相国寺の承天閣美術館で、『伊藤若冲の名宝展ー相国寺、金閣寺、銀閣寺所蔵』が開催されています。
若冲ファンとしては、見逃せません。
相国寺や承天閣美術館は、私のブログでは何度も紹介しています。
私はここの坐禅会に7,8年以上通った、馴染みのところです。
また、美術館にも来ますし、開山堂の庭園は、私の好きな庭園の一つです。
庫裏です。
坐禅会はここから入ります。
美術館のアプローチです。
青紅葉がとてもきれいです。
美術館のなかの庭園、『十牛の庭』です。
若冲の作品は、「山水図」「牡丹百合図」、「金閣寺大書院旧障壁画」、「釈迦如来像・文殊菩薩像・普賢菩薩像」、「売茶翁高遊外像」、「竹虎図双幅」、「芭蕉図双幅」、「群鶏図六曲屏風」、「鳳凰図」、他に水墨画18作品などです。
「牡丹百合図」右幅には、百合とさまざまな昆虫やカタツムリ等が丁寧に描かれています。左幅には、咲き乱れる牡丹と、小鳥が繊細に描かれている名品です。
若冲以外に、江戸の絵画も同時展示されています。
伊年印の「流水秋草図屏風」は素晴らしい出来です。
伊年とは俵屋宗達及びその工房で作成されたものです。
狩野安信、狩野栄常、狩野山楽など狩野派の作品も見ごたえがあります。
展示品は撮影禁止なので、私の若冲画集を撮影したものを紹介します。
若冲の絵は、筆に躍動感があり、一気化成にかきあげた作品 もあれば、非常に繊細、緻密な作品もあります。
また、愛嬌のある作品も特徴です。
『釈迦三尊像』三幅
『芭蕉に 叭叭鳥図』鹿苑寺
『鶏図屏風』六曲一双
『虻を追う双鶏図』双幅
愛嬌があるでしょう。
美術館を出て、広い境内を歩くと季節の花が咲いています。