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青森旅行:白神山地

2016-10-30 21:15:20 | お出かけ
    
 今まで世界遺産の旅を楽しんでいましたが ツレアイがあまり興味を示さなかったのがこの白神山地です。
行くのが大変だしあまり見るものがないのでは?といった理由だったと思います。
でも、北の方にあまりご縁のなかった私はどうしても行きたかった場所です。
 私は説明を伺うまで白神山地はいろいろ美しい場所の見どころ満載の場所だと思っていました。
  今回は 白神山地のことを良く知っていらっしゃるガイドさんに3時間ツアーをお願いしました。白神マタギ舎 
ガイドさんの所属が『白神マタギ舎』となっていましたが マタギが有名な地域だからこの名前を使っているんだろう、と思っていたら なんと本物のマタギさんでした。(女性の方でしたがマタギっていうのかな? 熊撃ちはなさらないようですが山の知識はすごい方です。)
  白神山地というのは手つかずの自然が残るブナ林です。 しかしブナ林だけでは別に珍しくないので世界遺産にはならないそうですが この自然の中に生活道路を通そうという計画があったため自然を守るため世界遺産登録の運動が始まったそうで どちらかというと地元の人たちより東京での活動が活発だったそうです。
 世界遺産になったため自然は守られましたが 世界遺産区域での狩猟や人工物(マタギ小屋や炭焼き小屋など)を作ることができなくなりマタギの仕事ができなくなったそうです。
 でも伝統的なマタギの知恵を残そうと活動していらしゃる方たちがガイドなどをしていらしゃるのが『白神マタギ舎』ということらしいです。
マタギは自然を大切にして狩猟やキノコ採りなど必要なものしか手に入れなかったため自然は守られました。
 山のことをよく知っているので あえて道など作らなくても山を自由に動くことができたため白神山地にはほとんど道がないそうです。
しかし、世界遺産になり見学者も多く訪れるようになったため一部を歩き易く整備してあるそうで 今回は本当に入り口付近を3時間かけて歩いてきました。
                   
入り口に入ってすぐにガイドさんが「あ、珍しい!クマタカがいます。」と空を指さしました。
                      
 白神山地にクマタカはいない、と思われていたのに発見されたのだそうです。
いきなりこんな出会いをし、この森に魅了されてしまいました。
 特に珍しいものはない山なのかもしれませんが
     マムシグサがどうしてこんな名前になったのかを教えていただいたり 冬の間雪の下にいる笹の葉の見分け方を教えてもらったり 楽しいお話をたくさん伺いました。  
   
 これはなめこです。山の中にこうして生えているんですね~
                            
 ちょっと分かりづらいのですが 水が流れています。
    
 ブナはあまり長生きの木ではないらしいのですが ちゃんと新しい木もこうして育っています。
                                    自然の色って本当にきれいです。
 興味深いお話をたくさん聞くことができました。 白神山地に来ることはできるけど ガイドさんが一緒じゃなかったら この森の魅力はあまり分からずただぐるっとまわって終わっていたと思います。 生きている山のお話、自然との共生について伺え本当に良かったと思いました。
                
 もし機会があったら 今度はもう少し別の場所から白神山地を見たいと思いました。
  
 
          
コメント
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