
Nikon New NIKKOR 50mm F1.4 後期型 |
レンズタイプ |
単焦点 |
開放F値 |
F1.4 |
フォーカス |
MF |
画角 |
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レンズ構成 |
6群7枚 |
対応マウント |
NIKON NF |
絞り羽枚数 |
7枚 |
フィルター径 |
52mm |
焦点距離 |
50mm |
最大径×長さ |
63.5 x39.5mm |
最短撮影距離 |
0.45m |
重量 |
255.8g |
最大撮影倍率 |
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発売 |
1974年11月 |
キタムラで購入。キタムラで買ったといっても当然ジャンクだし、カビだらけだったので分解して掃除します。化粧リングにはNikon NIKKOR 50mm 1:1.4 3753984としか書いてありませんが、Nikon New NIKKOR 50mm F1.4です。

前玉も後玉もかびてますが、前から攻めて行きます。TELE端にすると顔をだす芋ネジを緩めて外します。
すると、ゴムで化粧リングが外せるようになります。

前玉右の方の隅にかなりカビが生育しています。多分1枚目のレンズのすぐ裏です。
タコ棒でレンズを外します。

カビキラーでカビ退治して綿棒で慎重に拭きあげます。これで前玉は綺麗になりました。
今度は後玉からの分解です。後玉は大きくてマウントとの間に隙間がなくて回しにくいのでまず、黒いカバーを外します。マウント横にある小ネジ3本で外れます。

外した部品です。
カバーを外しただけでは、まだ、後玉を回せそうにないのでマウントも外しましょう。絞りリングがマウント面より出ています。これは非Aiレンズの特徴です。またこのレンズはAi改造とかもしてません。

マウント固定ネジを外してマウントを外します。1本ネジが残っていますがこれは、外すと後でやっかいなことになりますから、できれば外さない方がいいです。
後玉の周りにスペースが出来て回せそうです。

外したマウントの裏側です。レバーのバネの引っかかってるのがさっき残したネジです。
後玉はかなり固く締まっていたのでなかなか緩みません。長めのラジペンでなるべく傷つけないように掴んで回してやっと外れました。

外した後玉の反対側です。
後玉を外した本体です。絞り羽が露出したので開放にして反対側を確認したらうすく汚れていたので掃除しておきました。

後玉の反対側のレンズの裏にカビらしきものがあったので外したいのですが、なかなかレンズ押さえが回りません。良く見ると押さえリングのネジの部分に孔があってオネジが見えます。ここからエタノールを入れて固着したネジを緩めなさいと言っているような気がしたのでぺちゃぺちゃとエタノールを入れてみました。
なんと回りました(笑)外れました。

外したレンズ群を内側から見ます。でもカビは外したレンズ郡のまた内側だったので
内側のカニ目溝のある押さえリングを外します。

タコ棒でレンズを外して内側のカビをカビキラーで掃除して終了。組み戻して出来上がりです。このレンズは以前紹介したNikon New NIKKOR 50mm F1.4【第264沼】Nikon NEW Nikkor 50mm F1.4 前期型の分解清掃より小ぶりで軽いです。まあ、はっきり言って全然形も違うし、調べたらレンズ構成も違うようです。前のが5群7枚なのに対しこの後期型は6群7枚です。開放は後期型の方がかっちりしてるそうですが絞ったときは前期型ぼ方がバッキーンと来るそうです。今度比べてみましょう。