京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

重陽の神事 上賀茂神社の烏相撲

2017-09-10 05:58:41 | 京都めぐり

昨日は重陽節句、私は重陽の神事が行われる上賀茂神社に行ってきました。
古来よりこの日は菊酒を飲んだり、菊花についた露で肌を拭ったりして災厄を祓ってきました。

一ノ鳥居










神馬










二ノ鳥居





細殿前に立砂があり、この前で烏相撲が行われます。
この立砂は祭神である「賀茂別雷神」が天から地上に降臨した、神山(上賀茂神社の裏手にある山)を形どったものとされています。
この立砂は鬼門などにまく「お清めの砂」の起源ともいわれています。















神官を先頭に斎王代や烏相撲を行う子どもが現れます。
第62代斎王代です。葵祭で主役つとめられました。





相撲を取る子供たちはならの小川で身を清めます。







斎王代が本殿に向かいます。






子供たちも重陽の神事に参加します。






神事が終わり、斎王代が出てきました。







11時前地元小学生による烏相撲が行われます。
烏相撲は賀茂族の祖先が神武天皇の遠征を先導した八咫烏(やたがらす)だという故事に由来します。
相撲をとる子どもたちが土俵のまわりに座り、神官がお祓いなどが行われます。





刀祢(とね)と呼ばれる役が「カーカーカー」「コーコー」とカラスの鳴き真似で受け答えをするユーモラスな神事です。
画像は昨年撮影のものです。





左の方が「カーカーカー」と言うと右の方は「コーコーコー」と返ってきます。





禰宜方(ねぎかた)、祝方(ほうりかた)に分れ、子供の奉納相撲が行われます。
地元の小学生1年生から6年生の子どもが11組に分かれ試合をします。

烏相撲の様子は撮影は可能ですが、SNS等への公開はしないようにとアナウンスがありました。
子供たちが相撲を取っているのを御想像ください。


画像省略

夕方テレビ報道されたものです。














終了後菊酒が無料でふるまわれます。私はパスです。