
PENTAX Takumar 135mm F3.5 (前期型) |
レンズタイプ |
単焦点 |
開放F値 |
F3.5 |
フォーカス |
MF |
画角(35mm換算) |
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レンズ構成 |
4群5枚 |
対応マウント |
M42マウント |
絞り羽枚数 |
8枚 |
フィルター径 |
49mm |
焦点距離 |
135mm |
最大径×長さ |
58×88mm |
最短撮影距離 |
1.5m |
重量 |
343g |
最大撮影倍率 |
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発売 |
1962年頃 |
絞りは、プリセット式です。
フリマで見つけて救出。レンズに磨きキズが少しある。絞り羽の前のレンズの真ん中に小さくカビの点があるけど、そこまで分解できなかったしとりあえず良しとする。

やっぱり絞り羽の前のレンズの真ん中に小さくカビがあるのが、気になるから、もう一度分解にトライ。前からは多分無理だから、今度は後ろから。ゴムを突っ込んで回そうとしたけどダメだったのでカニ目溝もあるから金属製のスケールで回してみたらなんと回ってしかも運良く後玉群全体で外れた。前玉はひとかたまりのレンズ群にはなっていなかったけど後玉はレンズ群になっていた。

外れた後玉群。このレンズ群の絞り羽側のレンズ面も直接見るとカビではないようですが、かなり曇っていてエタノールを付けた綿棒できれいにしました。

後玉群が外れて露出した絞り羽。8枚あるのが見えます。絞り羽が直接見えるようになったので絞り羽の向こう側のレンズを綿棒にカビキラーをつけて拭いてみたらなんとカビの点が消えて綺麗になった。なんか嬉しい。後玉群もエタノールで拭いて綺麗にしてから組み付けて完成。

ネットのアサヒペンタックスSシリーズ博物館さんの記述によればこの個体は前期型です。前期型の中でもPENTAX Takumar 135mm F3.5には6種類くらいあるって書いてあったけど、たっちゃんのこの個体は前の絞りリングがシルバーで後の絞りリングが黒の前期型の中の平均的なもののようですね。前に紹介した製造番号777007の個体は後期型です。

右の後期型の先端部の外径は51mm、左の前期型576830の方は先端部の外径48mmです。フィルター径も前期型46mm,後期型49mmで異なってます。化粧リングの文字もずいぶん違いますね。前期型の化粧リングは一番前のレンズ押さえの機能も持ってました。後期型のリングはまさに飾りです。

最短撮影距離も前期型は2mちょい。

後期型は1.5mちょいのところを示してます。今度実際にpentaxデジカメに付けて確認してみましょう。

PENTAX K-5 + Takumar 135mm F3.5 絞り開放 1/500秒 ISO-200

PENTAX K-5 + Takumar 135mm F3.5 絞り開放 1/1000秒 ISO-80