気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

俳句🖊45~狂ひ花

2023年10月13日 | 喜代の俳句

【狂い花なぜ咲いたでも嬉しいよ】

季語(冬):【帰り花/かへりばな】➜傍題(返り花・忘れ花・狂ひ花・狂ひ咲き)

※俳句歳時記

小春日に誘われて咲く季節外れの花のこと。

俳句では桜を指す場合が多いが、山吹・躑躅など、ほかの花についてもいう。

例句:【足跡のここに途切れし狂い花/出口善子】

      

学校帰りの孫が「お隣の桜が咲いている」とラインで写真をママに送ってきた。

その話を聞いて、お隣さんからは「いつでも写真を撮ってよい」との了解を得ているので、見に行ってみた。

やはり咲いていたので、塀の外から写真を撮っていると「梅もボケも咲いているよ!」と、お隣さんが庭に招き入れてくれた。

晴れの花

ボケの花(ボケがちょっとぼけた!

みんな「狂い咲き」に間違いない。

植物も、今年の気候異常についていけなかったのだろうか?

     

 

秋に咲き始め、春まで咲くという種類の桜もあるらしい。

紅葉とコラボする【十月桜】写真素材 - フォトライブラリー photolibrary

けれど、れっきとした春の桜🌸が、こういった季節外れに咲くのは(狂い咲き)とか(帰り咲き)といい、その現象は【不時現象】と呼ぶそうだ。

参照/Art-sentei.com

花芽は夏頃までに作られその後休眠に入り、この時、花芽は冬の低温に耐える為に葉から休眠ホルモンを出し蕾に蓄えられ、

来年の春まで花芽を固くして咲かないようにしておき、蕾の中のホルモンが全て消費された時の春に、蕾が成長し花を咲かせるサイクルになっています。

台風によって葉を急に失ったり、害虫により葉を食害される影響によって葉が急に無くなってしまうことで、

そのシステムが狂わされ異常が発生したかのようになり、花が咲くことになります

そうか、天候が異常だったため、システムが狂わされた結果、花が咲いたのか! 

私はもう、狂い咲きも無理だろうな…

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俳句🖊44~紅蜀葵

2023年08月21日 | 喜代の俳句

咲いて散りまた咲いて散る紅蜀葵(こうしよくき)

季語:【紅蜀葵(こうしよくき)(夏/植物)】別名(もみぢあふひ)

※俳句歳時記

北米原産のアオイ科の多年草の花。

葉は掌状に三~五深裂し、七月ごろ緋紅色の大きな花を開く。

例句:【沖の帆にいつも日の照り紅蜀葵/中村汀女】

     

コロナで発熱し、3日間ほどはベットで過ごし、熱も下がったその後の1週間も、他の人にうつしてはいけないので、ほとんど部屋から出ませんでした。

そんな時(そんな日)の朝早く、まだ家人が寝ている間、部屋の掃き出しからそぉ~っと庭へ出て、モミジアオイの花が咲いているのを、確かめるのが楽しみでした。

そのひらひらとした緋赤色の花びら(花弁)が好きです。

モミジアオイは一日花!

昨日咲いて(開いて)いたものが萎み、そして今朝、新たなもう一輪が開いています。

そんな僅かなことが嬉しかったのです。

部屋から見えるところにはハイビスカス🌺も咲いていました。

ハイビスカスも一日花で、咲いて散りを繰り返し、こちらも好きな花で以前はこちらしか知りませんでした。

ハイビスカスの定義は広く、フヨウやムクゲ、そしてモミジアオイも含まれるそうです。

でもモミジアオイの花弁はひとひらごとに離れていて、何となく儚さを感じます。

儚そうでもって、強い緋赤色…そんなところが好きな所以かもしれません。

落ち葉も(薄紅色の茎も)奇麗です。

名前通り「モミジ」のようです。

拾って仏花の添えにしています。

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俳句🖊43~長崎忌

2023年08月06日 | 喜代の俳句

長崎平和祈念像・平和の泉(1992/6/6写)

 

※俳句歳時記

季語:長崎忌(夏)行事 ➡【原爆忌】の傍題(原爆の日・広島忌・長崎忌)

昭和二十年八月六日。

広島市に世界最初の原子爆弾が落とされ、最初の四か月間で十三万人以上の人命が失われた。

八月九日には長崎にも投下され七万人余りの人命が失われたと推定される。

両日を「原爆忌」といい、八月六日を「広島忌」、九日を「長崎忌」という。

広島では平和祈念公園で平和記念式典が行われ、長崎でも平和公園で平和祈念式典が行われる。 

例句:【首上げて水光天に長崎忌/五島高資】

     

【長崎忌生まれた日よと母が言ふ】

句は昨年7月、俳句ポスト365に投句したもので(第276回初心者部門入選)

使用した写真は31年前、長崎旅行時の写真です。

お題が出た時に、確か長崎には行ったことがあると思い引っ張り出した古い古い写真です。

私の誕生日は終戦後5年経った八月九日で、

「あなたの誕生日は長崎の原爆記念日よ」と、私の幼い時に母がいつも言ってました。

そのことを詠んでみました。

     

空港(羽田)関係の会社に派遣されていた平成4年長崎にハウステンボスというテーマパークができ、派遣社員も社員旅行へ連れて行ってくれました。

会社に社員旅行という風習が残っていたころです。

私にとってはそれが、初の飛行機搭乗でした。

原爆関係の写真を探していて、その旅行時の懐かしい写真がいくつかでてきました。

長崎に一泊して、福岡空港から羽田空港まで帰ってきた記憶があります。

とても楽しい旅行でした。

31年後の今、ハウステンボスはどのようになっているのでしょうか?

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俳句🖊42~蝉時雨

2023年07月31日 | 喜代の俳句

【息子らの生まれ日いつも蝉時雨】

※俳句歳時記

季語:【蝉時雨】夏(動物)

【蝉】の傍題で、蝉の降るような声を蝉時雨(せみしぐれ)という。

例句【蝉時雨校門閉めてありにけり/小笠原和男】

     

昨日は長男の誕生日だった。

ママがケーキを買ってきて、、家族6人での夕食。

ローストビーフなどのお料理が並ぶ食卓。

グランマ(ママのお母さんで、孫達にとっては母方の祖母)がパーティー料理は上手なのでママも上手だ。

「ところで47歳だっけ?」と、私が息子に言ったところ、「48歳ですよ!」とママ。

あちゃ~😵息子の歳もわからなくなったか私は~

そう言えば昨日はもう一つの、あちゃ~😵があった…

昨日は午後1時半からお寺での「施餓鬼供養(4年ぶり)」があったので、夫と車でお寺に行った。

1時間ほどのお経の後、いつもなら檀家さん達の会食があるのだけれど、「まだコロナが心配なのでお弁当にしました」

・・・ということで、お弁当と塔婆を頂いてお墓(横浜市営墓地)に向かった。

時間は2時半…照りつける太陽、たぶん外は40度近い気温、

「何で、この時間にお弁当?お弁当は大丈夫なのか?」と私の頭の中はお弁当のことでいっぱい。

そこで、お茶屋さんにお弁当を預かってもらうことにした。(この墓地には管理をしてくれるお茶屋さん制度がある)

お弁当を預け、お花とお線香をもらい、お墓について、塔婆を車中に置き忘れたのに気が付いた・・・

坂の上り下りがあるお茶屋さんの駐車場まで取りに戻った夫は、暑さと私の失態に不機嫌!

でもどうにかお墓参りを無事?済ませ、預かって貰ってあったお弁当を受け取り、帰ろうとした時、お茶屋さんに呼び止められた。

なんと、今度はお花とお線香代を払うのを忘れていたのだった。

あちゃ~😵これって食い逃げならぬ?何逃げ…

暑さのせいか🥵?それとも、やはりボケてきてるのか!私って…

     

息子はふたりとも暑い夏🌞に生まれた。

どちらの時も、蝉は競って鳴いていた・・・

蝉時雨は煩いけれど、時には何故か懐かしい日も思い出させてくれる・・・。

田舎の夏の日も、祖父母、父母、もう会えない人達の居た日々も・・・。

もう明日は8月!

庭の百日紅(2023/7/31)iPhone写

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俳句🖊41~花は葉に

2023年05月08日 | 喜代の俳句

お隣の枝垂れ桜の木(iPhone写)2023/5/8

【連休や明けは雨降り花は葉に】

季語:【葉桜】夏(植物)/ 傍題【花は葉に】

※俳句歳時記

桜は花が散ると葉が出始め、五月には美しい緑が広がり、空を覆うようになる。

日の光に透けた葉桜はことに美しい。

🔶桜の葉ではなく、青々と葉をつけた桜の木の意。

その頃の明るさや風の心地よさも連想させる。

例句【葉桜の雨しづかなり豊なり/九鬼あきゑ

お隣さんの枝垂れ桜が満開の頃(2023/3/23)iPhone写

毎年、間近にこの美しい桜を見ることができるのでいつも「得だなぁ~」と思っています。

ただ見るだけなので得?…

     

長い連休(ゴールデンウィーク)も終わりました。

俳句では【ゴールデンウイーク】は和製英語で、晩春の季語。

子季語には【黄金週間】があり、「連休」は年中あるので連休とした場合は季語を入れた方が良いとのことです。

ちなみに手持ちの俳句歳時記には、ゴールデンウイークは記載されていませんでした。

私は退職している身なので、自分には影響ないかと思いきやそうでもなく、家族全員が家に居るので普段より忙しいという主婦あるある!でした。

お天気は、前半はまあまあでしたが、後半は風がとても強かったり、昨日は一日中雨が降りました。

5月3日の泳いでいない鯉のぼり🎏

子供の日(5日)は風が強くて🎏泳ぎ過ぎで、ベランダに絡んだりして上手く写せませんでした。

ホームセンターでお花を少し買ってきて玄関の花の植え替えをしました。

相変わらず、統一性の取れていない買い方です!

植えた直後

ずっと咲き続けていたビオラとパンジーは切り戻し後、表庭へ移動

今日からまた、家族みんなの通常生活が始まりました。

三人が雨のなか職場へ、学校へと出かけて行きました。

季節の移り変わり…月日の流れ…ほんとうに早いです。

日差しのある日はもう初夏を思わせます。

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