遅ればせながら読み終えることができ・・・大変感動しております
すぐに映画化されたりして、大きく注目された作品でした。
あまり話題には乗りきれないままに私は今日までこの本に接する機会を得なかったわけですが・・・
すごい・・・ラスト・・・
まさに*―゜+.。o○*☆*○o。.+゜―*「その愛は解けない」
さすが東野さん・・・素晴らしい作品でした
人が人を愛する意味の深さ、切なさ、真剣さ・・・
数学の天才である高校教師の石神の孤独・・・哲学とさえ呼べる人生観・・・
何故に石神はここまでこの隣室に住む母娘をかばうのか?
最初はトリックに気を取られながら読み進めていくわけですが・・・
この小説の真髄はラスト数ページにありました
最後、石神がノートも鉛筆もない中・・・壁のしみを見つめて三角形、四角形、六角形の点をむすんで四色問題を作ったり、壁の点を使って解析の問題を作ったりしている姿がつづられています・・・孤独な少年のままの石神の一人遊び・・・
無垢で健気な姿には涙があふれて仕方ありませんでした・・・
今、一番澄んだ気持ちでいるのは石神自身だという湯川・・・石神は「勝った!!」と・・・
ラストその石神を待ち受ける悲しくも美しい悲劇・・・
素晴らしい作品をありがとう~~東野さん、