道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

2/26シモヤケさんよ〜!ゆるジョグ10㎞(枯れたくはないよなぁ…)

2025-02-26 16:18:00 | 日記

学校送れのコールを受けて
初孫くんを愛車に乗せエンジンをかけると…

今日は2.26事件の日です
そんなナビの第一声を耳にして唖然!

2.26事件なんて
同じナビを聞いてる人たちのどれだけが
知ってるんだろう?
もう1世紀近くも昔のことだぜ!

僕が生まれる遥か以前の事件…

僕が生まれてから以降の
日航機ハイジャック事件や
連合赤軍の浅間山荘に三島由紀夫の割腹すら
いまの若い人たちは知らないだろうに…

すっかり遠くなってしまった
昭和の頃の驚くような事件も
すでに今は歴史の中の出来事か?

なのに2.26事件だなんて
誰のために案内してるんだ?
ナビもついに血迷っちまったか…

それとも
いまの政治状況を憂えている?
イシバカ内閣を倒したいのかなぁ…

去年の今日もそう言ってたとしたら…
来年の今日もまた同じことを言うのなら…
だとすれば…



初孫くんを送り届けてから
今日も日課のジョグの準備を…

ただ今日はイマイチ乗り気が削がれて…

というのも
今日から暖かくなると思ってたのに
想定外の気温の低さと冷たく強い風が…

居座り続けた寒波が去ったと聞けば
単純なジジイの心もすっかり緩んじまって…

こんな気の緩んだときに限って
風邪を引いてしまうのだと…

実際に鼻水気味で頭も少し痛重い感じ

それでも
走れるうちは走らなくちゃと
沈みがちの心を奮い立たせ…

今日はこの子をお供にして…



居座り続けた寒波が去って
積雪もかなり溶けてきたということで
今日はいつもの10キロコースを…

昨日
事前に走れるかどうか
愛車を駆って路面状況の確認もしたから…

走れないのは
6キロ過ぎの長い上り坂の歩道だけ

何しろほとんど誰も通らない歩道
ポンコツジジイが走るくらいで
除雪も全くされてなかったけど
車の多くない車道でも十分安全に走れると…

そう思って
我が家の緩い下り坂を下って行ったが…

強い冷たい風が
シューズの薄いアッパーを通じて
赤く腫れてるシモヤケに突き刺さるように
ステップを踏むとズキッズキッと…

寒波も去ったんだし
早く治ってくれよ〜
シモヤケさんよ〜!
心の中でそう叫びながら…

2キロ手前のいつものちっちゃな美容室
珍しく朝早くから車が数台停まってて
入口のドア越しに見えたキュートな彼女は
何やらお客さんと談笑してるような横顔

走って通り過ぎていく僕には
ほとんど気づかなかったみたいだったが…

それでも笑顔の彼女を見れて
今日はラッキーだと…

そんな取るに足らない些細なことが
単純なエロジジイを勇気づけてくれて
元気が湧き出てくる
不思議にも…



シモヤケの痛みをずっと感じながら
予定の10キロジョグ何とか終了

走り終えて歩き始めると
冷たい風が汗だくの老体にしみ渡る
クールダウンが必要ないほどに…

それにしても
シモヤケが痛すぎる…

痛みを堪えて歩きながら
今日は我が家近くのマンションの駐車場に
お気に入りのスタイルのいい
若いお母さんの車が停まってないことを発見

珍しくどこかお出かけだろうか?
そう思って歩道を歩いてたら
ちょうど彼女の黒いミニバンらしき車が
幹線道路から…

車のナンバーを確認して
彼女の車だとわかって運転席に目をやると
笑顔で何度も会釈をしてくれてたので
僕も笑いながら大きく手を振って返した

もちろん彼女が誰だかは知らない
名前すらも…

実を言うと美人なのかどうかも
目が悪いからハッキリしなくて…

ただ大柄でスタイルの良いことだけは
遠目に見てもすぐにわかって
それがエロジジイの大のお気に入りで…

昔っから
顔よりもスタイルの良い子が好きで…

実際に付き合ってきた女性たち
身長の差こそあるけれど
みんなスタイル良かったよなぁ
可愛くもあったし…

まぁその中に
我が家の司令官のカミさんも入ってるけど…

それにしても
その大柄でスタイルの良い若いお母さん
彼女の目に僕はどう映ってるんだろう?

やっぱり
単なるヘンタイオジさん?
毎日走ってて出くわすと必ずというほど
妙に親しげに必ず手を振ってくる…

そうなんだろうなぁ

歩きつつ振り返って
彼女の車がマンションの駐車場に入るのを
見届けながらそんな思いを…

本当は彼女に声をかけて話もしてみたいし
それ以外にもいろいろとは思ってみるけど
そこまで図々しくはなれないよなぁ

いくら
常識のないエロジジイでも…

だけど
それだけでいいんだろうなぁ
知らない女性との付き合い方

もっと若ければ
いろんなアクションを考えないでもないが
こんなジジイになっちまえばなぁ

ジジイじゃなかったらなぁ

すっかりジジイになっちまったのに
心だけは若い頃とおんなじだなんて
僕だけなんだろうか?

みんなどうなんだろう?
シッカリした理性を纏ってるのか?

かもなぁ…

いろいろ経験してきて
子どもや孫ができれば
シッカリした人間形成も出来上がって
それが普通なんだろうなぁ

でもこのエロジジイは
そうなりたくはないよなぁ

もちろんミテクレは老いてるけど
腰を曲げて歩くなんてマッピラだし
物分かりのいいフリをして落ち着くのも…

幾つになっても茶髪ロン毛で
イヤリングやネックレスも纏うし
ショートパンツもずっと履き続けていたい

まだまだ現役のままで…

どんなに違和感があろうと
どんなに痛いと思われても…

まだ枯れたくはないよなぁ…