西山朋佳さんが先日
白玲のタイトルを奪取した。
あい変らずの豪腕ぶりを見せつけた印象だ。
もはや
中原自然流
内藤自在流
米長泥沼流
そして
西山豪腕流(剛腕でも可)
と呼んでも差し支えないのではないか。
「にしやま」
というより
相手を完膚なきまで
「のしてしまう」から
『のし山朋佳』
とさえ名付けたくなるほど。(失礼)
私が西山女流の将棋に惚れたのは
奨励会二段昇段を決めた
2014年9月だったか
秋山二段との対局だった。
序盤は
駒損しながら、守勢に回る苦しい展開。
だが
強靭な受けと
大山名人ばりの左金の使い方
大相撲の初代若乃花ばりの
『呼び戻し』のごとき力業で
秋山二段を倒した。
私は思わずヒザを叩き
頬を叩き
オデコを叩き
ついでに
カツオのたたきも食べてしまったぐらいだった。
棋譜解説をしていた真田七段は
「これぞ大山流だ」
と唸った。
2018年のマイナビ女子オープン第2局の
『4五桂』については
多くの人が語っている。
すごい攻めの手だが
私の個人的な見方では
上記の、対秋山二段戦に見られるように
西山さんって
受けに才能があるんじゃないだろか。
フォアマンに散々打たせて
疲れさせて
頃合いを見計らって
一気に逆襲
そんなモハメッド・アリのような将棋が
西山さんには似合う気がする。
ところで
西山さんは、鳥が好きなようですね。
ちょっとまえ街を散歩する番組で
小鳥カフェのお店で
ゴキゲンな笑顔を浮かべてました。
これからは
その愛する鳥のパワーも借りて
自らが羽ばたく番なんでしょう。
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