【狂い花なぜ咲いたでも嬉しいよ】
季語(冬):【帰り花/かへりばな】➜傍題(返り花・忘れ花・狂ひ花・狂ひ咲き)
※俳句歳時記
小春日に誘われて咲く季節外れの花のこと。
俳句では桜を指す場合が多いが、山吹・躑躅など、ほかの花についてもいう。
例句:【足跡のここに途切れし狂い花/出口善子】
学校帰りの孫が「お隣の桜が咲いている」とラインで写真をママに送ってきた。
その話を聞いて、お隣さんからは「いつでも写真を撮ってよい」との了解を得ているので、見に行ってみた。
やはり咲いていたので、塀の外から写真を撮っていると「梅もボケも咲いているよ!」と、お隣さんが庭に招き入れてくれた。
秋晴れに梅の花?
ボケの花(ボケがちょっとぼけた!)
みんな「狂い咲き」に間違いない。
植物も、今年の気候異常についていけなかったのだろうか?
秋に咲き始め、春まで咲くという種類の桜もあるらしい。
紅葉とコラボする【十月桜】※写真素材 - フォトライブラリー photolibrary
けれど、れっきとした春の桜🌸が、こういった季節外れに咲くのは(狂い咲き)とか(帰り咲き)といい、その現象は【不時現象】と呼ぶそうだ。
※参照/Art-sentei.com
花芽は夏頃までに作られその後休眠に入り、この時、花芽は冬の低温に耐える為に葉から休眠ホルモンを出し蕾に蓄えられ、
来年の春まで花芽を固くして咲かないようにしておき、蕾の中のホルモンが全て消費された時の春に、蕾が成長し花を咲かせるサイクルになっています。
台風によって葉を急に失ったり、害虫により葉を食害される影響によって葉が急に無くなってしまうことで、
そのシステムが狂わされ異常が発生したかのようになり、花が咲くことになります。
そうか、天候が異常だったため、システムが狂わされた結果、花が咲いたのか!
私はもう、狂い咲きも無理だろうな…