CANON 35mm F1.5です。まさにオールドレンズって感じです。しかもCANONなのにライカLマウントです。知らなかったのでジャンクで見つけて買っちゃいました。MF単焦点 レンズ構成4群8枚 10枚 最短撮影距離1m フィルター径48mm 最大径×長さ56 x 29mm 重量185g 1958年の発売です。
なんか小さいレンズだなあって思って手にとってでもそのときはマウントが何か分かりませんでした。前玉はきれいだったので後玉のカビ退治のため、後玉から分解します。
カニ目溝のあるリングをカニ目ラジペンとゴムで回したら、急にガクッと前玉部とマウントが外れました。外したリングが前部分と後部分を押さえていたわけです。
下側のが前部分で持っているのが後部分です。
レンズは全部前部分に一体になってました。絞り部分のクリック感を出すためのボールを押さえる板がついているのが分かります。
外した後部分の裏側です。こちら側にヘリコイドがあってフォーカスを合わせる構造です。
一番後ろのレンズ一体のリングをゴムで掴んで回し外します。このレンズの裏も曇りがあったのでエタノールで拭いておきました。
その中にあったレンズを回して外します。絞り羽が見えます。
絞り羽を開放にして向こう側のレンズをエタノールで掃除します。
絞り羽直後のレンズも曇っていたので掃除しておきます。全部のレンズが綺麗になったので組み戻して復活です。当然後ろ側部分内側の爪が前玉の突起に噛み合うように組み付けます。
タクマーの初期のレンズと同じでなんともいえない趣がありますね。
無限遠の位置にするとカチッとこのピンがはまり込んでロックされます。なぜこうなっているんでしょう?
最短撮影距離は1mです。
やばいです。ネットでしらべたらこのCanonレンズ、あのライカ L39マウントじゃありませんか!このライカマウント沼は危険なので入り込まないつもりだったのに。
レンズ沼の更に深い沼ライカマウントはやばいです。だから買わなかったのにレンズが手に入っちゃったので買っちゃいました。NEX-ライカL39マウントアダプター。ライカマウントって言えば高いんですよね~レンズが、オールドレンズの沼の権化みたいなのがぞろぞろ出てきそうで怖いです。恐怖のライカマウントです。
NEX-3につけます。かっこいい!
レンズが小さいのでもともとついてるレンズよりずっと似合ってます。
NEX-3 絞り開放F1.5 1/320秒 ISO200 古い割りに案外現代的な写りです。普通に使えちゃいますね。これからあまり沼にはまらないように気をつけます。