hiroべの気まま部屋

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ノギ屋の弁当風鳥飯(バルサの食卓より)

2018-11-06 07:44:04 | 主夫業


 久しぶりの主夫業のお話です。冒頭の写真は、タイトルの「ノギ屋の弁当風鳥飯」を元に作った夕飯です。

 今年の2月の末から読み始めた、上橋菜穂子の「守り人シリーズ」全12巻(番外編2巻を含む)を先月末に読み終えたのですが、文庫本の裏表紙の紹介にもう一巻「バルサの食卓」というのが載っていたので、図書館で取り寄せて中身をみたら、これがなんと料理のレシピ本でした。
 守り人シリーズの中で、随所に食事の場面が登場しますが、その料理を再現したという何とも珍しいレシピ本です。

 守り人シリーズ全編が上橋さんのファンタジー系の創作ものです。登場する料理も当然、基本は上橋さんの創作によるもので、実際の料理があるわけではありません。上橋さんの場面ごとの料理イメージとプロの料理人が何人か参加して、料理創作の共同作業の結果がレシピ化されて本になっているという、ともかくユニークなレシピ本です。

 ということで、まだ読み始めたばかりですが、最初の方のレシピから簡単そうなものを選んで、昨日一品作ってみました。

 鳥飯ということですが、鶏の照り焼きをご飯の上に載せた物と思ってもらった方が分かりやすいと思います。鶏の照り焼きオン・ザ・ライスというわけですが、妻は「オン・ザ・ライス」は好まないので、皿で出して、私はご飯に載せて食べました。

 以下は簡単なレシピ(4人前)です。

 鶏のものも肉2枚は最初は皮目を下にして、油を使わないでフライパンで両面を弱火でじっくり焼きます。八分どおり焼けたら、たれ(すりおろしリンゴ1/4個分、醤油お玉1/2、酒お玉1)を加えて絡めて煮込み、さらにみりんお玉1/2を加えて照りを出します。
 仕上げに山椒の実20個分を軽くつぶして加えます。食べやすい大きさに切って、ご飯の上に載せ、残ったたれをかけて食べます。
 リンゴの種類で甘さが変わるようです。私は醤油をやや多め、みりんを少なめに調整しました。それと粒山椒の代わりに、粉山椒を切った後にかけて食べました。

 いたって簡単な鳥ご飯、味は◎です。妻も喜んで食べていました。粉山椒でしたが、特に山椒がよく合います。是非お試しください。お勧めです