「岩邑怪談録」という怪談集に出てくる話です。
ある月夜の晩に人が所用で小瀬まで出かけた。
関戸峠にさしかかると、あたりが暗闇になり、行く先に金網ができた。
あたりを見回すと前後左右、空まで金網だらけになった。
座禅を組み目を閉じて心を鎮めると、金網は消え、月が明るく輝いていたという。
衝立狸の仕業だという。
岐阜県にも狸が道に襖を張ると向こう側に行けなくなるという。
ある月夜の晩に人が所用で小瀬まで出かけた。
関戸峠にさしかかると、あたりが暗闇になり、行く先に金網ができた。
あたりを見回すと前後左右、空まで金網だらけになった。
座禅を組み目を閉じて心を鎮めると、金網は消え、月が明るく輝いていたという。
衝立狸の仕業だという。
岐阜県にも狸が道に襖を張ると向こう側に行けなくなるという。