公式サイト腕はいいが自分の料理に自信があり店のオーナーとメニューで対立し、辛辣な批評家からも酷評されてしまったシェフのカール・キャスパーは批評家と大喧嘩をしたところをネット上に出されてしまい、勢いに任せ店を辞めてしまった。 すぐに次の仕事が見つかるとおもっていたが批評家との喧嘩の動画のせいで彼を雇ってくれる店はなかった。
別れた元の妻イネズは仕事で成功を収めたくさんのメイドを雇いひとり息子のパーシーを育てていたが 彼女の提案でカールはパーシーの子守役としてイネズの父の住むマイアミに行くことになった。 故郷で懐かしいキューバンサンドイッチに感激したカールはイネズの元の夫に頼み古いフードトラック（屋台）を手に入れる。 そして夏休み中のパーシー、カールを慕って店を辞めてやってきてくれたコックのマーティンの三人で各地をまわりながら料理を作り続けた。 それはパーシーとカールにとって親子の大切な時間にもなった。
大喜びで店の手伝いをするパーシーにカールはロサンゼルスに戻る前に「ロスに戻れば現実の生活が待っている。」と別れを告げる。
しかし、ロスに戻った彼はパーシーがネットに発表した動画を観て心を決める、一緒に料理をしよう、と。
「子は鎹」とか「災い転じて福となす」とか いろんな言葉を思い出しました。
ひとことでいえばそういうロードムービーです。
オーナーや批評家と対立してしまうカールですが まわりの人たちからは愛される人間です。 別れた妻も彼を心配しているし ガールフレンドも彼を大切に思ってくれています。
息子のパーシーにとってはかけがえのない父親のようです。
旅を続けながら親子の絆を強くし、料理に対する思いを息子に伝え、料理をする喜びを再確認し、彼は元の街に戻ってきます。
ラストもステキでした。
あたたかな気持ちになれる映画でした。
