少々早めの帰宅だったので隣の山王川の鮎の様子を見に行った、さぞかしいい場所に居ずいている奴は大きく育っただろう、此処最近は見ていなかったから、大きく育った鮎を見るのが楽しみだった、橋のたもとから川を覗くと…、うむ、あれ~、何かおかしいな、何時もの年なら根石はピカピカに光ってるはずなんだけど…、遡上が始まった頃の今年は沢山の群れが随所に見られ、去年よりはるかに多くの稚鮎を確認できたんだが、先ほど見たらほとんど確認出来なかった、去年の今頃輝いていた大きめな石は垢が伸びてよどんで見えた、疑岸のコンクリートも今年は食んだ跡が確認出来ない、え~、なんで~、って感じだったね、ただまるっきり川底が死んでいるような状態ではないので居る事は居るようだ、だが上流から流れの芯がぶつかり、少々掘れて水深が他よりあって其処から下流にチャラ瀬状態で流れ唯一あの辺で地形の変化に富んだ場所、無論根石もいい奴が入ってる、遡上が始まった頃にはあまり見られる場所では無いがチョッと落ち着いた頃には大きく育った他の場所の鮎とは別格なのが居ずく、今年もあそこに他より大きく育った奴が確かに数匹居た、が、先ほどは確認出来なかった、根石の食み具合も納得いく物ではない、どうしたって言うのかな~、私が思っているような事でなければ…、でも考えようによってはその方がいいのかも、いや、かもじゃなくその方がいい、どうこう言っても川に入って竿を握らない事には何とも言えないよね、右手の平の竿尻が当って出来ているタコもシーズン中と違い軟らかくなっている、このタコがまた硬くなる時期が来た、今度の酒匂はどの様に遊んでくれるんだろうか、他のしみにしてるよ。