ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

六甲でロールケーキを

2009年04月04日 | 楽時々益




「芦屋でつけ麺」

ラーメンが食べたくなって芦屋まで走ります。
魚系の手造りスープと化学調味料を一切使用していないことが謳い文句の
R2 沿いにあるラーメン屋さんです。あるブロガーさんの記事に “つけ麺が旨い”
とあったのを想い出し迷わずオーダーします。が、他の客人はほとんどの方が
普通のラーメンをオーダーしているよう ・・・ 味は悪くありません。ただ、スープに
コクがありません。ガツンとくるパンチがありません。つけ麺はスープが命です。
この 「つけ麺」 は、それこそ “後づけ” だったのでしょうか ・・・


「六甲まで走りましょう!」

本当の目的は六甲で 「ロールケーキ」 を買い、摩耶埠頭で “深呼吸” すること
なのです。ただ、家を出るのがお昼を大きく回ってしまいました。先程のラーメン屋
さんの六甲にあるお店まで走ると、どうもランチタイムに間に合いそうもありません。
それで急遽、芦屋のお店に寄った次第です。さて、六甲まで走りましょう ・・・ !


「様子見です。」

お目当てのケーキ屋さんを発見します。六甲駅から山側へ続く商店街を抜けて
幹線道路を渡った細い道沿いにあります。こじんまりしていますが、今風で明るく
オシャレなお店です。ロールケーキの紋様をあしらったのであろうロゴマークが
目を引きます。店内に若い女性スタッフが見えます。私はクルマで素通りします。
一度目は様子見です ・・・ 。


「マダム御用達?」

細い坂道を登ると神社があり、その前を横切るように更に山の方へ向かいます。
バス通りに出て左折します。もう一軒行っておきたかったケーキ屋さん発見です。
いかにも山手マダムがやって来そうなお店です。何故か私は嫌いではありません。
ここも一度目は素通り ・・・ 様子見です!


「挙動不審」

西へ向かいます。パトカーが前を走っています。悪い事はしていませんが、警察が
好きではありません。左折して細い道に入ります。道なりに走っていると少し広い
道路に出ます。バックミラーに目をやると、何と、先程のパトカーが映っています。
大阪ナンバーのクルマが同じところをグルグル回っていて、車内には挙動不審な
オヤジが乗っています ・・・ 相当、怪しいです!私が警官なら、すぐクルマを停車
させて職務質問をするところです ・・・ 。


「間抜けな話」

止められる前にパーキングランプを付けて自ら止まります。パトカーがルミオンを
追い越して行きます。どうやら、怪しいと思われているのではないか、と思っていた
のは私の思い過ごしだったようです。周りを見渡すと、すぐ横は王子公園です。
動物園も見えます。そして、私が止まったところは、駐車場入口のほんの手前です。
それでパトカーがスルーしたのだと気づきます。何とも間抜けな話です。


「ぶたまんや」

王子公園付近に来ています。折角ですから、“ぶたまんのお店” を覗きます。
時刻は午後4時をだいぶ過ぎています。やはり、「ぶたまんや」 は閉まっています。
人気店で “売り切れしだい閉店” のお店です。これが3度目の失恋です。
シャッターが下ろされ、「本日は完売」 と張り紙があります。前回もこの張り紙は
見ました。しかし、まだ一度も店内を見たことがない私です。次回は早起きして
必ず店内だけでも ・・・





「商品柄という見方」

お目当てのケーキ屋さん2軒で、それぞれロールケーキ1本ずつをチョイスします。
いつも思うのですが、今は 「美味しいもの」 を簡単に買える時代です。北海道の
ものであろうが、沖縄のものであろうが、もっと言えば、海外のものであろうが ・・・
流通の許せる範囲で郵送や宅配が広がっています。カタログやネットショッピング
が主流となっているジャンルもあります。そして、生鮮食品やスイーツ系も珍しく
なくなりました。本当に、これって良いことなのでしょうか ・・・ ?

私は、地産地消の推奨やその土地の食べ物はその土地へ行って食べるべき!
という考えです。仕事柄、百貨店やイベント会場での物産展には顔を出しますが、
プライベートでは、必ず、その地元へ行き、そのお店を訪ねて商品を購入します。
人には人柄があり、“その人なり” の表情や性格があるものです。商品も同じだと
私は思っています。商品柄があり、“その商品なり” の姿形や味わいがあります。
それがどんな環境でどんな周囲の人々の影響を受けて形成されてきたのかを
実際に見ておきたいし、感じておきたい ・・・ 。

口へ入れた時の “うまい” “まずい” だけですべてを評価してしまうような風潮に
なればなるほど、最後だけ整えれば良いという判断が生まれ、時間の掛かる商品
作りや真面目な商品作りは必ず退化します。もちろん、真面目に作れば良いとか
時間を掛ければ良いというものではありませんが、少なくとも、本当に良いものを
良いとする消費者が減ってはいけない(増えなければいなけい)と感じます。と
思えば思うほど、“商品柄” や “商品なり” を知る為に、できるだけ地元を訪れて
できるだけ関わっている人々の顔を見ておきたい ・・・ 。


「摩耶埠頭で深呼吸」

ロールケーキ(それ以外も少し)を買い込むと、一気に南下して港へ ・・・
摩耶埠頭でルミオンを停め、“汗くさい港の匂い” を嗅ぎ、ゆっくりと深呼吸。
さて、大阪へ帰りましょう。



■ 楽時々益 ■

どの街へ行っても何かしら
見どころや名物はあるもの
そして、それらには、必ず
“その街なり” が見え隠れする
それを感じることは楽しく
それを得た喜びは代え難い
今日も、明日も、街は
“街柄” を発揮するのだろう

第五大成丸