よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

見る目がない

2012年09月17日 | 迷走痕

土曜の午後、用事が早く終わり帰宅。

ビールを飲む前に少し運動を。

台風が近づいているので、明日は散歩もできないし、と。


運動靴を履き、家の外に出ると、西は真っ暗、東は晴れている。

台風は西にいて、北へ向かっているので、これ以上悪くはなるまいと、

東のほうへ歩き出した。


川端の土手を歩いていると、同じように歩いている女性がたたんだ傘を小脇に抱えている。

彼女は「真っ暗な西の空」を見ながら歩いているのだから、傘も持ちたくなる。人情というもの。

こっちは「晴れた東の空」を見ながら暢気なもの。

土曜の不安定な空模様の夕方。

用事に追われて車で走り回っている人はたくさん見かけるが、

歩いているのは、私だけ。


だいぶ、東へ来たので、

北を流れている別の川端に移ろうとする。

なんだか暗くなってきた。

振り返ると、南にあるはずの山の姿がぼんやりしている。

ぱたぱた、パタパタ、バタバタ、と雨粒が落ちてきた。


田んぼの中の道を歩いていて、隠れることも出来ない。

仕方ない、家の方向へ、あぜ道を走るはめに。

てくてく、とことこ、ぴちゃぴちゃ、チャプチャプ。

雨の中をこんな走るのは、高校生の頃しかなかったのでは。

あれから40年?

また?


バイパス道路に出て、車なら家まで5分。

なんとか走り通した。


妻が風呂を沸かしてくれていて、直行。


天気を見る目がない、

というより、天気に背を向けて、捕まっただけ。


運動にもなったし、風呂にも入ったし、

あとは、ビールに目がない。