20歳ですい臓からインスリンが出なくなり糖尿病。
25歳で服薬からインスリン注射開始。
合併症で目や腎臓が悪化してゆき
40歳、透析を始める。
毎日5回~7回のインスリン注射と週に3回の透析がちょうど10年間。
そして忘れもしない20011年5月1日。
50歳で、鳥取の60歳男性の脳死ドナーからすい臓と腎臓の移植。
以来約10年と6か月。
この40年は何もなさなかった40年と言ってよかった。
二十歳までの20年と以後の40年じゃ
前半の20年の方がむしろ中味が濃く充実している。
長い時間のように感じる。
後の40年を無意味なものにしないために
どう活かせるかはこれからにかかってると言えるが
もう還暦だからねえ。
どうしようか。
ジタバタしてもしょうがないし。
かといって
朽ち果てるのを待つしかないんじゃ寂しい。
アレ?
このセリフ
50歳になったばかりのときも呟いたような気がする。
その一か月後の5月に前述のように、確率2パーセントの
脳死ドナーからの移植のオファーが舞い込んできたのだ。
人間の運命はどう転ぶか解らない。
たんたんと生きていれば
何かいいことが起きるかもしれない。
そう思って
これからも生きてゆこう。
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