と実際について、先進的な海外での取り組みを紹介し、日本の緑地計画との比較考察を行う。
目的・目標
1) グリーンスペースの概念について理解する。
2) 地域デザインツールとしてのグリーンスペース(計画)の意義について理解する。
授業計画
01 10/03 ガイダンス Guidance
02 10/10 広域緑地計画の系譜1 History of regional green space planning 1
03 10/17 広域緑地計画の系譜2 History of regional green space planning 2
【地方自治体のスケール】Local level
04 10/24 オープンスペース/グリーンスペース戦略 Open Space/Green Space Strategy
・オーンプンスペース戦略(イギリス、エディンバラ、2010)
・公園アセスメント(イギリス、エディンバラ)
05 10/31 グリーンインフラの概念と計画1 Green infrastructure policies 1
・東ロンドン・グリーングリッド(イギリス、ロンドン、2008)
・リーリバー・パーク(イギリス、ロンドン)
xx 11/07 休講
06 11/14 グリーンインフラの概念と計画2 Green infrastructure policies 2
土地利用計画論としてのグリーンインフラ戦略の可能性について考察しました。
・グリーンインフラ戦略(イギリス、リバプール、2010)
・グリーンインフラガイダンス(ナチュラル・イングランド、2009)
07 11/21 パーク/フォレストによる地域デザイン Regional design by park/forest
パーク/フォレスト概念を用いた地域デザイン、エリアマネージメントの方法について解説しました。
・イングランドの産炭地再生国家プログラム
・連合王国のコミュニティフォレスト、セントラルスコットランドフォレスト
・ポストインダストリアルランドスケープの概念
08 11/28 パーク/フットパスによる地域デザイン Regional design by park/footpath
パーク/フットパスを用いた地域デザイン、エリアマネージメントの方法について解説しました。
・イングランドのフットパス
・イングランドのカントリーパーク、リージョナルパーク(地域公園)
・見沼フットパス構想
xx 12/05 京都実習により休講
09 12/12 地域マネージメントを支えるしくみ Structure supporting regional management
保全型、資源管理型のエリアマネージメントを支える体制や協働のあり方について解説しました。
・さいたま市 見沼田圃の散歩道ガイド
・首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン/都市環境インフラデータベース
・グラウンドワークトラスト、BTCV
・グリーンスペーストラスト
xx 12/19 休講
【国⼟~国際スケール】National level to International level
10 01/09 エコロジカルネットワークとグリーンウェイの計画1 Ecological network and greenway planning 1
エコロジカルネットワーク計画の理論的側面について解説しました。
・ローマのエコロジカルネットワーク計画(参考)
・MAB計画における生物圏保存地区 Man and Biosphere Programme
・東京都板橋区の緑の基本計画/エコロジカルネットワークの計画(参考)
11 01/16 エコロジカルネットワークとグリーンウェイの計画2 Ecological network and greenway planning 2
エコロジカルネットワークとグリーンウェイ、グリーンインフラの計画理論について比較考察しました。
・日本の全国エコロジカルネットワーク構想
・オランダの全国エコロジカルネットワーク Netherlandʼs National Ecological Network (NEN)
・EUの⾃然保全区域ネットワークとエコネット EU-wide network of Nature Conservation Areas (Natura 2000) and EECONET
・ニューイングランドのグリーンウェイ計画 The Greenway Vision Plan for New England(参考)
・ランドスケープエコロジーの原則 Landscape Ecology Principle
12 01/23 国境を越える世界遺産 Cross border World Heritage
国境を越える世界遺産の登録経緯について解説しました。自然的帯域と文化的帯域のズレ、過去における文化的帯域と現代のそれとのズレを止揚する世界遺産~広域緑地計画の限界と可能性について考える、ランドスケープポリティクス事始め。
「広域緑地計画論」のスコープ
キーワード
広域 regional、緑地(計画) open space/green space planning、green infrastructure、greenway、ecological network、世界遺産 World heritage、cultural route
教科書・参考書
海外のレポートを主に使⽤します、その都度指⽰します。
評価方法・基準
課題(レポートを2回程度予定)の内容を総合的に評価し、60点以上を合格とする。
関連科目
エコデザイン論(1)では、地域再⽣、環境共⽣、⽣物多様性、生態系サービス、アフォーダンス理論、地球温暖化、物質循環等々、より広範な視点よりランドスケープデザインの現状と課題について紹介しています。
履修要件
学部の授業「公園デザイン学」を履修していることが望ましい。
備考
予習が必須。指⽰された文献にじゅうぶん⽬を通したうえで授業に臨んでください。
広域緑地計画論 Theory of Regional Green Space Planning and Design
担当:木下 剛 Takeshi Kinoshita
授業概要
広域的な空間スケール(ランドスケープスケール)を対象としたグリーンスペース計画の理論と実際について、先進的な海外での取り組みを紹介し、日本の緑地計画との比較考察を行う。
目的・目標
1) グリーンスペースの概念について理解する。
2) 地域デザインツールとしてのグリーンスペース(計画)の意義について理解する。
授業計画
01 10/03 ガイダンス Guidance
02 10/10 広域緑地計画の系譜1 History of regional green space planning 1
03 10/17 広域緑地計画の系譜2 History of regional green space planning 2
【地方自治体のスケール】Local level
04 10/24 オープンスペース/グリーンスペース戦略 Open Space/Green Space Strategy
・オーンプンスペース戦略(イギリス、エディンバラ、2010)
・公園アセスメント(イギリス、エディンバラ)
05 10/31 グリーンインフラの概念と計画1 Green infrastructure policies 1
・東ロンドン・グリーングリッド(イギリス、ロンドン、2008)
・リーリバー・パーク(イギリス、ロンドン)
xx 11/07 休講
06 11/14 グリーンインフラの概念と計画2 Green infrastructure policies 2
土地利用計画論としてのグリーンインフラ戦略の可能性について考察しました。
・グリーンインフラ戦略(イギリス、リバプール、2010)
・グリーンインフラガイダンス(ナチュラル・イングランド、2009)
07 11/21 パーク/フォレストによる地域デザイン Regional design by park/forest
パーク/フォレスト概念を用いた地域デザイン、エリアマネージメントの方法について解説しました。
・イングランドの産炭地再生国家プログラム
・連合王国のコミュニティフォレスト、セントラルスコットランドフォレスト
・ポストインダストリアルランドスケープの概念
08 11/28 パーク/フットパスによる地域デザイン Regional design by park/footpath
パーク/フットパスを用いた地域デザイン、エリアマネージメントの方法について解説しました。
・イングランドのフットパス
・イングランドのカントリーパーク、リージョナルパーク(地域公園)
・見沼フットパス構想
xx 12/05 京都実習により休講
09 12/12 地域マネージメントを支えるしくみ Structure supporting regional management
保全型、資源管理型のエリアマネージメントを支える体制や協働のあり方について解説しました。
・さいたま市 見沼田圃の散歩道ガイド
・首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン/都市環境インフラデータベース
・グラウンドワークトラスト、BTCV
・グリーンスペーストラスト
xx 12/19 休講
【国⼟~国際スケール】National level to International level
10 01/09 エコロジカルネットワークとグリーンウェイの計画1 Ecological network and greenway planning 1
エコロジカルネットワーク計画の理論的側面について解説しました。
・ローマのエコロジカルネットワーク計画(参考)
・MAB計画における生物圏保存地区 Man and Biosphere Programme
・東京都板橋区の緑の基本計画/エコロジカルネットワークの計画(参考)
11 01/16 エコロジカルネットワークとグリーンウェイの計画2 Ecological network and greenway planning 2
エコロジカルネットワークとグリーンウェイ、グリーンインフラの計画理論について比較考察しました。
・日本の全国エコロジカルネットワーク構想
・オランダの全国エコロジカルネットワーク Netherlandʼs National Ecological Network (NEN)
・EUの⾃然保全区域ネットワークとエコネット EU-wide network of Nature Conservation Areas (Natura 2000) and EECONET
・ニューイングランドのグリーンウェイ計画 The Greenway Vision Plan for New England(参考)
・ランドスケープエコロジーの原則 Landscape Ecology Principle
12 01/23 国境を越える世界遺産 Cross border World Heritage
国境を越える世界遺産の登録経緯について解説しました。自然的帯域と文化的帯域のズレ、過去における文化的帯域と現代のそれとのズレを止揚する世界遺産~広域緑地計画の限界と可能性について考える、ランドスケープポリティクス事始め。
「広域緑地計画論」のスコープ
キーワード
広域 regional、緑地(計画) open space/green space planning、green infrastructure、greenway、ecological network、世界遺産 World heritage、cultural route
教科書・参考書
海外のレポートを主に使⽤します、その都度指⽰します。
評価方法・基準
課題(レポートを2回程度予定)の内容を総合的に評価し、60点以上を合格とする。
関連科目
エコデザイン論(1)では、地域再⽣、環境共⽣、⽣物多様性、生態系サービス、アフォーダンス理論、地球温暖化、物質循環等々、より広範な視点よりランドスケープデザインの現状と課題について紹介しています。
履修要件
学部の授業「公園デザイン学」を履修していることが望ましい。
備考
予習が必須。指⽰された文献にじゅうぶん⽬を通したうえで授業に臨んでください。