かあちゃん猫と、にゃーすけとキジトラくんが
それぞれ別行動をとり始めたかと思ったら
かあちゃん猫が、半年前のにゃーすけ兄妹と似てる2匹の仔猫を連れてきた。
もうおばあちゃんなのに、また他の猫が産んだ子猫を押し付けられたか。
近所で多頭飼いをしてるどっかの家の住人に。
いくら子育て上手と言っても
もう隠居させてやれよ。
おまけにこの暑い毎日
かあちゃん猫はヘトヘトで
時々コチラに「助けて」のまなざしを送って近寄って
オデコを私のすねにグリグリする。
私は「頑張れ。せめて子猫がおっぱいだちするまでは」と話しかけ
ちゅーるを2本おごる。
かあちゃんと子猫たちが
さっき家からちょっと離れたすきに入れ違いに
にゃーすけがやってくる。
最近は夜10時ごろになるといつも来る。
戯れていると
ふと猫の喉を鳴らす絞り出すような声
子猫たちを呼んでいるようだ。
サッシも向こうにかあちゃん猫と子猫たちの気配
にゃーすけが
サッシの向こうにシャーシャーと威嚇の声。
「ほら。かあちゃんだろ。わからないの?」
つい一週間前までにゃーすけが
かあちゃんに近づこうとすると
こっぴどく怒られてビクビクしていたのに。
ちょっと待てと
僕だけがサッシを開くと
犬小屋の上に横たわっているかあちゃん猫。
疲れてるんだな。
とりあえず
にゃーすけにごちそうをあげてるあいだに
かあちゃんと子猫たちは家に入り仏壇部屋に休憩し
にゃーすけが食べ終わって
僕と戯れているとき
かあちゃんたちは、一定の距離を取ったうえで
我らの前に現れ
にゃーすけに対する、二匹の子猫の初のお披露目式とあいなった。
これで
「サッシの向こうの猫たち」が不審者でないことを理解しただろうか。
さて
にゃーすけも兄さんになったんだから
もう少し大人になれよ。
今のかあちゃんに唸ったりしちゃダメ。
子猫たちを「ママを取ったやつだ」なあんて
イジメたりするのもね。
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