私の所属している山岳会のクラブでは月一回の読書会があります。
ここ数年はコロナの影響でまったく活動できませんでしたがそろそろ再開されてきました。
今回の課題図書は なんと3冊も分厚い本があって正直読める気がしませんでした。
とりあえず1冊買ってみたのですが こちらの本、なんと明治から昭和初期に筆者が山に登った時のことを書かれていました。
年代をまず見て「げ、古っ!」「読める気がしない!」などと失礼なことを思いながらページをめくったのですが 年代の古さをほとんど感じさせない瑞々しい感性の文章でした。 令和の現代に近い年代で書かれた、と言われても違和感がないというか・・・
本当の名文というのはこういう文章なのでしょうか?
もちろん登山をめぐる環境は現代とは大きく違っています。
きっと彼が山で見た美しく広がるお花畑は今は残っていないかもしれません、満天の星空だって今とは違っているかもしれません。 だけど著者の自然に対峙する態度は時代なんか関係ない、と思わせてくれるものでした。
へっぽこな私ですが山に対するわくわくした気分を思い出させてもらいました。
・・・・しかし・・・あと2冊・・・読めるのだろうか?
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