キュートなバアサンになるために

映画のこと、山のこと、街の風景、家の庭、いろいろを気ままに・・・

シンデレラストーリー、その後

2008-10-20 23:56:03 | 雑感


 私がヘソ曲がりだからかもしれませんが おとぎ話でお姫様がいろんな苦労のあと、王子様と「それからずっと幸せに暮らしました。」と言われて、ずっとって?とか幸せって?とか考えてしまうことがあります。

 私には20年以上前に知り合った大切な友人がいるのですが 彼女は本当に命がけの大変な思いをして 初恋の相手と結ばれました。
 でも、それで「メデタシ、メデタシ」ではなく その後、たくさんの波乱万丈の人生が待っていました。

 彼女が初恋の男性とめぐり合ったのはポルポト派の独裁政権で国が大変な状況に陥っていたカンボジアで。
 本当に大変な思いをしながらも危機一髪で彼女は国を出て 初恋の相手の日本人男性とティーンエイジャーの若さで結婚しました。
 その後、自分の家族と連絡が取れなくなってしまったものの 難民キャンプをまわってバラバラになっていた家族を見つけだし、日本に呼び寄せます。 でも、その時すでに お父さんとお姉さんは餓死されていたそうです。
 彼女は日本では 日本にやってきて罪を犯してしまった外国人のために通訳のボランティアをしたり、国に学校を建てるために努力したり 大活躍していました。

 私たちはニュースで世界中では まだまだ平和ではない国がたくさんあることを知っています。
 でも、実感を持ってそのことを知るのはなかなか難しいと思うのです。

  この友人と知り合った時のショックを私は忘れることができません。
同世代なのに彼女の国は内乱で命がたくさん奪われている、そして家族が餓死してしまうなんて・・・それが過去のことではないなんて!
 その事実の重さに私は言葉を失いました。

 今日はその彼女と本当に久しぶりに会って 彼女の手作りのご飯をいただき、おしゃべりをたくさんして戻ってきました。

 たくさんの苦労をして、でもそれを乗り切ってきた彼女は本当に輝いています。

 私と知り合った当時、彼女にはすでに3歳の娘さんがいたのですが その娘さんが結婚してお子さんを産んで その娘さんのお子さんが3歳になっていました。
その3歳の娘さんを見て 私は時の流れの速さにびっくり、また感激してしまいました。 3歳の娘さん、ママの3歳の頃とそっくりです。
 
 なんだか私に孫ができたみたいな感覚になりました

 それにしても 幸せそうな友人の表情を見ると私までうれしくなります。

人間ってみんな それぞれの場でいろんな苦労をするけれど みんな幸せになる権利があるし、幸せになる努力をして 幸せをつかむんですね。(そして『幸せ』って人それぞれ違うものなんですね。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログペット