甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

2011 夏☆甲子園 第6日目 ~どれだけ一生懸命に戦えるか・・・~

2011-08-11 | 2011 夏 ☆ 甲子園

今日の兵庫は不安定なお天気で、北方面は時折にわか雨もあり、
昨日より若干気温も低く、今日の甲子園4試合はそれぞれにドラマがあり
すごく良い対戦ばかりでした。

第1試合・・・まずは地元東洋大姫路の2回戦初戦突破は嬉しいです。

海星のエース牧瀬投手の序盤好投から、思わぬアクシデントでの交代となり
牧瀬投手は本当に悔しい夏の終わりを迎えてしまったと思いますが、
とても冷静な中にも闘士溢れる投手だった印象が深く、残念な降板となってしまいました。

東洋、原投手への後頭部への死球には体調も影響ないようで一安心です。
1試合目はアクシデント続きで海星サードの古賀選手。足の状態も心配です・・・。

第2試合、光星学院の川上選手の満塁ホームランの次打席にはランニングホームランと
高校での野球で自身も初めてというこの2打席ホームランや、光星打線は素晴らしかったですね。
昨日の三高畔上組を上回る打点を上げ、強打の光星学院、次戦が楽しみです。

そして、今日の第3・4試合はとても締まった対戦となりましたね。
第3試合の解説をされおられた神港学園の北原監督さんが対戦後にコメントをされたように
この2試合に登場した選手たちのがんばり、一生懸命さが記憶に残る対戦となりました。

神港北原監督さんがおっしゃっておられましたが、
「勝ち負けは着くが、甲子園は勝ち負けだけではない」
「どれだけユニホームを泥だらけにし、一生懸命戦ったかが大事」と。

第3試合を戦った徳島商と藤代の3人の投手について、「この3人が締めた試合をしてくれた」と、
両校の投手のがんばりはもちろん、敗れはしましたが藤代ナインのがんばりを讃えておられました。

第4試合も、本当に良い対戦でしたね。
春の準優勝校、九国に真っ向から立ち向かった関西ナインが、
最後の最後まで強い気持ちをもって戦いサヨナラ勝ち。
素晴らしい粘りの戦いに拍手です

春の準優勝、今夏はその大きなプレッシャーもあっただろう九国ナインですが、
素晴らしい対戦を観せてもらい、敗れはしましたが心から拍手を送りたい。

「春以降、3年生が自分たちの考えで動けるようになった。 気持ちがすごく成長したことが嬉しい」と
若生監督さんが言われておられましたが、

甲子園って・・・勝っても負けても。

野球の神様は、ここに辿り着いたご褒美に気持ちや人間を大きくしてくれますね。

甲子園・・・やっぱりすごい場所ですね。
高校球児・・・自分たちのプレーでこれだけの感動を人に与えらる球児たちすごいですね。
野球って・・・やっぱりすごい!


~第6日目 対戦結果~


第6日目 第1試合 
チーム名
 海星  0 
東洋大姫路 × 

 

 第6日目 第2試合
チーム名
光星学院 5  7  2  16 
専大玉名  0 

 

第6日目 第3試合 
チーム名
藤代  1 
徳島商  × 

 

第6日目 第4試合
チーム名 101112
 
九州国際大付 
0  2 
関西 


明日はずっと前から応援している今健の明豊が夏帰ってきました。
今年のチームの対戦を初めて観るので楽しみです。
そして、2回戦初戦最後に登場する乙坂主将率いる横浜の対戦も楽しみです。

~12日 第7日目対戦組み合わせ~ 2回戦

第1試合 東京都市大塩尻(長野) - 明豊(大分)

第2試合 智弁学園(奈良)      - 鶴岡東(山形)

第3試合 横浜(神奈川)       - 健大高崎(群馬)

第4試合  金沢(石川)        - 聖光学院(福島)


勝ち運運ぶゴミ拾い

2011-08-11 | 2011 夏 ☆ 甲子園

今日は東洋大姫路が長崎、海星と2回戦初戦を迎えます。

東洋大姫路の難波 錦選手と、堀地 崇多選手。

掘地選手は控え投手として、難波選手は記録員としてベンチに入る。

こういう選手の努力がチームのみんなの大きな力となり、甲子園を引き寄せてくれた。

彼らの努力への藤田監督さんの心意気も感じる記事が

新聞に掲載されていたので紹介したいと思います。


~いざ甲子園へ東洋大姫路~

7月30日、県大会決勝を迎えた。

3年生、難波 錦選手と、堀地 崇多選手は朝早くから校内や学校周辺のごみを拾った。
「運を拾えると思って」・・・と口をそろえる。

2人の行動は、この日だけの特別なことではない。
1年生のころに始め、練習前の日課になった。

「彼らが勝ち運を拾ってくれた」と、中河 宏輝主将ら主力選手の心にも響いている。


練習場で靴や自転車の整頓にも精を出す。
「細かい端々のことをしっかりやる。それが大きな力になる」と難波選手。

できることは全て取り組むという姿勢を貫く。

2人は同じクラス。
帰路も共にし、野球のこと、恋愛のこと、何でも打ち明ける。
互いに高め合い、兵庫大会ではベンチメンバーに入った。

2人の努力を知る藤田 明彦監督は、「絶対にベンチから外さない」と公言していた。

しかし、難波選手は今年3月に右肘を疲労骨折。
6月に復帰したが、大会中に痛みが再発した。
曲げ伸ばしすらままならない。

堀地選手とつかんだベンチ入りだったが、プレーできないことを藤田監督に告げた・・・。

チームの勝利が大事。
出られなくても自分のやれることをやり、みんなを引っ張るんだ。

兵庫大会の引き分け再試合を制した翌日、藤田監督が甲子園メンバーの名前を一人ずつ読み上げた。

難波選手の名はなかったが、全部員を前に藤田監督は告げた。

「この結果はお前たちの努力のおかげだ」

藤田監督は、記録員として難波選手を登録。
マネージャー冨江 嵩くんに続き、2戦目で甲子園のベンチに入ることが決まった。

控え選手として甲子園に臨む堀地選手は、
「難波は本当に努力していたから、一緒に甲子園に立ちたかった。
 難波がベンチに入れるよう、何としても初戦を勝ちたい」と思いやる。

                                        ~神戸新聞記事より~

もうすぐ始まる東洋大姫路の初戦。
2戦目のベンチで難波選手の姿が見れるよう勝利を祈ります。