昨日から九月です。
初日の朝から雨が降り続き、散歩はお休みです。
気温は低めで、夏から一気に秋モードの感があります。
街で行き交う人の服装も、変わりはじめています。
日曜日、法然院に訪れた足で、安楽寺に立ち寄りました。
法然院から歩いてすぐです。
ここは、春と秋の年二回だけ一般公開されます。
法然上人の弟子、住蓮と安楽を供養するため創建されました。
後鳥羽上皇寵姫の松虫と鈴虫が、住蓮と安楽の説法を受け、
尼僧になったことに、上皇が激怒し、松虫、鈴虫を死罪にします。
住蓮、安楽は自刀し、法然は流罪となりました。
境内には、 住蓮、安楽の供養塔、松虫、鈴虫の墓があります。
私は、この景色が気に入っています。
法然院同様、茅葺き屋根の門、適度な段数の石階段。
その両側には今は青紅葉ですが、紅葉シーズンには、
落ち葉で敷き詰められた石階段に変化します。
素晴らしい景色です。

私はまだ、この写真のような場面に出会えていないのですが、
今年は、出会いたいものです。

今は、拝観謝絶の看板が立っています。

シーズンになれば、美しい紅葉に心踊らすのですが、
今はまだ、青々しています。

青苔がきれいです。

ここの土塀は特徴的です。

法然院から銀閣寺にぶらぶら、ゆったり歩いていると、
あちこちで朝顔が咲いていました。



哲学の道です。
日差しが強くて暑いのですが、日陰はやはり、初秋の涼しさです。
やはりここは春、桜並木の下をぶらぶら歩き、
南禅寺に向かうのが好きです。


銀閣寺は、大勢の観光客の前に、戦意喪失の気分で、スルーしました。
無理は禁物、早めに帰途につきました。