人生の雑記帳bytamatiyamaru

終活もそろそろ考えながら…日々の瞑想(迷走?)を大切に
身も心もととのえることが一番!

遅ればせながら・・・映画「おくりびと」

2009年04月06日 18時46分48秒 | 映画

いい映画でした・・・流れるチェロの音楽も素晴らしくってさすが久石 譲さん・・・

こちらで特別上映が5月7日と21日に特別に企画されることになり、早速前売り券購入していたのだけれど・・・

偶然にDVDを友達が貸してくれて・・・どうしようか?と迷いましたが誘惑に勝てず・・・映画館でなく自宅パソコンで観てしまいました

しかし・・・必ず映画館でも観よう~~と強く気持ちが決まりましたね・・・

とりあえず・・・こんなに泣ける映画だとは思ってませんでした

途中から嗚咽するくらい泣いたため・・・横にいた花ちゃんが心配した顔を見せていました

本木雅弘さんの演技が自然で気負いがなく日本男児という優しさと芯の強さを演じ切っていましたね~~

チェロを弾く場面があまりにも上手で鳥海山をバックに山形の美しい景色と相まって臨場感あふれており・・・魅了されてしまいました

そこで、調べてみると・・・

大悟はプロのチェリストであり、プロの納棺師に成長していくという設定上、そこに妥協は許されない。そこで本木雅弘は撮影前からチェロと納棺技術の特訓を開始。撮影中も、山形ロケの際は宿泊するホテルの部屋に防音マットを張りめぐらせて毎晩2時間ほどチェロの指導を受け、また納棺に関しては彼のマネージャーやスタッフを実験台(?)に練習を重ね、現役納棺師の監査の下で腰痛と闘いながら技術を習得。 そうした努力の甲斐あって、チェロ演奏シーンはプロの目から見ても何の違和感もない見事な動きを披露。またエンド・タイトルでは、彼の納棺技術が1カット長廻しで捉えられているが、それはもはやイリュージョンの世界とも神業ともいえる美の極致であり、現に撮影中ずっと息を呑んで彼の所作を見つめ続けていたスタッフ全員は、監督の「カット」の声がかかるや、あたかもライブの観客のように熱い拍手を一斉に送った。

出演者がみんなよかったです

主演の本木雅弘さんは言うまでもなく、妻役の広末涼子さんも静謐で落ち着きのある日本人女性をたおやかに好演・・・昔より演技に余裕が出てきた感じが・・・

何と言ってもベテラン山崎 努さんの渋さ、小憎らしいまでに計算された気配りある演技・・・演技?いや現実?かと思わせるほどの・・・山崎さん無しではここまでの感動は生めません

笹野高史さんと吉行和子さんには泣かされっぱなし・・・

峰岸 徹さんも余貴美子さんもさすがの存在感がありました

納棺師の美しい所作に日本人として死者を送ることへのこだわりが・・・気配りが・・・生真面目さが・・・優しさが・・・繊細さ・・・が

大吾の美しい指先の動きから伝わる・・・

言葉なんて必要ない・・・心・・・心・・・心が欲しいだけ・・・

世界に誇れる内容であることに深く感銘しました

いってらっしゃい・・・また会おうの・・・笹野高史さんのこの言葉が静かに余韻を残しています

 

コメント (13)
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