京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

松尾大社の節分祭 石見神楽『鬼の舞』

2019-02-04 05:36:28 | 定年後生活


昨日三日の節分は初めて松尾大社に行ってきました。
四条通りの東端が八坂神社で、西端にあるのが松尾大社です。





拝殿











拝殿四隅にオロチの首が置かれています。










10時から12時まで「拝殿」で島根県益田市の民俗芸能無形文化財の『石見神楽』奉納が行われました。
出雲神話の主人公である素戔嗚尊(スサノヲノミコト)が松尾大社の祭神・大山咋神の祖父神にあたる縁で毎年奉納されているそうです。
約2時間、素晴らしい奉納神楽に圧倒されっぱなしでした。
この内容はまた投稿したいと思います。

午後1時半から本殿で『節分祭』の祭事が執り行われます。
その間、拝殿では石見神楽『鬼の舞』の神楽です。

一匹の鬼からはじまり、二匹、三匹と増え、最後は7,8匹にもなったでしょうか。
きらびやかな衣裳とは対照的に恐ろしい形相で動きまわる鬼の舞いです。























































鬼は祭事中の本殿前まで行きます。





宮司が出てきて豆を撒き鬼を追い出す『追難行事』です。




鬼は拝殿に戻り、うろたえます。





さらに宮司が豆を撒くと、たまらず退散します。





続いて拝殿で宮司が弓を構え弦を3回引き、……松尾の神に祈らむ梓弓 弦の音きけば悪魔退く……と、和歌を唱えて疫鬼の退散を念ずる『鳴弦引目神事』『四方奉射神事』です。











この後、第一回目の福男・福女による『福豆撒き』です。
福豆を受けとる人で拝殿まわりは大混雑です。
私は離れたかったのですが、身動きができない状態です。




















やっと豆撒きが終わり退散です。
二回目の福豆撒きは3時半からです。










中門を出ると鬼が子供たちと記念撮影です。















初めての松尾大社節分祭でしたが、予想をはるかに超える人出に驚きました。
それとなんと言っても石見神楽がすばらしかったです。