単焦点 MF レンズ構成6群7枚⇒(注:この個体は6群8枚だったようです。8枚玉のタクマーです。ただ、中間的な存在で完全な前期型でもなさそうです。) 絞り羽枚数6枚 焦点距離50mm 最短撮影距離0.45m フィルター径49mm
注:このレンズ構成もこの個体のものではなかったことになります。
藤枝のフリーマーケットで救出。外側は全体に綺麗な感じ。ただし買ったときカビとかないって言ってたのに、よく見るとなんか全体的に薄くだけどカビが!!分解掃除しないと綺麗にはならなので分解。まずは、ゴムで化粧リングを外す。
最前玉を押さえているリングをこれもゴムで回して外す。このリングを外しておいた方がフィルターをねじ込む筒体を固定しているマイナスネジ3本を回しやすいと思う。
磁石になってる細いマイナスドライバーで3本のネジを回してフィルターをねじ込む筒体を外す。
前玉群の周りにスペースができたので、ゴムで回そうとしたが固くて回らず。カニ目レンチ用の溝があるのでエタノールをつけて少し待ってカニ目レンチで回したらうまいこと回って前玉群全体が外せた。ここで先に押さえリングの外れた一番前のレンズと残りの前玉群の前後をカビキラー、アルコールの順で掃除。残りの前玉群は分解しなくても綺麗になったので前玉はここで終了。
後玉は、最短撮影距離にするとかなり飛び出すのでこれで小さなキズがついた可能性大。接眼レンズの曇り風の部分は細かい擦り傷か。後玉はカニ目溝がなかったので思い切ってエタノールをつけてしばらく置いた後、ゴムでえいっと回すと回った。ちなみに前玉後玉を外してもこのレンズは絞り羽の前にレンズが残っていてこれを前後から綿棒+カビキラー+エタノールで清掃。
次に外した後玉群をチェック。中の方にカビがあり分解決定。後玉群の前側のレンズは超細いリングで押さえられていて、これをレンズ自体を回して外す。これでさっきのカビも掃除できるようになったので、カビキラー→エタノールで清掃。
後玉を組立、清掃状況を確認。前玉裏も綺麗になったので前玉群から化粧リングまで順に組み立てて最後に後玉をねじ込んで完成。
ゴムのフードとリヤキャップがついてました。super-Takumar の中ではボスキャラ的存在のレンズなんじゃないかな。たっちゃんの一番大事にしてるレンズの一つです。
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