関東地方においては
4月17日(月)夕方から雨が降り18日(火)の未明まで続きました。
4月18日(火)は午前9時頃から気温がぐんぐん上昇し、
群馬県高崎市では最高気温30.6℃を記録しました。
夕方、一部の地域では夕立のようなにわか雨が降りました。
一瞬、梅雨明けの気温上昇を思わせる一日でした。
◆
お客様のコースのグリーン面で
リングを確認しました。
それまでは単なる乾燥部位と思っていた箇所に
はっきりフェアリーリングを確認できたそうです。
◇
関東地方を中心に太平洋側では、去る2~3月の降雨量も
少なく、表層は乾燥・固結傾向にありました。
この冬は浸透剤をいつもより多く使用された
コースも多かったかと思います。
もちろん、3~4月上旬に
更新作業や分解資材などで乾燥した部位の
三相バランスの改善をされたと思われます。
◇
しかしながら、
本年は例年よりも、しつこく、乾燥・撥水した相が
残っているような気がします。
去る3月27日に、降雪した際、
雪が撥水部分の上でなかなか溶けずに、シャーベット状に
点在していたグリーン面もありました。
◇
2~3月の表層乾燥に加え、
3月下旬~4月上旬の気候も不順だったので、
土壌の良性菌(有機物を分解する菌)の動きが不規則になり、
床砂表面に未分解の有機残渣がコーティングし、
撥水していると思われます。
◇
撥水した表層に、きのこの菌が飛んで来れば、
温度湿度によっては、リングに発展します。
昨日、4月18日のように、
土壌が湿度をもったまま、日中温度が上昇する時は
リングの菌も動きやすいと思われます。
◇
そのような理由で
GW明けのドライ、本年梅雨明けのリングに関しては
特段、注意しておきたいところです。
その部分に 7月以降ピシウムや炭疽病などの
高温系病害が侵入しやすくなり、
また乾燥・撥水した部分は吸肥が困難で
回復に時間がかかるからです。
◆
乾燥部位、ドライ・撥水部位、リング発生部位の
改善にたいへん効果的な資材が
「ブランXエックス」です。
ムク等のエアレーション作業との併用で、
いっそう改善し、芽数アップにもつながります。
(しつこいドライ相、リング発生部位には
「デ・サッチャー」2cc/m2+「ハイドロ・マックス」2~4cc/m2
を10日間隔で2~3回施肥すると、かなり効果的でした!)
◆
「ブランXエックス」は
グロース社の代表的な床資材である
「デ・サッチャー」、「ハイドロ・マックス」、
「エッセンシャル・プラス」
を1/3ずつブレンドした資材です。
・
撥水層を分解して
ドライ相を改善する「デ・サッチャー」が1/3
主成分は
床砂の表面に付着した有機残渣や
古茎根を分解する良性菌3種類と分解酵素3種類”です。
+
グリーン面の潤いを持続し、乾燥を抑制、
新根茎周囲の三相バランスを持続する
「ハイドロ・マックス」が1/3
「ハイドロ・マックス」は100%天然の浸透資材で、
主成分は
ユッカシジゲラ抽出物90%→ステロイドサポニンの浸透剤効果
フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%→気相持続効果
←「フミン酸」で三相バランス持続!
+
新根・新芽の成長を促進する「エッセンシャル・プラス」が1/3
主成分は
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン様物質)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類(トレハロース)、
ビタミンB2 ビタミンB6
です。
◆
是非、お試し下さい!
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