重陽の神事 上賀茂神社の烏相撲 2017-09-10 05:58:41 | 京都めぐり 昨日は重陽節句、私は重陽の神事が行われる上賀茂神社に行ってきました。 古来よりこの日は菊酒を飲んだり、菊花についた露で肌を拭ったりして災厄を祓ってきました。 一ノ鳥居 神馬 二ノ鳥居 細殿前に立砂があり、この前で烏相撲が行われます。 この立砂は祭神である「賀茂別雷神」が天から地上に降臨した、神山(上賀茂神社の裏手にある山)を形どったものとされています。 この立砂は鬼門などにまく「お清めの砂」の起源ともいわれています。 神官を先頭に斎王代や烏相撲を行う子どもが現れます。 第62代斎王代です。葵祭で主役つとめられました。 相撲を取る子供たちはならの小川で身を清めます。 斎王代が本殿に向かいます。 子供たちも重陽の神事に参加します。 神事が終わり、斎王代が出てきました。 11時前地元小学生による烏相撲が行われます。 烏相撲は賀茂族の祖先が神武天皇の遠征を先導した八咫烏(やたがらす)だという故事に由来します。 相撲をとる子どもたちが土俵のまわりに座り、神官がお祓いなどが行われます。 刀祢(とね)と呼ばれる役が「カーカーカー」「コーコー」とカラスの鳴き真似で受け答えをするユーモラスな神事です。 画像は昨年撮影のものです。 左の方が「カーカーカー」と言うと右の方は「コーコーコー」と返ってきます。 禰宜方(ねぎかた)、祝方(ほうりかた)に分れ、子供の奉納相撲が行われます。 地元の小学生1年生から6年生の子どもが11組に分かれ試合をします。 烏相撲の様子は撮影は可能ですが、SNS等への公開はしないようにとアナウンスがありました。 子供たちが相撲を取っているのを御想像ください。 画像省略 夕方テレビ報道されたものです。 終了後菊酒が無料でふるまわれます。私はパスです。