バルちぁんの徘徊 (М78星雲)

バルちぁんの「自己満足・自己陶酔・妄想徘徊」

タニシ

2016年06月25日 18時00分58秒 | 独り言

日本版「シンデレラ」

米福と粟福という話、米福は先妻の娘、粟福は後妻の実の子であった。

継母は姉妹を山に栗拾いに行かせる、米福には破れた袋を持たせて意地悪をする。

破れた袋で栗を拾うから山風でこぼれてしまう、穴に落ちている栗を拾い山姥に会う。

「こんなところになにしにきた」と山姥に聞かれ、破れた袋で栗拾いをさせられたことを言う。

可愛そうな境遇の米福を哀れんで宝箱をもらいかえる。

 

やがて秋祭りになり、粟福と継母は着飾り祭りにでかけた、家の仕事を命じられる。

でも、お坊さんや雀に助けられ、山姥にもらった宝箱から着物を取り出し遅れて祭りに出かけた。

すると、あまりにも綺麗で美しかったので貴賓席に案内されお菓子をいただいた。

ずっと下には、粟福と継母が見えた、米福は自分だけ饅頭を食べているのは耐えきれず、二人に投げて分け与え、一足先に帰宅してボロ着物に着替えて働いた。

 

すると長者の使いが来て、米福を嫁にほしいと伝えられる。

継母は、なにかの間違えだと粟福を嫁に差し出すと断られ、うらやましさと悔しさで、嫁入りに見立てて臼に粟福を載せて曳きまわし、二人とも誤って泥沼の田んぼに落ちて沈んでしまった。

 

その二人の変わり果てた姿が、今の「タニシ」なのだという。

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