ガンバレ、ニッポン

なんか、不安定なニッポンですね。

マスクとワクチンは自己犠牲の精神…? コロナ騒動で分かった「日本人の残念すぎる性根」

2021-11-11 06:07:22 | 国内
マスクとワクチンは自己犠牲の精神…? コロナ騒動で分かった「日本人の残念すぎる性根」

あやふやな「仮説」を撤回しない専門家たち

Gettyimages

 さて、ここからは「ゼロコロナ」という無理筋な野望を抱く「専門家」と、コロナ対策を徹底すれば支持率が上がると考える政治家について述べよう。彼らの発言が網羅された記事タイトルおよび、発言を振り返る。

  彼らの拠り所は兎にも角にも「人流を減らす」「飲食店を時短営業にする」「酒を提供しない」「イベントはしない、やっても無観客で」にあった。

つまり緊急事態宣言とまん延防止等重点措置こそがコロナ撲滅の切り札だと考えていたのだ。  

だが、「第5波」を振り返ってみると、緊急事態宣言下でも陽性者は激増し、その後、原因もよく分からないまま終息したのである。 

 厚労省専門家組織「一部地域ではリバウンド兆候も」疫学調査徹底求める(TBS NEWS 10/20) →〈(厚生労働省アドバイザリーボード 脇田隆字座長)は第6波の感染拡大を早期に掴んで抑え込むため、感染者の濃厚接触者を特定してPCR検査を徹底することが重要だと呼びかけました 〉

  小坂健教授 新規コロナ感染者の激減要因問われ「専門家の中でも議論は尽きないといったところです」(スポニチアネックス 10/20) →〈(元国立感染症研究所主任研究官で厚生労働省クラスター対策班メンバーの東北大大学院・小坂健教授)は「いろいろな説は出尽くしているので、逆にこれから新しい説ができるってことではなくて、

やっぱり人の行動とかワクチンっていうのは主たる原因じゃないかとは言われているんですけどね。

必ずしも専門家の中でも議論は尽きないといったところです」〉 

 そして枝野幸男・立憲民主党代表は選挙演説でこう述べた。 

 〈 せっかく感染者が減ってきたんだから、ここで大規模に国の金で、1人感染者がいたら、その回りに500人、1000人、今ならば検査することができる。

そうすれば症状のない感染者を見つけ出して、そこからの広がりを止めて、感染者を抑え込むことができる 〉

(毎日新聞 10/19)  ここでは脇田・小坂・枝野3氏の意見についてツッコミを入れてみる。  

まず、脇田氏は「PCR検査を徹底することが重要」と言ったが、これはもう2020年5月の議論である。

検査数を増やして陽性者を増やすことで保健所がパンクする。

しかも日本のCt値は「40」でとんでもなく高い。

たまたま陽性反応が出た者でさえ隔離し、濃厚接触者追跡をするのはもはや2021年10月の話ではない。

2020年5月で終わるべき議論を「専門家様」がまだ言っている。

  小坂氏は「専門家の間でも議論は尽きない」と言いつつ、結局「人の行動とかワクチンっていうのは主たる原因」と言った。 

 この2人の発言は大問題である。理由は「専門家は仮説を一切撤回しない」ということを白状しているからである。  

「第5波」では、人流はもはや関係がないことが明白になった。  

この夏、東京をはじめとした大都市は人流だらけだったではないか!  もはや「緊急事態宣言」が「日常」になり、人流は全く減らなかった。

人々は外に出て遊びまくった。これまでの「PCR検査が大事」「人流が悪い」「ワクチンは素晴らしい」という定説に従って後付けで様々なこじつけをしているだけなのだ。  

もう、1年9ヵ月もこんな騒動をやってきたのだから「よく分からない」が結論でいいのではなかろうか。

「もしまたヤバい状態になったコロナ感染者を全力で治療する」でよくないか?   

なぜ、ピンピン元気な人々や重症化しない若者・子供たちも含めた社会全体の行動制限をする権限をあなた方は持っているのか。

もう陽性者差別をやめ、感染症の分類を5類に落とせばいいではないか。

「コロナですね」「あぁ、そうですか」「お薬出しときますね」でいいのだ。

  そして、こうも主張したい。あなた方みたいな高齢者の数年と若者・子供の数年の意味は全然違うんだよ! 

コロナは永遠に「未知のヤバ過ぎる殺人ウイルス」

 陽性率が1%台で、しかも陽性者の致死率も1%台。

この程度のウイルスに全国民が付き合わされたのがこの1年9ヵ月のコロナ騒動である。

  もちろん、初期の「未知のウイルス」段階では緊急事態宣言も自粛も仕方なかったと思う。

だが、2020年の夏段階では「そこまでヤバくないのでは……」は明確に分かっていたはずだ。 

 それなのに、専門家・メディア・政治家は過去の自身の発言を正当化するために、前言撤回ができない。

永遠に「未知のウイルス」「ヤバ過ぎる殺人ウイルス」「対策が大事」「マスクは常にしろ」「ワクチンを打つことが重要」を言い続けるしかなくなったのだ。  

彼らは陽性者が増えている時は「人流が悪い」「酒が悪い」「夜の街が悪い」「若者が悪い」「人々の気の緩みが悪い」と言う。そして、第5波の後、陽性者が激減した後はこんな言い方をした。 

 ・第5波の際、陽性者が激増したから人々の気が引き締まった 

・ワクチンの効果が出た ・マスクをピタッと着けるようになった(「マスクはパンツ」「マスクにはワクチンと同程度の効果がある」

発言で知られる日本医科大学特任教授・北村義浩氏の名言) 

・気が引き締まった結果、感染対策に努力した ・夜の若者の人流が減った

  国際医療福祉大学大学院医学研究科・教授の松本哲哉氏に至っては、減ったことについて「不自然」と『サンデーモーニング』(TBS系)で言い放つ始末。

増える理由については持論を言えるのに、夏の間、さほど人流が減っていないにもかかわらず陽性者が大幅に減った場合は困惑するのみである。

これのどこが「専門家」なのだ!  

 松本氏は6月14日、「6月20日の緊急事態宣言解除期限迫る」という段階のNHKのニュースで「東京209人減少傾向も 7日間平均では…」というコーナーで「人の出方も増えて滞留人口も夜間が多くなりいつ(感染者が)増えてもおかしくない」「東京都であれば(リバウンド防止には)1日100人ぐらいが多くの目安だと思う」と語っていた。  

この「100人」には一切の根拠はない。

第5波の後、東京では「17人」(10月25日発表)になったが、いまだに多くの専門家はリバウンドと冬の第6波への懸念を示している。

「専門家様」はその場しのぎで適当な警告を鳴らし続けているだけなのである。 

 尾身茂氏が「中央公論」11月号のインタビューで説明したことを以下にまとめてみよう。

長文の中から要素のみを抜き出す。 

 夏に増加した理由は「夏休み・4連休・お盆・東京五輪」で、五輪が国民の意識に影響を与えたのだという(恐らく気が緩む、お祭りムードになる、ということだろう)。

8月下旬に感染者数が減った理由については、「夜の繁華街の滞留人口を見ると、ワクチン未接種者、つまり、若い人たちの人流が少し下がっています。

若い人たちも重症化するというニュースが流れ、それが若年層の人流抑制に影響したのかもしれません」と述べた。そして急激に減ったことは「良い意味での驚き」とのこと。

  尾身氏は「人流と若者が悪い」「根性でウイルスは撃退できる」という当初からの意見をこのインタビューを行った9月13日段階でも変えていない。

「夜の繁華街の滞留人口」と言うが、同氏は福島県いわき市やら、私が住む佐賀県唐津市の夜の繁華街のデータも見たのか? 

そもそも「人流」なるものは年齢層まで把握できるのか?

 ワクチン接種率84%になったシンガポールは過去最高の陽性者数になっているではないか。  

とにかく「中央公論」の尾身氏インタビューは数行に1回ツッコミどころがある類まれなる珍回答の連続で、これを引き出した東大の牧原出教授の手腕は見事と言うほかない。

疑問を呈するテレビ出演者は圧倒的に少数派

 人間は誰だって間違える。間違いに気がついたらなら訂正すればいい。

だからこそ、現在、TBSの夕方のニュース「Nスタ」キャスターの井上貴博氏は立派だと思う(もちろん遅すぎだが)。

ついに覚醒した同氏の発言を基にしたネットニュースのタイトルをいくつか紹介する。  

〈 東京の新規感染者数17人に井上貴博アナ「ウイルス側に何が起きているのか、解明、分析していただきたい」〉

(10/25 スポーツ報知)  〈 東京の新規感染者数26人に井上貴博アナ「感染状況だけを気にしていても仕方ありません」〉

(10/22 スポーツ報知)  〈「Nスタ」井上貴博アナ コロナ報道「恐怖を強調するのは終わりにすべき」〉

(10/19 デイリースポーツ  〈 東京の新規感染者数57人に井上貴博アナ「私たちもマインドチェンジをしていかなければならない」〉

(10/15 スポーツ報知)  〈 東京の新規感染者数72人に井上貴博アナ「激減を予測できていた専門家はいらっしゃらないような気もします」〉

(10/13 スポーツ報知)  〈「Nスタ」井上貴博アナが反省 感染者激減一因「頑張り」は「根性論や気持ち」〉

(10/7 デイリースポーツ)  〈 東京の新規感染者数激減87人に井上貴博アナ「テレビへの不満が渦巻く今、私たちは反省し変えていきたい」〉

(10/4 スポーツ報知)  ここまで言える局アナは井上氏だけである。 

 この騒動に疑問を呈するテレビ出演者は他にもブラックマヨネーズ・小杉竜一氏と吉田敬氏、辛坊治郎氏、三浦瑠麗氏、古市憲寿氏がいるが、圧倒的に少数派である。

とにかく「コロナは怖い」「感染対策は大事」だけ言っておけばいいと考える無能が多過ぎるのだ。 

 前出・舘田一博氏は6月11日のNHKのニュース「新規感染 減少続く 懸念も」に対して、こう言った。 

 「再増加につながる兆候として考えておかなければならない。

人流が増加しているような地域ではまん延防止等重点措置を含めた何らかの対策を取り続けるような 解除後の1ヵ月間は非常に注意しながら対応していかなければならない」  10月の段階で言っている「感染対策を文化に」という慎重論とほぼ同じなのだ。

多数派に立ち向かう「我々界隈」の奮闘

 ここまで「コロナは怖すぎます!」派がすさまじき影響力を持つと、私のような「そこまで怖くない」派は、実生活ではこんなことは言えない。

怖がる人から敬遠されるからだ。

そこで助かったのがツイッターの存在だ。

そして、同様の境遇に置かれた「同志」が全国には少数ながら存在したのだ。私は彼らのことを「我々界隈」と呼ぶ。 

 彼らは日々、メディアを見たり、職場等の意見を聞いて本当に気持ちが凹んだと思う。

そんな中、ツイッターには住む場所も違うが同じことを考える人々がいて安心した。

多分、ツイッターがなかったら多くの「コロナはそこまで怖くない派」はメンタルがやられていたと思うし、最悪の場合、自殺していたと思う。

その点において私はツイッターに感謝している。 

 その中の一人、「マンポジ」氏は、ビートルズの『Sergent Pepper’s Lonely Hearts Club Band』のジャケ写をベースとした「コロナ戦犯」パロディを適宜更新し、テレビでよく見る専門家や政治家、メディア人が誰だったかが振り返れるようにしている。

ここからは、彼らの発言をいくつか紹介しよう。本当は何百人も紹介したいところだが、一部のみ紹介する。 

 『「おっすおらコロナ」と星占いにそう言えば書いてあった』氏はユーモアに溢れた人物である。  

〈 増えてる時「マスクとワクチンしてない人のせいだ!」 減ってる時「マスクとワクチンのおかげだ!」

 これは冷静に見るととてつもない詐欺だな…舵取ってるやつが縦横無尽に進みたい方向に進めるスタイルで無理ゲーすぎる。〉 

 〈 第5波の時 「99.9%がマスクしても感染が広がってる? 0.1%のノーマスクが感染を広げてるに決まってるだろ!」

 現在 「99.9%がマスクしてるからこれだけ抑えられてるんだ!  はははは!」 もういい、もういいよ。

パトラッシュ疲れたろ、僕も疲れたんだ。なんだかとっても眠いんだ、パトラッシュ。〉 

 「鼻から息が止まらないKAMIYAMA」氏は、鼻マスクをしていた時にそれを咎められたところ、

「鼻から何が出ているか?」と聞いたところ「息が出ています」と言われたことがこのハンドルネームの由来だ。

以下は2021年10月の投稿。  

〈 新コロは、医療崩壊するから怖い、葬式もできないから怖い、長い間隔離されるから怖いとか言うけど。

ぜんぶ人間が勝手に決めてそうしてるだけで、コロナ自体の怖さとは関係がないんだよね。

(1年前みたいな投稿w)〉  「茅ケ崎の訪問減薬医」氏はこう述べた。案外医療従事者もツイッターでコロナ騒動を冷静に見ている例が多い。  

〈 感染予防効果は不明でも一応重症化予防効果(製薬会社調べ)あるもん打ったなら、おめえらは自分を守れるんだから他人にごちゃごちゃ言う必要ねえのもわからんのか? 

マスクしてワクチン打ったら自分はしっかり守られてんだから、黙っとけ 〉  「故郷求めて」氏は、常に冷静にデータを分析する人物だ。 

 〈 そもそもが、「感染に気づかず泳ぎ回る無症状感染者の存在」さえ無視していれば、これまでの数々の対策は不要だった。

そしてその存在への恐怖こそが、あらゆる差別と偏見の原因だ。

でなければ、例えばなんの症状も訴えず元気に路上飲みしてる人を叩く理由はない。〉  

「kitaroupapa」氏は、コロコロ変わった専門家の意見にこう疑問を呈した。

  〈 尾身さんの「このウイルスは無症状の人からも感染します」という伝え方で世間がのけぞってしまったのが過剰対策と無対策への差別の始まりで、これが本当に罪深い。

「それはインフルでも肺炎球菌でも同じで、コロナは弱毒だから感染しても無症状の人も多い」という表現に早く改めていくべきでしたよね。〉 

 大規模イベント(東京五輪・音楽フェス・だんじり等の祭り)があると「これで人が死んだらどうするんだ!」と発狂する人々に対して「野中しんすけ@ただの看護師」氏はこう述べた。  

〈 今、この感染状況になって振り返りたい。奈良県知事が緊急宣言を拒否したり、フジロックなどのフェスの開催を騒ぎ立てたが“何一つマイナスな影響はなかった”ってこと。。

騒ぐだけ騒ぎ立てて、何も影響がなかったらスルーする。このような事を繰り返し、し続けてるメディ含む専門家の罪は大きい 〉 

 一方、我々とは考え方が異なる都民ファーストの会の都議・おじま紘平氏は「マスクせずワクチン接種していない人間で何もなかったのは両方した人間に守られているためであり、

感謝すべきである」(意訳)とツイートした。

完全に我々を社会害悪と捉えている。

  あとは「あなた達、反ワク、ノーマスクがいるから、こんだけガードしてるんですよ」というツイートに対し、

「どこかのP」氏は〈 1%いるかも分からないノーマスクがそんなにとんでもなく広めてる設定の中で生きているんですか サバイバル生活って大変ですね 〉とマスク信者を論破した。

  様々な専門家のメディア発言を網羅している「あーぁ」氏はこうだ。10月21日のツイートである。 

 〈 専門家は今感染が激減してるのは「日本人がちゃんとマスクをつけてるから」と言い張るがデルタ株で感染拡大してた時も95%以上マスクしてた事をもう忘れたのか。

こんなテキトーな妄言を繰り返すなら誰かが言ってたけど専門家はもうこれから何を言う時も必ず語尾に「知らんけど」をつけてほしい 〉 

 これらのツイートはいずれも納得性が私には高い。

ただ、コロナを過度に恐れる人にとっては暴言とも取れるだろう。

だが、結局「コロナはヤバ過ぎるウイルス」という設定を崩せなくなった専門家・メディア・政治家によりあなたはまだ洗脳されている状態なのだ。

いい加減に目を覚ませ。お前らが日本復興の足を引っ張っているのだ。

  もう、「マスクとワクチンが素晴らしい」という設定はいい加減やめてはいかがか? 

「マスク・ワクチンのおかげ」では説明できない

 ウイルスという自然の力を、人間が完全にコントロールすることなど無理な話だ。運悪く感染し、発症したら医者に治してもらえばいいだけであり、メディアが連日報じる必要はない。

こんな記事もある。  

〈 12人感染北海道 2日連続前週下回る…「特養」のクラスター9割が“ワクチン接種済み” 無症状で拡大か 〉

  希望する高齢者の大多数がワクチンを2回打っているにもかかわらず、高齢者施設では相変わらずクラスターが発生している。

ワクチン万能論者はこれをどう説明するのだろうか? 

  現在ドイツでは陽性者が激増している。

その理由として「未接種者の感染が増えている」が挙げられている。

だが、今年11月4日は35662人、昨年の同日は20228人。昨年の接種率は0%で今は67%。分析があまりにも適当である。

  結局、コロナ騒動は「マスク・ワクチンは万能」主義者と「マスクってただの布じゃねーの?

 ワクチンはやりたいヤツがやればいいんじゃねーの?」主義者の思想の争いの話であって、科学などではまったくないのである。 

 そして「マスク・ワクチンは万能」主義者の数が多いため、後者が非常識な人でなし扱いされているだけだ。 

 なお、「ワクチンは5Gに反応する謎の物質を体内に入れる」などの珍説を信じる人間のことはスルーすべきである。

これは荒唐無稽過ぎる。

我々を彼らと同一視しないでほしい。

  私が本当に不可解だと感じるのが、マスクへの盲信ともいえる信頼感の高さだ。不織布マスクの網目は5㎛である。

そしてコロナウイルスは0.1㎛だ。

不織布マスクは花粉は防御できるだろうが、コロナウイルスは防御できない。

  こう書くと「飛沫はもっと大きいのだ」と来るが、マスクの表面にウイルスが付着してそれを外したり触ったりするからウイルスは手に付くだろう、と思う。 

 この「マスク盲信」で印象深かったのが10月下旬の堀江貴文氏の「六本木界隈は夜外でマスクつけてる人が明らかに減ってきた。

いい傾向だ。」というツイートだ。  

堀江氏のツイートに対し、「緊急事態宣言が解除されて3週間になりますが、感染者が減り続けてるのはマスクのお陰かと」というコメントが付いた。完全にマスク信者である。  

これに対しては「マスクのおかげで5000人まで増加してマスクのおかげで50人まで減少www」というツッコミが入った。

まさにこのツッコミ通りである。 

 正直、専門家とメディアがこれまでの論を撤回しない限り、この馬鹿馬鹿しいコロナ騒動は永遠に終わらないと思う。 

 10月22日佐賀新聞の「第6波懸念、模索の日常へ」という記事の専門家のコメントを紹介する。  

「年末に向けて社会経済活動の活発化が予想されることや、気温の低下により屋内での活動が増えることにも留意が必要だ」(厚労省に助言する専門家組織)  英国でリバウンドが発生していることを受けてこんな記述も。 

 「京都大の西浦博教授は、国内でも接種日から一定期間を過ぎた人は感染リスクが高い可能性があるとしており、

ワクチンを打っていても安心はできない」 

 「流行の拡大は十分起こり得る。ワクチンだけではなく基本的な感染対策は必要だ。病床が逼迫すれば、さらに強い対策が求められる」(専門家組織座長の脇田隆字国立感染症研究所所長)  

〈(昭和大学の二木芳人教授は)「経済、社会活動を動かしていく方向性は間違いではないが、

緩和の結論ありきで科学的根拠をおろそかにすることがあってはならない」と指摘。

第6波でも無症状者や軽症者の割合は多くなることが予想されるとし「今のうちに重症化や死亡を防ぐ医療体制を整えておくべきだ」と話した 〉

  これが2021年10月22日の新聞の2面にドッカーンと出た「専門家様」によるありがたい金言の数々である。 

 「第6波」が本当に来た場合の専門家およびマスク信者の発言を今のうちに予想しておこう。ざっとこんなところではないか。 

 ・飲食店の時短解除等もあり、夜の街の人流が増えた ・会食が激増し、マスクを外して長時間共に過ごした ・緊急事態宣言が明けたことを「対策不要」と曲解し、マスクを外す人間が増えた ・街に人があふれている様子を見て、気が緩み、外出に躊躇しなくなった ・陽性者が激減する様を見て、気が緩み、感染対策を真剣にしなくなった

コロナ騒動で分かった「日本人の性根」

 10月25日、見事なツイートを見た。

「すぷらっしゅ@どすべり坂46」というIDなのだが、こう書いた。 

 〈 打った人の犠牲の上に今がある(という理論になるはず)ので感謝の一つもしてもらいたいもんですね 〉  これには目を疑った

。「犠牲」ってあなた、ワクチン、好きで打ったんでしょ? 

別に誰もあなたにお願いしていませんよ。 

 コロナ騒動で分かった日本人の性根はこれだ。

 ---オレが我慢してるんだからお前も我慢しろ  

お上とTVの発言に従わないヤツは反社会的勢力 3)五輪が許されるのになぜ運動会はダメなのか、おかしい!

  五輪OKなら運動会もやっちゃおう♪ とはならない

ヤバいことは外国様に従い、外国様の楽しそうな状況のマネはダメ!

  ワクチンを打つこと、マスクを常時することは社会のためになるのだから、自己犠牲の精神を持たなくてはいけない

 別にワクチンもマスクも私は苦痛ではないのに、なんでこんなもんを苦痛だと思う人がいるの? あなたは反社会的勢力である!

  -- さて、最後にコロナで発生した【珍対策】を挙げよう。

これを見ても「日本人はバカだ」と思わない人間は真正のバカである可能性が極めて強い。 

 ・飲食店に入る時はマスクを着用しアルコール消毒。

席に着いたらやれやれ、とばかりにマスクを外す ・飲食店でトイレに行く時はマスクを着ける ・飲食店で会計の段階になるとマスクを着ける ・体温が33.4度と測定されても37.5度以下ならばOKとされる 

・飛行機に乗る時は間を開けるのに、機内では密 ・新幹線で駅弁を食べる時はマスク外していいけど、他の時はダメ。

食べたい人は弁当を食べている人間の近くの席に行き、

「自分だけではないですよ!」をアピール ・どんなにスケスケのマスクであっても、とにかく口と鼻を覆う「何か」があればOK 

・東京五輪は無観客なのに、プロ野球とJリーグは観客入れてOK ・甲子園大会、アルプススタンドの応援団は「密」なのに、

外野席等はガラガラ ・夏の音楽フェスは「密」だと散々批判されているのに、2021年の解散総選挙の演説ではとんでもない「密」状態に ・県をまたぐ移動は自粛要請されているのに、

西村康稔・前経済再生担当大臣を含めた多くの著名政治家は選挙の応援で地方へ行きまくり 

 あまりにもバカバカしいのでもうこれ以上は書かないが、

こんなバカ騒動に1年9ヵ月も付き合い続けた日本人がいかに忍耐強い「家畜」であるかがよーく分かった。

  自分の人生を幸せなものにするためには、無責任な権威を盲信せず、自分自身の考えを信じて生きるしかない。

ここにきて、日本のコロナ減少が「ワクチン効果ではない」と言える、驚きの根拠

2021-11-11 05:58:53 | 国内
ここにきて、日本のコロナ減少が「ワクチン効果ではない」と言える、驚きの根拠

いつの間にか「第5波」が収まって戸惑う人は多いが、その必要はない。

コロナは消えてなくなりつつある―国内外の学者たちが確信するに至る根拠がある。コロナ禍というトンネルの出口が見えてきた。

原因はワクチンじゃない

〈日本は摩訶不思議なサクセスストーリーを作り上げた〉

(10月18日、米タイム誌ウェブ版) 〈新型コロナ対策で驚くべき成功を成し遂げた〉(10月13日、英ガーディアン紙)  こう海外メディアから注目を浴びるほど、日本において新型コロナの新規感染者数が9月中旬から激減している。

  10月18日、全国で新たに確認された感染者は今年最少の232人。

8月20日に、新規感染者が過去最多の2万5868人を記録したのが信じられないほどの下がり幅となっている。

東京都では8月13日の5773人をピークに、10月25日は今年最少の17人まで減った。  

7月から続いた「第5波」はもはや収束したと言って過言ではない。

  一方で、なぜ国内の感染者数があっという間に激減したのか、不思議に思う人も多いだろう。

厚生労働省の専門家組織はその理由を分析しているが、明確な説明はない。

  菅義偉前総理は9月28日の記者会見で「ワクチン接種によって社会全体の感染予防効果が高まり、感染者数も大きく減少してきた」と、「ワクチン接種」が感染者減の要因だと強調した。

それに首をかしげる専門家は多い。 

 「ワクチン接種が進んでいることが要因として重要だと思われますが、それだけでは感染者数減少の急激な速度は説明できない部分があります」  こう語るのは、長崎大学熱帯医学研究所所長の森田公一氏だ。  

「もしもワクチンだけが原因であれば、東京よりも接種率が高い山口や佐賀など地方のほうが感染者数の減少率が大きいはず。

ところが、そうはなりませんでした。 

 それに、高齢者よりも接種率の低い、若い世代のほうが減少傾向は顕著です。

ワクチンの効果も重要だと思いますが、他の要因も考慮する必要があります」  ワクチンだけではなく、さらに別の要因が大きく作用し、日本ではコロナが消滅するに至った。

そうした説が、いまにわかに浮上している。 

 コロナウイルスの消滅―。その根拠として、いま注目されているのが、「エラー・カタストロフ(ミスによる破局)の限界」という理論だ。 

 ドイツの生物物理学者でノーベル化学賞を受賞したマンフレート・アイゲンが'71年に提唱したもので、「ウイルスは変異しすぎると自滅する」というものである。 

 東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏が、新聞やテレビでこの理論を紹介するようになって話題になった。 

 コネチカット大学医学部教授(ウイルス学)のサンドラ・ウェラー氏はこう解説する。  

「ウイルスが増殖する際に複製のミスが起きると、変異株が生まれます。

このとき、高い複製能力を持つ変異株が生まれてしまうと急速に感染が拡大します。

しかし、増殖が速ければ、それだけ様々な複製のミスも起こります。

  その結果、ある一定の閾値を超えると今度はそのウイルスの生存に必要な遺伝子までも壊してしまい、ウイルスが自壊する。

この考え方を『エラー・カタストロフの限界』と呼びます」  後編の「ここにきて、

コロナウイルスは「日本では消滅した」と言える「これだけの理由」 」では、

1889年から世界的に大流行したロシア風邪や、

1918年から流行したスペイン風邪など、歴史的なパンデミックの事例を見てみても、増減を繰り返した後、

突如、収束に向かっている例を挙げつつ、それに加えてなぜ、日本で収束したのか、その理由をお伝えする。  

『週刊現代』2021年11月6日号より

韓国の消費者、日本市場で「尿素水」購買

2021-11-11 05:52:47 | 韓国
困ったときは日本に頼る韓国に呆れる。

それでも、反日を続ける韓国、駄々をこねればおやつがもらえる子供と

何ら変わらない。日本から独り立ち出来ないのだろうか?


韓国の消費者、日本市場で「尿素水」購買

韓国で尿素水不足事態が深刻になっている中、消費者は日本から尿素水を購入していることが分かった。 

韓国放送局SBSは日本物流業界の話を引用し、

電子商取引プラットホームQoo10を通じて日本から直接購買した尿素水が8日から航空便で韓国に搬入されていると報じた。

8、9日の2日間に直接購買方式で日本から韓国に入った尿素水は6.5トンにのぼる。

 日本当局は個人が直接購入する場合、10リットル単位では無関税で特に検査なく海外搬出を認めている。

日本は尿素水原料の尿素を国内で生産しながら、

中国だけでなくマレーシアや中東などからも輸入しているため、中国当局の輸出規制にもかかわらず需給に大きな問題はないという。

「激減した理由すら説明できないのはおかしい」現役医師が痛感した“コロナ専門家”の無責任ぶり

2021-11-11 05:28:15 | 国内
「激減した理由すら説明できないのはおかしい」現役医師が痛感した“コロナ専門家”の無責任ぶり

なぜ新型コロナの新規感染者数は激減したのか。

医師の大和田潔氏は「専門家はワクチン接種や自粛の成果を強調するが、説明になっていない。

もし次の波が来たとしても、重症者が増えないようなら普段通りの生活を続けたほうがいい」という――。

なぜ新規感染者数は激減したのか

日本の新規陽性者数の激減が世界中で注目されています。

たとえばアメリカのニュース雑誌『TIME』のオンライン版では「Japan's Plummeting COVID-19 Cases Create Mysterious Success Story」(日本の急減した新型コロナ陽性者が示すミステリアスなサクセスストーリー)として紹介されています。

なぜ陽性者が激減したのか。

私は、臨床医としてその理由をずっと考えてきましたが、ひとまずの結論としては、今後も日本では大流行は起きないのではないかと予想しています。

そして、コロナの激減は日本の「地の利」ではないかと思っています。

幻の第1波と、各国で異なるコロナ被害

2019年夏ごろ、中国でPCR機器が大量に発注されコロナウイルス肺炎(COVID-19)が流行したことが推察されています。

そのころ、中国の人々は大量にインバウンドで来日されていました。

2020年1月や2月には、日本のマスクを大量買いする中国旅行者の姿も報道されています。

2019年末に日本国内に入り込み始めていたとすると、日本に「新型」コロナウイルスが上陸して既に2年が経過することになります。

2019年末の上陸時はPCRが行われていなかったため認識されていませんが、私は「幻の第1波」があったのではないかと思っています。

このコラムでも時折触れてきましたが、日本のコロナウイルスの被害は世界的にみると軽微でした。そして、高齢者と持病リスクの高い人々に集中する特徴をもっていました。

老若男女の感染した人々がバタバタと倒れる病(やまい)ではありませんでした。

世界では、特に西洋諸国では被害が大きく日本とは異なる様相を呈していました。

2020年夏ごろにはそれが明白になっていました。その後もその傾向は変わることなく続きました。

世界保健機関の「WHO Coronavirus(COVID-19)Dashboard」を見ると、国や地域で大きく偏りがあることがわかります。

中国を中心としたアジア・オセアニアの周辺国や中東、アフリカでは被害が少なく、南北アメリカ大陸、欧州諸国で被害が大きいことがわかります。

アフリカ大陸では南アフリカの被害が目立ちます。

もし、コロナウイルスがエボラ出血熱のようなどの人類も経験したことのない致死的ウイルスだったとしたら、世界中の老若男女が死亡したためこのような偏りは出なかったでしょう。

これが観察された事実です。

なぜコロナ被害が国・地域で偏るのか

流行当初から私はこの偏りに注目してきました。

アジアの一つである日本で被害が少ない理由は、守ってくれている“何か”があるからに違いありません。

私は2つ要因を考えています。ウイルス側の要因と、ホストのわたしたち側の要因です。

まずはウイルス側の要因を見ていきましょう。

私たち日本の町医者には「コロナウイルス」は冬季に流行する弱毒ウイルスとしてなじみ深いものです。

そのため、季節性コロナウイルスは注目されることなく、特別検査することも他のウイルスと鑑別診断することもなく「冬のカゼ」として対症療法薬の処方で治療してきました。

季節性コロナウイルスは4種類が知られていて、その流行パターンは地道に研究される対象でした。

私たち日本人のほとんどは、子供の頃から季節性コロナウイルスに暴露されてきました。

もともとコロナウイルスは変異しにくく、インフルエンザの10分の1程度であることをウイルス学研究者で医師の本間真二郎先生が示されています。

コロナウイルスは、nsp14というウイルス自身の遺伝子修復を行う部位を持っていてあまり変化しないのです。

新型コロナウイルスは、たまたま世界に拡散できるように変異したため世界流行したと考えられます。

ウイルスには、変異する部位と変異しない部位があります。

季節性コロナウイルスの感染でも、ある程度の免疫を発揮したのではないかと私は推測しています。

コロナウイルスにエラーを起こすAPOBEC酵素

もう一つは、ホスト側の私たちの要因についてです。

人間は、一度入り込んだ外敵を排除する免疫システムを持っています。

ワクチンはそれを利用したものです。

これまであまり知られていませんでしたが、免疫系だけでないウイルスに対抗する手段も持っています。

それが、APOBEC(アポベック;apolipoprotein B mRNA editing enzyme, catalytic polypeptide-like)というヒトの細胞内にある酵素です。

ウイルスが侵入すると細胞は危険信号のサイトカインを発します。

サイトカインで誘導される酵素の一つです。

ウイルスの遺伝子に変異を起こして、エラーを起こさせウイルスを自滅させる働きを持ちます。

国立遺伝学研究所と新潟大のチームから、日本人をはじめとしたアジア・オセアニアに酵素活性が強い人が多いことが報告されました。

アルコール分解酵素と同じように細胞内の酵素なので先天的に親から遺伝してくる生まれつきのものです。

コロナウイルスの遺伝子にエラーを起こして、コロナが遺伝子を修復できないようにしていたようなのです。

ウイルスはほぼ最小限の遺伝子とカプセルでできているので、その遺伝子にエラーが生じて修復できないことはウイルスにとって致命的になります。

それでは、なぜアジア・オセアニアにAPOBECの活性が強い人々が多いのでしょう? そこがまさに面白いところです。

中国のジャコウネコ、中東のラクダ

コロナウイルスは、動物由来の感染症の側面を持ちます。

「過去のコロナウイルスの教訓」という面白い論文があります。

コロナウイルスは、豚やコウモリ、ラクダから人間に伝染してきた歴史を記した論文です。

豚からの胃腸炎も報告されています。

感冒ウイルスを鑑別することができなかった時代にも、地域的コロナウイルスの大流行が過去にも世界的に繰り返されてきたはずです。

 通常コロナウイルスが自然界ですみかにしているのはコウモリです。

呼吸器感染症のSARSがジャコウネコ(ハクビシン)を経由し中国発祥、MERSではラクダ経由の中東発祥であることが有名です。

これらは、人類がウイルスの遺伝子を分析できるようになったのちのものです。アフリカのエボラ出血熱もフルーツコウモリが起源です。

森を切り開き家畜や食糧の元になる野生動物と共に暮らすようになった有史以来、数々の獣を経てコロナ感染症に人間はさらされてきたことでしょう。

そして、ヒト―ヒト感染するコロナウイルスだった場合に時折パンデミックとなったのかもしれません。

このように中国周辺国や中東などの地域では、昔から動物由来のコロナウイルス感染にさらされてきたわけです。

コロナウイルスのエラーを引き起こすAPOBEC酵素活性が強く病気に強い人が淘汰されてきたと考えると自然です。

逆にウイルスが淘汰される循環

そしてコロナウイルス側も、いたずらに細胞を刺激してサイトカインによるAPOBEC誘導が起きないように弱毒変化していったのかもしれません。

季節性コロナウイルスは、動物由来感染症を離れて目立たないようにヒト―ヒト感染することで生き延びるようになったコロナウイルスだと考えています。

私は、このような地政学的な理由から、季節性コロナウイルスによる免疫やAPOBEC活性によって日本の流行被害は小さくなったのではと考えています。

ウイルスの毒性が強くなってヒトの細胞が刺激されAPOBEC活性が強まるとウイルス遺伝子にエラーが起きて不利になります。

ウイルス側としてはヒトの細胞をあまり刺激しない無毒化したものが生き延びて淘汰されていくことでしょう。

新型コロナウイルスが流行してエラーを起こして廃れて、変異型がやってきてまた流行する。

でも、そのたびに毒性が減っていった周期的な流行の繰り返しもそれで説明ができるかもしれません。

5波では、はっきりした「陽性者数と被害のリンク切れ」が観察されました。

もちろん、それまでの流行波による獲得免疫も追加され被害を減らしたことでしょう。

これからも新型コロナウイルス(SARS-COV2)がヒト―ヒト感染で生き延びるとするなら、無毒の5番目の季節性コロナウイルスにならざるをないと私が考える理由です。

2019年末にコラムでお伝えしたとおりです。

ワクチン接種率を高めても新規感染者数の発生は抑えられない

ワクチンの影響はどうでしょうか。

残念ながらワクチン接種率を高めてもブレークスルーによる感染爆発が複数の国で観察されています。

地域性がありますので、同じアジアの中で比較してみましょう。インド、インドネシア、シンガポールです。

シンガポールは統制のとれた豊かな国です。

ワクチン接種率は8割を超えています。

インドとインドネシアは接種率が低く、1回しか接種していない人々もたくさんいます。

ところが、流行をみてみると以下のようになっています。

シンガポールの感染者数が他2国を追い抜いてしまっています。接種率が高いといっても発症数が抑えられるわけではないのです。

どうやらこの遺伝子ワクチンは、天然痘を撲滅させた生ワクチンほど有効ではないようです。

インドもインドネシアも、日本同様に発症数や死亡者数が激減してきています。

こういった国に共通することがあります。

それは「自然感染の大きな波をいくつも経ている」ということです。

インドは大きな被害を出しながらも流行の波が去っていきました。

インドネシアも似た波形になっています。

イギリスや米国も同様に被害に苦しみながら、幾度もの波を越えて陽性者数や重症者数が減っています。

ワクチン接種率が高くても感染爆発したシンガポールは、先延ばししていた流行が終わろうとしているところです。

他国に後れを取りましたが無事に波を乗り越えているようです。

「地の利があった」自然感染の波を何度も乗り越えた日本

日本の波形を見てみましょう。

理想的な形に見えませんか? 5波では「陽性者数と死亡者数のリンク切れ」が観測されました。

日本はこのように幾度もの自然感染の波を無事に乗り越えています。

次は6波目になります。

もし2019年の波を加えれば次は7回目になるわけです。

地政学的な応援を受けて、私たちは軽微に波を何回も乗り越えることができたのです。

コラムでもお伝えしてきたように、日本の清潔な都市設計や暮らし方、充実した医療システムも波を乗り越える大切なファクターでした。

新型コロナウイルスはどう乗り越えればよかったのか

それではどのように新型コロナウイルスを乗り越えれば良かったのでしょう?

地政学的なアドバンテージを理解しつつ、重症者に対応しながらユルユル対策するのが正解だったわけです。

ロックダウンもせず、緊急事態宣言を無視して営業を続ける飲食店に警察が踏み込むこともなく、

私権制限をする法律をつくるでもなく、国民に自粛をお願いすることでなんとなくやり過ごした日本は大正解だったのです。

国民が過剰な危機意識をもつこともなく、オリンピックやパラリンピックを開催して正解だったのです。

コロナ専門家やメディアが引き起こしている過剰な恐怖のぎまんを見抜いて懐疑的だった国民の慧眼も正解でした。

専門家が道具に使っていた陽性者数には、もう関わる必要はありません。

封じ込めも可能だったごく初期以外は、捕捉できない人々が多数にのぼったPCRが治療の鑑別診断の目的以外には有害無益でした。

今なら理解していただけることでしょう。

こうやって今後も無事に自然感染の波を何回も越えていけば良いわけです。

感染が「天然の生ワクチン」接種になります。

それが世界的に観察された事実です。

コウモリからハクビシンを経たコロナウイルスが中国周辺のアジアの人々を、ラクダを経たコロナウイルスが中東の人々を新型コロナウイルスから守ってくれたのかもしれません。

日本のコロナウイルスの激減の理由は、「自粛の成果」や「若者に危機意識が浸透したから」ではないと思っています。

専門家は最後まで行動変容を呼びかけてきましたが、目の前で起きている激減を説明できていません。

以前の記事で「陽性者急減の理由も(専門家には)わかっていない」と書いたのはそのためです。

人間が有している検出系も知識も未熟です。

そういう自覚をもって、生物や自然界に起きている物事を謙虚に観察して考察することが必要だと思っています。

人類のとうろうの斧でウイルスを封じ込めたり制圧することはできないのです。

ヒトはウイルスの中で生まれ生き延びてきた

こういった動物からヒトへ感染するウイルスは、時折パンデミックを起こして私たちに被害をもたらします。

でも、それが未来の私たちを守る力にもなります。
被害がないなら自然感染してしまえば良いので、子供たちへのワクチン接種は慎重にあるべきだと主張してきた理由もそこにあります。

クラスター追跡も不要です。

特に今回の遺伝子ワクチンは、ウイルスが持つ数々のタンパク質のうちスパイクタンパク質にしか免疫を作りません。

作り出されたタンパク質も自然界に存在するウイルス表面に整列する立体構造をしていません。

人間は、自分の生きている時間で物事を考えがちです。

数十億年前の太古の昔から存在したウイルスの中に、ずっと遅れてヒトが登場してきました。

ウイルスの中で生き残るために、私たちがまだ理解していないメカニズムを獲得して人類は生き延びてきたと考えるべきでしょう。

理解できていないことがたくさんあるはずです。

私たち日本人には、このような地政学的なアドバンテージに加え新たに幾度も新型コロナの波を乗り越えた免疫力があります。

これからは、発生してくる重症者に対応していくだけで良いことがわかります。

重症者に警戒しつつ、このまま人々の交流を保って経済活動を行っていけばよいわけです。

コロナ以外のカゼウイルスもたくさんあります。胃腸炎も流行り始めました。肺炎球菌や誤嚥性肺炎もあります。

バランスのいい食事を心がけ適切な運動をしてリスクを減らし、免疫力を高めましょう。

清潔な衣食住に心を配って暮らしていきましょう。

生活習慣によって免疫力を高めることができます。

私たちは新しいスタートに立ったばかりです。元気よくすごしていきましょう。

参考文献
1.Japan's Plummeting COVID-19 Cases Create Mysterious Success Story
2.19年夏にPCR機器を中国が大量発注 米英豪チームが解析 コロナ12月発生説を疑問視 日経新聞 2021年10月5日
3.WHO Coronavirus (COVID-19) Dashboard
4.季節性コロナウイルス感染症は冬に流行する 山形衛生研究所 
5.
新型コロナの変異株、実はそれほど「凶暴化しない」といえる、意外すぎるワケ
ウイルス学研究者が教える
 本間 真二郎 現代ビジネス 2021年10月15日 

6.第5波収束は「デルタ株のゲノム変異蓄積」 修復追いつかず死滅か 毎日新聞 10月30日
7.Lessons of Past Coronavirus Pandemics. Population and Development Review, Volume46, Issue3 September 2020 Pages 633-637
8.現役医師が断言「緩い日本のコロナ対策はむしろ多くの命を救った」 日本のやり方こそが最適解だった
9.現役医師「ゼロコロナは永遠にやってこない。だからオリンピックを楽しもう」 コロナと共存する時代がやってくる
10.「冬に第6波が来ても、緊急事態宣言は必要ない」現役医師が空気を読まずそう断言する理由 陽性者急減の理由もわかっていない

大和田 潔(おおわだ・きよし) 医師 1965年東京葛飾区生まれ、福島県立医科大学を卒業後、東京医科歯科大学神経内科にすすむ。厚労省の日本の医療システム研究に参加し救急病院、在宅診療に勤務の後、東京医科歯科大学大学院にて基礎医学研究を修める。東京医科歯科大学臨床教授を経て、あきはばら駅クリニック院長(現職)