文学賞候補の小説家、50年の刑期を了えて出所した老ヤクザ、売れない母子タレント。生き暮れた人々を迎えるのはいつもの過激な奉仕の精神! 日本中の読者を愛と涙の渦に巻き込んだ傑作極道ファンタジー、桜吹雪の大団円。シリーズ4部作、完結篇。
シリーズを読み進んできたわけで・・・行きがかり上、最後まで読まないわけにはいかなかったです・・・
どうしても最後まで読みたかったです!!
プリズンホテル夏→秋→冬→春の順番で展開していきます
私はこの春が一番好きだと思いました
登場人物に対する愛着もずいぶんと湧いてきてましたし・・・懲役52年の老やくざとプリズンホテルの極道の面々がチンチロリンで勝負するところが゜*。最 (*゜д゜*) 高。*゜に面白かったです・・・ばくち好きの血が騒ぐ???
板長梶さんと服部シェフの会話が光ます
総支配人花沢一馬の気品と機転が見事・・・息子の繁君も純真でまじめな不良でした・・・
安心して浸れる勧善懲悪の世界です
極道の世界って本当にこんなに美しいの?と少し心配になりましたが、日本人の古き良き心意気が最後までたっぷりと沁みこんだ超娯楽作品を堪能できてしあわせでした