はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

マリカ攻めならぬトモカ攻め炸裂

2023-11-03 12:03:08 | 将棋

西山朋佳さんが先日

白玲のタイトルを奪取した。

あい変らずの豪腕ぶりを見せつけた印象だ。

もはや

中原自然流

内藤自在流

米長泥沼流

そして

西山豪腕流(剛腕でも可)

と呼んでも差し支えないのではないか。

 

「にしやま」

というより

相手を完膚なきまで

「のしてしまう」から

『のし山朋佳』

とさえ名付けたくなるほど。(失礼)

 

私が西山女流の将棋に惚れたのは

奨励会二段昇段を決めた

2014年9月だったか

秋山二段との対局だった。

序盤は

駒損しながら、守勢に回る苦しい展開。

だが

強靭な受けと

大山名人ばりの左金の使い方

大相撲の初代若乃花ばりの

『呼び戻し』のごとき力業で

秋山二段を倒した。

 

私は思わずヒザを叩き

頬を叩き

オデコを叩き

ついでに

カツオのたたきも食べてしまったぐらいだった。

棋譜解説をしていた真田七段は

「これぞ大山流だ」

と唸った。

2018年のマイナビ女子オープン第2局の

『4五桂』については

多くの人が語っている。

すごい攻めの手だが

私の個人的な見方では

上記の、対秋山二段戦に見られるように

西山さんって

受けに才能があるんじゃないだろか。

フォアマンに散々打たせて

疲れさせて

頃合いを見計らって

一気に逆襲

そんなモハメッド・アリのような将棋が

西山さんには似合う気がする。

 

 

 

ところで

西山さんは、鳥が好きなようですね。

ちょっとまえ街を散歩する番組で

小鳥カフェのお店で

ゴキゲンな笑顔を浮かべてました。

 

これからは

その愛する鳥のパワーも借りて

自らが羽ばたく番なんでしょう。


内山女流初段

2023-10-26 11:18:54 | 将棋

内山さんの

破壊力のある力強い攻めを見てると

佐藤大五郎八段の<薪割り流>(まきわりりゅう)

を思い出す。

 

 

さて。

柔道の古賀選手は

いったんかけた技(例えば、一本背負い)は

(かけた以上)責任をもって

なにがなんでも

 

「最後までやりきる」

 

 

を信条としていた。

 

途中で

「やや、ちょっと無理しちゃったかな」

と、瞬間思ったとしてもとしても

けっしてそこで躊躇、後悔せずに

ましてや中途半端に辞めるなんてせず

「ええい。ままよ」

と、自ら迷いを断ち

腹をくくって

全力を振り絞ってやり通せば

無理が通れば、どうり引っ込むじゃないが

道は開けてくるというのである。

開けるというより

この場合

若さと勢いで

『こじ開ける』

といったほうがいいか。

 

だから

しばらくは内山さんは壁にぶつかるまで

先日のマラソンの川内選手のごとく

今のの調子で

突っ走ってほしい。

 

ところで佐藤大五郎さんは

キャラクターも豪快で

友人と何気なくラーメンについてしゃべってるうちに

札幌ラーメンが食べたくなり

二時間後には札幌行きの飛行機に乗っていたそうである。

 

でも

 

私が高校生の時、拝見した時、大五郎さんは

高校選手権大会の立会人のような仕事で

指導対局の時は丸田九段ばりに

歩を細かく利かせたりして繊細な手順を披露していた。

プロ棋士は豪快ばかりじゃないんだな

とも思ったしだいです。

 

将棋の格言というのも

最近とくに

よく変わってきたと言われるが

これからは

 

内山理名より

内山あや

橋本環奈より

鈴木環奈

 

という格言が

将棋界では流行すると思う。

たぶん...。