手取峡谷 (石川県白山市下吉谷町1附近)
遠くで雷鳴が聞こえたかと思う間もなく、低く重い黒雲がみるみる近づいて来る。
天空が震え、わななきながら大粒の雨が音をたてて降り注ぐ。手に持った傘はまったく役に立たない。
天空が震え、わななきながら大粒の雨が音をたてて降り注ぐ。手に持った傘はまったく役に立たない。
通り雨などという生易しいものでは無く、全身が一瞬でずぶぬれになってしまった。
傾斜のきつい峡谷の底に降りる気を削ぐにはそれだけで十分だ。
傾斜のきつい峡谷の底に降りる気を削ぐにはそれだけで十分だ。
階段途中から眺める滝に未練はあるが、この辺りが限界。
戻り始めたが、濡れて重くなったジーンズが足にまとわりつき、思うように足が上がらない。
戻り始めたが、濡れて重くなったジーンズが足にまとわりつき、思うように足が上がらない。
旅の終わりは、いつもこんな感じで呆気なく幕を閉じる。それでも旅は面白い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます