hiroべの気まま部屋

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仏教思想:親鸞(補足1:経歴)

2018-11-09 07:41:45 | 仏教思想
 「仏教の思想」全12巻による仏教思想の勉強、最後の4巻日本編(空海、親鸞、道元、日蓮)のノート作りが終わって、最後の整理として作ったノートのword化をしていますが、第10巻<親鸞>のword化が終わりました。

 ノート作成が終わった時に、このブログでその概要をご紹介していますが、自分で読み返してみて一応の整理が出来ていると思います。
 ということで、word化で作成した資料から、補足として本日は、前回のご紹介では簡単にご紹介しておいた親鸞の経歴について、もう少し詳しく年表にてご紹介しておきたいと思います。

 なお、ノート作成時の「仏教思想:親鸞」の過去記事はこちらに(その1その2その3その4
 
 
 
 
 
 
 



 (本日、コメント欄お休みをいただいております。) 




仏教思想:空海(補足4:曼荼羅とは-その3(完))

2018-07-07 08:00:27 | 仏教思想
 「曼荼羅とは」の続きです。「四種曼荼羅」、「胎蔵曼荼羅」に続いて、「金剛界曼荼羅」についてご紹介します。
 今日の記事で、「曼荼羅とは」の説明の最後、それと空海の補足の説明も終わりとしたいと思います。
 先にもお話したように、以下は、「仏教の思想9生命の海<空海>」からの抜粋と一部私の要約です。基本、本の文章をそのまま転載しています。そのため、私的利用に限定いただくのがよろしいかと思います。

4.金剛界曼荼羅
(1)金剛界曼荼羅とは
 「金剛」とは、大日如来の完成された知恵を堅固不壊の金剛石にたとえたもの。永遠に滅びることなき認識、また無知なわれわれの迷いを破るはたらきをもつので、同じく金剛石の堅牢なのにたとえる。
 「界」は限界の意味で、差別を表わす。われわれの個別的な知恵も究極において絶対の知恵につながっているが、その絶対の知恵は個別的な知恵となって現象しているところから、名づけられた。

(2)金剛界曼荼羅の構成
 金剛界曼荼羅は九つのグループに分けられ、通常これを九会曼荼羅(くえまんだら)とよぶ。


(3)各構成要素とその意義
 


 
 
 
 
 
 

 以上、空海さんの補足説明でした。

 なお、仏教思想:空海(補足1~3)はカテゴリー「仏教思想」で選択いただくと続けて遡っていただけます。
 また、「仏教思想:空海」の過去記事はこちらに(その1その2その3


 現在仏教の思想10の親鸞さんのword化をしています。空海さんで半年近くかかったので、終わるのは年末ぐらいになるでしょうか。
 終わりましたら、また気づいた点を補足でご紹介できればと思っています。




仏教思想:空海(補足3:曼荼羅とは-その2)

2018-07-04 07:41:44 | 仏教思想
 「曼荼羅とは」の続きです。その1で、曼荼羅には4種ある(四種曼荼羅)ことを説明しました。今日は両曼荼羅(「胎蔵曼荼羅」「金剛界曼荼羅」)のうち、「胎蔵曼荼羅」についてご紹介します。
 先にもお話したように、以下は、「仏教の思想9生命の海<空海>」からの抜粋と一部私の要約です。基本、本の文章をそのまま転載しています。そのため、私的利用に限定いただくのがよろしいかと思います。

2.金剛界曼荼羅と胎蔵曼荼羅と「理智不二」
 六大(*)のうち物質的世界は絶対の理法を象徴する胎蔵曼荼羅の理法身の大日如来によって、精神的世界は完成された知恵を象徴する金剛界曼荼羅の智法身の大日如来によって表現される。また、金剛界は男性的原理、胎蔵は女性的原理にもたとえられる。
 絶対の理法と完成された知恵とは究極において一者であること、これを「理智不二(りちふに)」とよぶ理知不二の世界が真言密教において説かれる大日如来の大生命の世界にほかならないのである。
 *六大とは:真言密教では、万有一切あらゆるものの存在は「地・水・火・風・空・識」より成立しているとしており、前五大が物質的世界、識が精神的世界を表している。

3.胎蔵曼荼羅
(1)胎蔵曼荼羅とは
 胎蔵曼荼羅は詳しくは「大悲胎蔵法(だいひたいぞうほう)曼荼羅」または「大悲胎蔵生(だいひたいぞうしょう)曼荼羅」という。「胎蔵」とは母胎という内蔵するものの意味で、内につつみこんで保持しているものということである。
 つまり、すべての生きとし生けるものは、絶対者の本体すなわち理法をもともとみずからの内部に所有しているものであり、その知恵のはたらきをまってやがて仏性として開顕されるとするのである。
 この胎蔵の理法は大悲すなわち仏教者の限りなき偉大な愛、慈悲である。知恵がそうした慈悲となって現われるとともに、その慈悲のはたらきによって知恵が完成されるのである。

(2)胎蔵曼荼羅の基本構成
 胎蔵曼荼羅は十三のグループから構成される。これを十三大院というが、現図では、第十三の四大護院を欠き、十二大院となっている。
 

(3)各構成要素とその意義
 


 


 
 
 
 
 

 以上、今日は「胎蔵曼荼羅」のご紹介でした。次回は「金剛界曼荼羅」を予定していて、空海さんの補足説明を締めたいと思っています。



仏教思想:空海(補足2:曼荼羅とは-その1)

2018-07-02 09:19:58 | 仏教思想
 補足1で、空海さんの経歴をご紹介しましたが、続いて真言密教の中心思想といえる「曼荼羅」について少し詳しくご紹介したいと思います。

 仏教真理を説く方法は、「ことば」によります。しかし、仏教真理は瞑想などの実践から得た経験則から出た観念的なものがその根本としてあり、ことばでは説明しきれないものでもあります。このことは、密教に限らず、顕教でも言われていることです。道元の「只管打坐」もその代表といえます。
 このため、空海は真言密教の中で、ことばではなく象徴的なもの、シンボルをもって、密教の世界を表す方法を示し、それが「曼荼羅」だとしています。
 つまり、まさに曼荼羅は密教真理そのものを、つまりは大日如来そのものを表していると言えます。

 ということで、以下、曼荼羅についてその内容をご紹介していきます。以下は、「仏教の思想9生命の海<空海>」からの抜粋と一部私の要約です。基本、本の文章をそのまま転載しています。そのため、私的利用に限定いただくのがよろしいかと思います。

1.四種曼荼羅(ししゅまんだら)
  曼荼羅による、象徴化、シンボル化の方法は、一般的に知られる曼荼羅図による方法を含めて、4種がある。(下図参照)

 
 

 ここで、四種曼荼羅の内容について、少し補足説明をします。まず、大曼荼羅は一般的な曼荼羅図のことで、「胎蔵曼荼羅図」と「金剛界曼荼羅図」があります。
 次に三摩耶曼荼羅は、印(智拳印、禅定印)や金剛杵(三鈷杵など)の道具で、密教真理をシンボライズ化したものです。
 法曼荼羅は、梵字によりシンボライズ化したもので、例えば、サンスクリット語の阿字(アルファベットの最初の文字 )をもって大日如来を象徴しています。
 最後の羯磨曼荼羅は、表の説明のように京都東寺の立体曼荼羅に代表されます。

 以上、今日は曼荼羅は、曼荼羅図だけではなく、色々な方法で密教真理をシンボライズ化していることをご紹介しました。
 次回は、「胎蔵曼荼羅」についてご紹介の予定です。



仏教思想:空海(補足1:経歴)

2018-06-30 08:29:52 | 仏教思想
 「仏教の思想」全12巻による仏教思想の勉強、最後の4巻日本編(空海、親鸞、道元、日蓮)のノート作りが終わって、最後の整理としての作ったノートのword化をしていますが、第9巻<空海>のword化が終わりました。

 先にノート作成後、空海の思想について、その概要を整理してご紹介していますが、word化後読み返してみると我ながら結構ポイントは整理できていると思います。
 ただ、空海の思想は整理できていますが、空海さんそのもののご紹介があまりできていないため、今回のword化に合わせて、その経歴を年表形式で整理しましたので、補足資料として、今日ご紹介しておきます。
 それと、空海の真言密教の中心となる「曼荼羅」についても、あまりその内容がご紹介できていないため、曼荼羅については少し長くなると思いますが、次回ご紹介したいと思っています。

 ということで、今日は空海さんの経歴のご紹介です。

 なお、「仏教思想:空海」の過去記事はこちらに(その1その2その3