PENTAX K100D の肩にある液晶表示部の交換をしてみました。液晶といっても撮影した画像を表示するカラー液晶ではなくてK100Dの右肩部分の撮影情報表示窓の液晶パネルの交換です。実は液晶が壊れているK100Dと*istDLのシャッターが切れなくなった個体が手元にあったので完全体にしようと言うことです。*istDLもシャッター以外は壊れてません。表示されてる情報も大きさも同じです。だから同じ部品を使っているはず。
上部だけ外せば液晶パネルの交換は出来るのではということで、まずファインダーのアイカップゴムを外します。これがなかなか外れなくて・・・
アイカップの裏に上部の固定ネジが2本隠れてます。これをドライバーで外します。このネジは、少し長めです。
バッテリーが入ってる状態で電源をONにして内蔵ストロボをポップアップさせます。ここにも固定ネジが2本あって電池を外しちゃうと開けられないので最初にネジをはずしておきます。
電池を抜きます。
バッテリーボックスの奥の隅にきらっとネジが見えます。これも外します。
左側部分のネジも2箇所外します。上部カバーの取り付けも裏側で共締めされているので、ここ外さないと上部カバーはとれません。
右側のこのネジも外します。滑り止めのゴムは壊れて見苦しい液晶を隠すために貼ってあったものです。
これで上部のカバーがダイヤルとかついたまま外せます。配線がつながってるので切らないように注意します。
壊れた液晶パネルが顔をだしました。
押さえ金具をマイナスドライバーで外します。
壊れた液晶パネルを外します。*istDLから外した液晶パネルと同じです。外すと言っても押さえ金具を外した後は簡単に取れます。
液晶パネルを外したところは、配線もフレキもなにもないです。透明なゴムの細い短冊みたいなのがあるだけです。
右の写真は*istDLの液晶パネル部分についていたゴムです。
*istDLの液晶パネルを置いて押さえ金具を取り付けました。向きを間違えないように注意して。
上側カバーをもとに戻すときは、右の方に見えるコードを噛み込んでしまいやすいので細いドライバーなどでペンタ部に寄せておきます。
組み戻して電池を入れて電源を入れてみると、きちんと表示されます。もう隠す必要ないからゴムの目隠しは剥がしてあります。キタムラのジャンクコーナーにあったK100Dが完全復活しました。今回は、たまたま上手く行きましたが、保証外の精密機械の分解ですからあくまでも自己責任で。また、作業中の感電にも要注意です。電池が外れていてもコンデンサーに蓄電されています。実はたっちゃんも痛い思いをしました(笑)